国家資格

ロープレのお悩み

資格取得のためには面接試験で合格点を取ることが大変重要になってきますが、多くの方が面接試験に不安をお持ちなのではないかと思います。

その原因はいくつかあって受験生によってそれぞれだと思われますが、その中のひとつに「展開力不足」というのがあるかと思います。つまり、ロープレをやっていても話が進んでいかない、どうしたら展開していくんだろう? 分からない! という悩みですね。

そこで原因と対策を考えてみますと、「それは、展開しようとするからで、展開しようとしなければ良い」ということになります。

失礼、これでは何が何だか分かりませんね。説明します。

二人の会話が展開していくには何が必要なのでしょう? まずは話し手と聴き手がいて、現状が把握され、共有されているか、つまり「現状把握」が土台になります。

そして、その土台がしっかりできて初めて「展開」が可能になるわけです。ですから、展開に悩む方については、まず「現状把握」がしっかりできているかどうかということを確認してみる必要があります。

現状把握は基本であるがゆえに意外と気づかないことが多いんですね。それだけに改めて「傾聴」の大切さを感じる次第です。

キャリコン側で相談者の現状把握がしっかり出来、相談者側でもキャリコンにしっかり自分の現状を把握してもらったと理解出来たら(これで信頼関係が構築できたとなります。)、主体的に相談に来た相談者は、自然にお話を進めていくはずです。

でも、もし、お話が進んでいかないとしたら・・・、自分が話したことについてキャリコンに理解してもらったと思えるところまでいっていない危険性があるということになります。

従って、こんな状況で、お話を”進めよう”、”引き出そう”としたら・・・、こころを開いて相談する気になれないということになるのではないかと思います。

尚、インテーク面談の最初の段階で「相談者を理解する」とは、こころの裏側まで詳しく解釈することではありません。お話された言葉を正確に受け止め、そして、受け止めたことを相談者に示すために「伝え返し」すればいいのです。

国家資格の実技試験では、この基本をしっかり身に付けるだけで充分合格レベルに達するはずです。展開に悩む方は、もう一度自分のロープレをチェックしてみてください。

さて、第16回試験に向けて

第15回の試験結果が発表になり、受講生からご報告を頂きましたが、大変嬉しかったのは、当会のロープレ講座を2回以上お受け頂いた方全員が合格したということです。

勿論、1回だけ受講された方からも合格のご報告を頂きましたが、中にはご報告がなかった方もいらっしゃって、ひょっとしたら上手くいかなかったのかもしれません。私共としても、1回だけのご受講ではなかなかお伝えきれない面もあり、残念な気持ちです。

さて、第15回試験は論述問題が大きく変わりました。特にキャリアカウンセリング協議会のそれは事例記録のフォームそのものから変わりましたので、驚かれた受験生も多かったのではないかと思います。そのせいかどうか因果関係は分かりませんが、合格率も下がりました。

こうした状況を経て、第16回の対策を考えてみますと、合格率も段々厳しくなっていますので、長期戦とは考えず、3月の試験に全力投球し短期決戦で準備されるのがよろしいかと思います。

また、論述試験の変化が面接試験にどう影響していくかもしっかり判断していかなければいけません。でもはっきりした傾向が見えてくるのは恐らくあと2回くらい経ってからのことだと思いますので、第16回はそれこそ手探りの状態にならざるを得ないのかと思います。

とは言え、全く対策を考えないのも無謀ですね。不確実な目標にどう向かっていくか、それこそが「戦略」ですから、第16回は戦略が合否を決すると考えても良いのかもしれません。

その為には、基礎力と応用力が大切です。まずはしっかり基礎を固め、論述試験の変化を念頭に置きながら面接試験に臨機応変に対応出来るように準備していく、これに尽きるかと思います。

受験生におかれましては、不確実な状況でのご準備となりますので、身内や独学での準備を避け、可能な限り受験支援機関をご利用頂くのがよろしいかと思います。

キャリコン実践研究会では上記の方針で第16回の対策講座を本日からスタ-トしました。メニューは「テキスト」販売とオンラインによるロープレ講座の2つだけです。ご興味のある方は、下記ホームページから該当の箇所をご確認ください。皆様のご参加をお待ちしています。

キャリコン実践研究会のホームページ】(←クリック)

〔各種テキスト販売〕のページ
当会の受験ノウハウを結集しました。キャリアコンサルティングの基本を徹底的に理解し、JCDA及びCC協議会それぞれの対策をご紹介する『面接試験のポイント整理』の他、『論述試験のポイント整理』『傾聴のポイント整理』『口頭試問のポイント整理』の全四冊です。個別でも四冊一括でもお申込頂けます。

