論述試験の難しさは、時間内に解答文にまで書き上げなければならないことですね。問題文の読解力、相談者の背景や問題点についての洞察力、そして解答文を作成する文章力ですから、考えてみたら脳みそフル回転、体調なども影響し、論述試験は人間力総動員で対処しなければいけない大イベントです。

そんな論述試験でなんとか80%以上の得点を取っていただきたいと、私なりにコメントする第4回目です。


今回はJCDAの問い3で、「全体の相談者の語りを通して」「(キャリコンが考える)相談者の問題」を「具体的な例をあげて」答えさせる出題。

JCDAが考える「相談者の問題」は明確です。すなわち、”自己概念が絡む問題”で、自己概念というと、考え、経験、価値観に関わるものということになります。

ここで、考え、経験、価値観というと複雑になりますが、経験から考えは作られますし、考えも信念に近いようなものになりますと価値観ですから、受験対策上は「相談者の問題は経験から導き出された強い考え」とシンプルに捉えてもいいのではないかと思います。

強い考えは信念であり、それが問題につながっているとなると非論理的な信念で「思い込み」です。論理療法などを考えるとよく分かると思います。

さて、考え(思い込み)と言ってもちょっと曖昧ですね。もう少し具体化しましょう。それは相談者をとりまく(環境)事象に関する考え、言い換えれば「ものの見方」にもなります。

ものの見方は「相談者の語り」に現れます。従って出題条件に沿って相談者の語ったフレーズから該当部分を取り上げ、「~という語りから、~という思い込みがあると思われ、この点が相談者の問題である」とし、可能であればその非論理性についても言及すればいいのではないかと思います。

尚、最近、JCDAも少し協議会側にシフトしているのかと思わせることもあり、必要に応じて自己理解や仕事理解、その他コミュニケーションやキャリアプランについて触れておくのもいいかもしれません。(ご参照:当ブログ「(論述試験)目指せ40点!(3)」)

但し、JCDAは経験代謝という独自のアプローチを持ち、相談者の語りの「意味」を重視します。そして、その「意味」を解明するために「感情」を手掛かりにして問題に迫ります。こうした点を頭に入れ、相談者の問題の中心として相談者の「考え」を押さえておくことを忘れないでください。
(つづく)

 
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