合格ラインは60%得点。平均点もほぼその近辺にあることからすると、相当数の受験生が合格ライン前後にひしめき合っていることになります。但し、60%の得点をすれば合格ですから自分の点数だけに集中すればいいことになります。
ではどうやって60%に積み上げていくか。その基準点に1点足りなくても不合格ですから、とにかく1点をおろそかにしない気持ちが大事です。
まず論述試験ですが、設問ごとに配点が明らかになっていますので、ポイントをしっかり押さえ確実に得点につなげます。
詳しいポイントについては当会のテキスト『論述試験のポイント整理』をご参照頂きたいと思いますがとにかく「採点し易い答案」にすることが重要です。
その1が「見た目」。文字の大きさ、読みやすさ、解答欄と解答のバランス。極度の空欄や”はみだし”は禁物です。
その2は「論旨」です。結論や理由が明確であること。文章を長々とつなげていくのではなく、適度に句読点を打っていくこと。また、スペースが足りなくなることも多々考えられますので丁寧過ぎないこと。
最後に「キーワード」ですが、専門的な用語は正しく使うこと。事例本文からの引用は完全コピーする必要はないと思われますが、中心となる言葉は決して言い換えないこと。その方が安全です。
次に面接試験ですが、まずはそれぞれの試験機関の基本アプローチ、JCDAであれば「経験代謝」、協議会であれば「システマチックアプローチ」や「キャリア形成の6ステップ」をしっかりマスターしておくことです。また、相談者心理や各種技法についても理解を深めてください。(ご参考:当会テキスト『面接試験のポイント整理』)
その上で「緊張感対策」。緊張は誰でもしますので緊張を恐れないこと。相談者役の人も多かれ少なかれ緊張しています。「シナリオにないことを質問されたらどうしよう」「どこまで応えたらいいのだろう」と。お互い初対面なんだから緊張して当たり前。日頃から初対面の人や苦手な人とお話をする訓練をしておきましょう。キャリコンになってからも必ず役に立ちます。
緊張感をほぐしスムースに面接に入っていくには「第一印象」を良くすること。その為には笑顔が欠かせません。ほほ笑みといった方がいいですね。無表情では緊張していなくても緊張していると思われて余計な意識が働いてしまいます。
緊張感を乗り越えるためには「最初の一言」を決めておきましょう。但し、それが機械的なっている方が時々いますので注意が必要です。フレーズが決まっていたとしても視線や表情、声の調子やスピードに配慮が足りないと返って相談者の抵抗を生むことも考えられます。鏡に向かったり、動画を撮ったりして練習しておきましょう。
面接は一期一会、何が起きるかわかりません。当然のことながら、しまった!ということだってありますし、封印したはずの癖が再登場することも結構あります。
しかし、面接はそんなものです。受け入れましょう。これが面接ですと。
大事なことは、こうなってからどうするか?です。試験官はそこを見ています。緊張と同じ様に緊張しないようにするのではなく、緊張を出来るだけ早く乗り越えていく。ヤバイ!と思った後、どうやって乗り越えていくか、そこを準備をしておくんですね。
リカバリーの基準になるのは「理論」です。プロも面接で悩むことがあります。そこをどう適切なルートに戻していくか、その拠り所になるのが「理論」という訳です。
実際の面接試験で、何か違う、ヤバイ!と思った瞬間からどう抜け出していくか、その時基本アプローチが頭に入っていて、今どのステップに行こうとしていたのか、どこでルートを間違ったのか、そのことを考えられるだけでも大きく点数が変わります。
そして、その機に応じた応答ができるか、その違和感に気づいているか、そうした軌道修正ができる、もしくはその意識をもっているかが試験官に伝われば、減点も少なく、場合によっては加点だって期待できるのではないかと思います。
こうした準備はロープレ練習の取り組み方次第です。失敗を恐れるのではなく失敗から学ぶ。できればロープレ練習も信頼できるスーパーバイザーに見ていただくといいですね。
(お知らせ)
キャリコン実践研究会では、第21回の試験に向けて「テキストの販売」と「オンライン講座」をご用意いたしております。