特に『論述試験のポイント整理』は第15回試験の変化を反映し改訂を行いましたので、大変参考になるのではないかと思います。

〔個別ロープレ対策講座〕のページ
第16回対策は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、Zoomを使ったオンライン講座のみ開催します。従来、ご参加が難しかった遠隔地の方もご受講の可能性が広がるかと思いますので、是非、お申し込みください。

実技試験は、論述試験、面接試験、そして口頭試問の合計点で合否が決まります。当会ではこの三者を同時に学び、受験準備することが合格への近道になると考えています。

個別ロープレ対策講座では、これら三者全てを取り上げ、総合的にご支援していきます。また、疑問や質問にもこの時間の中でお答えしていきますので、ご希望に添ってお申込頂いた時間を自由に使える!とお考えください。

受講生お一人おひとりに個性やキャリアがあり、その方に相応しい個別の受験対策があります。当会では10年にわたる指導実績から受講生の強みを活かす「個別対策」をモットーにしています。可能であれば、複数回合計5時間以上ご受講頂き、われわれのノウハウを十分吸収してください。

受験対策は、自己理解、自己発見、自己開発、自己成長のチャンスです。
必ず将来に繋がります。
お申込をお待ちしています。

1ヶ月前のチェック

そろそろ国家試験まで1ヶ月ですね。

試験というと、実技試験。論述と面接の合計点で決まりますが、ただ単に合計点で決まるというだけでなく、論述と面接は密接に結びついているという点に改めて着目する必要があるのではないかと思います。

もう少し細かく見てみましょう。面接はロープレと口頭試問ですから、合否は、論述+ロープレ+口頭試問の合計点で決まるということですね。

時々、受講生の方とお話ししていると、論述は得意だが面接が苦手、あるいはロープレは良いが口頭試問がダメだというお話を耳にします。

ですが、具体的に論述やロープレ、口頭試問を拝見してみると、苦手やダメだと考えている点は表面に現れた現象で、もっと根本的な部分の理解が不十分であることが多いように思われます。

また、自主勉強会でもこうした表面的な現象を指摘することが多いのでしょう、その点をまともに受け取って奥に潜む真の課題に気づかなくなっているのではないかと思います。

論述試験まで1ヶ月のこの時期、もう一度、基本事項やプロセス、そして人間理解についてご自身でしっかり整理しておくことをお奨めします。

特に、問題を抱えている相談者はどういった心理状態に置かれているのか、そうした時にはどんな行動をとるのか、そして、何が見えなくなっているのか、そんな相談者にはどんな目標が光と映るのか、どんな提案だったら受け入れてもらえそうか、そんなことを一度考えてみても良いと思います。

そして、そんな時、ご自身の例を考えてみるのが、一番良いんですね。

もし、自分のことを考えるのは嫌だ、苦手だということであれば、それこそ消化不良を起こして延々と心の底でモタレているものがあると言うことですね。(そこを早く消化しておかないと、相談者の理解は難しくなってしまいます。)

この点が自己理解ということの本質です。

こうした本質に目が向かないと、テクニックで合格しようという意識になり、なかなか実力がついてきません。勿論、テクニックで合格してしまうこともありますが、事例によってムラがあったり、応用が利かないなどとても危険です。

まだ、間に合いますから以上の点を今のうちにしっかり抑えて置いて下さい。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページは「こちら

各種「テキスト」のお申込は「こちら
キャリコン実践研究会では「面接試験のポイント整理」「論述試験のポイント整理」「傾聴のポイント整理」「口頭試問のポイント整理」をご用意しています。
特に「面接試験のポイント整理」は基本事項を詳しく掲載していますので、是非お手元に置いて頂ければと思います。

「個別ロープレ対策」のお申込は「こちら
完全マンツーマンで1時間コースと2時間コースがあります。
ロープレを主体にしていますが、ご希望があれば論述対策にも対応します。お申込の時間内で講師を自由に使ってください。
単独でもお申込出来ますが、テキストと併用することで受講効果も高まると思います。

キャリコン試験 効率的な準備を!

