論述試験は時間配分も大きな要素です。途中で引っかかったり解答主旨がまとまらないと、いたずらに時間が過ぎてしまい焦りを呼んでしまいます。

従って、合格点以上を目指すためには答案練習が欠かせません。試験日が近づいて来たら毎日50分の試験環境を作り、実際に答案を書いてみましょう。キーボードに慣れた生活では、鉛筆で文字を書くこと自体が課題になることだってあります。

出題は過去問3年分がネットから入手できますので、その出題及び解答用紙を使います。解答スペースを考慮し、はみだしが無いか、採点者に見やすい答案になっているかもしっかりチェックします。

同じ答案を何度解いても構いません。得点レベルよりもより洗練された答案に仕上げるという視点で練習すれば、きっと本番での実力発揮につながると思います。欄外やメモ用紙の活用、出題文へのマーキングなども工夫してみてください。


さて今回はいよいよ協議会の最終問、設問4です。「設問3で答えた内容を踏まえ」「今後、どのような方針で」キャリアコンサルティングを進めていくかを答えさせる出題となります。

信頼関係が構築され、ある程度お話を聴くことができ、相談者の問題も見えてきた。さてここからどのように面談を進めていくか、その時点での設問ですね。

まず「設問3で答えた内容を踏まえ」ということですから、明確にした相談者の問題に向き合うことから書きはじめます。設問3と違って解答スペースも十分ありますので、設問3で言及しきれなかった点を書き加えても良いかと思います。

事例によって一概には言えませんが、設問3の解答主旨が自己理解、仕事理解だとすれば、まずそれらについて触れます。例えば、一番差し迫った問題が、自分の役割についての偏った見方だったとすると、まずそうとは限らない点を理解してもらうやり取りから始めます。

そして、確かにそうとはかぎらないなあと偏った論理に柔軟性がでてきたら、改めてご本人の本来の姿に気づき、自己理解を深めてもらうという展開を想定します。つまり自分の強みや能力、興味関心に気づいてもらい積極的に取り組んでいけるような土台を作っていくわけです。

次に「今後どのような方針で」という点ですが、方針とは「進むべき方向」ですから、展開でもいいしステップと考えても間違いはないと思います。

言い換えれば、「相談者が相談したい問題」に応えられる当面のゴールを示すということにもなります。そして、それは相談者に合意してもらえるものでなければいけません。

以上のような視点で解答文を作っていけばいいかと思います。設問3と設問4はひとつの出題と考えて、トータルで、相談者の問題/その根拠/今後の対応方針を答えていく。この流れは面談でも試される展開ですので、しっかり押さえておきましょう。
(つづく)

 
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