ご興味のある方は当会の<ホームページ>をご覧ください。試験まで3ケ月足らずです。合格を目指して一緒に頑張りましょう。よろしくお願い致します。
ではどうやって60%に積み上げていくか。その基準点に1点足りなくても不合格ですから、とにかく1点をおろそかにしない気持ちが大事です。
まず論述試験ですが、設問ごとに配点が明らかになっていますので、ポイントをしっかり押さえ確実に得点につなげます。
詳しいポイントについては当会のテキスト『論述試験のポイント整理』をご参照頂きたいと思いますがとにかく「採点し易い答案」にすることが重要です。
その1が「見た目」。文字の大きさ、読みやすさ、解答欄と解答のバランス。極度の空欄や”はみだし”は禁物です。
その2は「論旨」です。結論や理由が明確であること。文章を長々とつなげていくのではなく、適度に句読点を打っていくこと。また、スペースが足りなくなることも多々考えられますので丁寧過ぎないこと。
最後に「キーワード」ですが、専門的な用語は正しく使うこと。事例本文からの引用は完全コピーする必要はないと思われますが、中心となる言葉は決して言い換えないこと。その方が安全です。
次に面接試験ですが、まずはそれぞれの試験機関の基本アプローチ、JCDAであれば「経験代謝」、協議会であれば「システマチックアプローチ」や「キャリア形成の6ステップ」をしっかりマスターしておくことです。また、相談者心理や各種技法についても理解を深めてください。(ご参考:当会テキスト『面接試験のポイント整理』)
その上で「緊張感対策」。緊張は誰でもしますので緊張を恐れないこと。相談者役の人も多かれ少なかれ緊張しています。「シナリオにないことを質問されたらどうしよう」「どこまで応えたらいいのだろう」と。お互い初対面なんだから緊張して当たり前。日頃から初対面の人や苦手な人とお話をする訓練をしておきましょう。キャリコンになってからも必ず役に立ちます。
緊張感をほぐしスムースに面接に入っていくには「第一印象」を良くすること。その為には笑顔が欠かせません。ほほ笑みといった方がいいですね。無表情では緊張していなくても緊張していると思われて余計な意識が働いてしまいます。
緊張感を乗り越えるためには「最初の一言」を決めておきましょう。但し、それが機械的なっている方が時々いますので注意が必要です。フレーズが決まっていたとしても視線や表情、声の調子やスピードに配慮が足りないと返って相談者の抵抗を生むことも考えられます。鏡に向かったり、動画を撮ったりして練習しておきましょう。
面接は一期一会、何が起きるかわかりません。当然のことながら、しまった!ということだってありますし、封印したはずの癖が再登場することも結構あります。
しかし、面接はそんなものです。受け入れましょう。これが面接ですと。
大事なことは、こうなってからどうするか?です。試験官はそこを見ています。緊張と同じ様に緊張しないようにするのではなく、緊張を出来るだけ早く乗り越えていく。ヤバイ!と思った後、どうやって乗り越えていくか、そこを準備をしておくんですね。
リカバリーの基準になるのは「理論」です。プロも面接で悩むことがあります。そこをどう適切なルートに戻していくか、その拠り所になるのが「理論」という訳です。
実際の面接試験で、何か違う、ヤバイ!と思った瞬間からどう抜け出していくか、その時基本アプローチが頭に入っていて、今どのステップに行こうとしていたのか、どこでルートを間違ったのか、そのことを考えられるだけでも大きく点数が変わります。
そして、その機に応じた応答ができるか、その違和感に気づいているか、そうした軌道修正ができる、もしくはその意識をもっているかが試験官に伝われば、減点も少なく、場合によっては加点だって期待できるのではないかと思います。
こうした準備はロープレ練習の取り組み方次第です。失敗を恐れるのではなく失敗から学ぶ。できればロープレ練習も信頼できるスーパーバイザーに見ていただくといいですね。
(お知らせ)
キャリコン実践研究会では、第21回の試験に向けて「テキストの販売」と「オンライン講座」をご用意いたしております。
ご興味のある方は当会の<ホームページ>をご覧ください。試験まで3ケ月足らずです。合格を目指して一緒に頑張りましょう。よろしくお願い致します。