国家資格キャリアコンサルタント試験に至るには、8割以上の方が養成講座を利用されているようです。養成講座と言えば、養成講座を終わったけどどうやって試験対策をやったらいいか分からない、というお話をよく聞きます。

それはおかしいですね。養成講座に沿って勉強してきたのに、それで試験対策が分からないというのは一体何を教えているんですかねェ!と、こちらもお話していたのですが・・・。

しかし、よくよく考えてみると、キャリアの範囲はとても広いですね。人が関わってくる、人生が関わってくる。そうした広い範囲を背景に、多くのことに触れなくてはいけない。

また、試験の合否基準も合格後の訓練によって将来実力を備えることができるスタートラインに立てるか否か、という視点で判断されるという訳ですから、実力をつける訓練よりも基本的なことをまず理解していただくことが重点になるのも当然かもしれません。

こうしてみると、養成講座の役割も明確になってきますね。つまり、養成講座はキャリア全般にわたる知識の伝達に重点があると割り切った方がいい。

(それと、対人関係実務において、答はたくさんあります。従って、正解はこれですと示し難い。どちらかというと、キャリコン側の見立てや意図がポイントになってきますので、受信力、感じ取る力、学び取る力が重要になってきます。従って、養成講座でも、場を提供しますので皆さん学び取って下さいとなるのも理解できます。)


そうしますと、どうやって試験対策を行うかそれがポイントになります。それも、試験まで2カ月くらいしかないとなると出来るだけ効率的に行いたいですね。

効率化を考えた場合、専門機関の活用を考えてみてはどうでしょうか。ネット等で検索し、自分に合う機関を探してみて下さい。カリキュラムや講座内容、合格体験記なども参考になるかと思いますが、大事なのはポリシーであり、信頼に足る具体的なツールを持っているかです。

効率を考えるとついつい手法一辺倒になりがちですが、経験上、急がば回れと言いますか、基礎・基本をまず理解することが大切です。従って、専門機関側には「基礎・基本はこれです。」と明確に説明していただきたいということになりますね。ですが、この部分のまとめ・整理は結構難しいので、専門機関選択の重要事項になるのではないかと思います。


私自身、この基礎・基本、つまり「何をしたらいのか? そのために何が必要なのか?」という点が分からず、受験時代に大変苦労しました。

そこで、最初の試験に失敗した後、徹底的に調べ、研究してみました。いろいろな講座に通い、ロープレもたくさんやってみました。

結果として、講座からあるいは文献から直接、答をもらうことは少なく、実践をやってみて「これが正しいやり方かな」と思ったことから、ああ講座や文献で言っていたのはこういったことなのかなと感じることが殆どでした。

つまり、こういったことが「学び取る力」なのではないかと思います。文献にもヒントはたくさん載っていたはずです。ですが、最初の頃はそのヒントを読み取ることができなかった。

その後、資格取得を経て今日に至るまで、皆様のお力をお借りしながら学びの毎日です。その結果、「学び取る力」も少しづつついてきたのではないかと思います。

そうした中から、受験生の支援を目指す以上、「学び取る力が必要」と突き放すのではなく、われわれが学び取ってきた基礎・基本を可能な限り分かり易く開示し、精一杯お伝えした上で、そこから先は受講生の「学び取る力」にお任せするというのが真の支援だと考えるに至りました。

そうした内容を集約し、分かり易い形にしたのがキャリコン実践研究会の『テキスト』です。そして、そのテキストを使って『理論講座』を開催しています。

効率的に対策する方法は多々あるかと思いますが、われわれ「キャリコン実践研究会」がお奨めする「効率的な対策」はまず『理論講座』をお受け頂くこと、ご都合がつかなければ『テキスト』をお手元に置いていただくことだと思っています。

そして、その内容をご確認頂き、ご自身の進捗状況を把握してください。その上へ必要な個別講座をご選択頂ければよろしいかと思います。また、選択に迷うようであれば、ご相談にも応じています。

試験対策を効率的に進める方法。それは資源としての専門機関を活用することです。選択さえ誤らなければ、決して無駄な投資にはならないと思います。受験生同士の連携も有効かと思いますが、間違った方向にいってしまうと、返って遠回りになる危険性もありますのでご注意ください。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
各種講座のご案内をしています。基礎から応用まで系統立てた学習プログラムをご用意していますので、一度ご覧ください。

(お申込)
理論講座:1月14日(日)12:05~13:35
テキスト付きです。顔の見える解説を是非お受け下さい。
◆時間がありませんが、お申込→自動返信メール→お振込→※「お振込証の送信」→確認後即お席確定連絡及び「テキスト」送付、といった緊急対応(※)も行いますので是非、ご参加ください。

テキスト・サブテキストのお申込
理論講座にご参加できない遠隔地の方むけに、講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。是非、お手にとって学びの一助にしてください。

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