国家資格キャリアコンサルタント試験の論述試験が近づいてきました。対人スタイルの面談試験は水もの、まずはひとりで頑張れる論述試験に全力投球してください。

詳しくは当会の論述対策用テキスト「論述試験のポイント整理」をご覧頂きたいと思いますが、各設問に沿って少し考えてみたいと思います。


ではまず協議会から。設問1は、相談の概要、つまり「相談者がこの面談で相談したいこと」を答えさせる出題ですね。そして、「事例記録を手掛かりに」という条件が付きます。

条件が付くと言うことは出題者はその点を重視していますよということです。ですから、この点をしっかり押さえていきます。

さて、「事例記録を手掛かりに」という点ですが、事例記録の内容に沿ってというだけでは不十分だと思います。ここはキャリアコンサルティングの基本を忘れず、正確な言葉使いを心掛けたいですね。

つまり、出来るだけ相談者が使った言葉を使って!というところが押さえどころです。その方が失点を最小限に抑えられ安全かと思います。勿論、解答欄は2行と記載スペースが限られていますので、可能な限り簡潔に書くことも重要です。従って少なくともキーワードはだけは正確に!と理解しておいてください。

尚、問われているのは「相談者が相談したいこと」ですから、「キャリコンから見た相談者の問題」に言及してはいけませんね。あくまでも相談者自身が考える相談ごとです。相談者が考えているということですから相談者の言葉に内容が現れます(面接試験では非言語表現も含まれますが、論述試験ですので・・・)。この点を外さないでしっかり得点してください。


次に、協議会の設問2です。これは、事例記録の中にあるキャリコンが行った質問について、どうしてその質問をしたのか? その意図を答えさせる出題です。意図、つまり、どうしてそんな質問をしたのか?

キャリコンがやってはいけないことは? 誘導、一般的解釈・・・、ですから、何々させるため、あるいは何々を引き出すため、なんていうキツイ表現は避けたいですね。

解答を作る上で考えなけれないけないのは、過程、つまりプロセスだと思います。そこで、みなさんお得意のシステマチックアプローチを考えてみてください。

要するに、当該の質問はシステマチックアプローチのどのプロセスに位置するのか?

過去の出題を見てみると、いくつかのケースが考えられますが、俯瞰して見ると、まず相談者との信頼関係を構築する段階から傾聴に努め、①相談者が相談したいこと、置かれた環境や状況を確認しながら、キャリコンとして考える相談者の問題を見立てていく、こうした過程が「事例記録」に載っています。

つまり、キャリコンが考える相談者の明確な問題は事例記録に無く、設問3として受験生に答えさせる仕組みになっているということです。

そうしますと、設問1で①相談者が相談したいことを答えさせ、設問3でキャリコンが考える相談者の問題を答えさせるわけですから、設問2は、”その間”に何をするか?そこを答えさせる出題と考えるのが妥当かと思います。

そうしますと、ズバリ!キャリコンが考える相談者の問題を見立てるヒントをつかむため、といった解答が考えられます。但し、これだけでは一般的過ぎて十分な得点につながるか甚だ疑問ですので、前後の状況を反映して具体性を加味し、上記のフレーズにつなげる工夫が必要かと思います。

設問1及び2は通常この様な流れですので、内容をしっかり把握し、短時間で質の高い解答を記載する練習を日頃から行っておいてください。
(つづく)


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