資格取得のためには面接試験で合格点を取ることが大変重要になってきますが、多くの方が面接試験に不安をお持ちなのではないかと思います。

その原因はいくつかあって受験生によってそれぞれだと思われますが、その中のひとつに「展開力不足」というのがあるかと思います。つまり、ロープレをやっていても話が進んでいかない、どうしたら展開していくんだろう? 分からない! という悩みですね。

そこで原因と対策を考えてみますと、「それは、展開しようとするからで、展開しようとしなければ良い」ということになります。

失礼、これでは何が何だか分かりませんね。説明します。

二人の会話が展開していくには何が必要なのでしょう? まずは話し手と聴き手がいて、現状が把握され、共有されているか、つまり「現状把握」が土台になります。

そして、その土台がしっかりできて初めて「展開」が可能になるわけです。ですから、展開に悩む方については、まず「現状把握」がしっかりできているかどうかということを確認してみる必要があります。

現状把握は基本であるがゆえに意外と気づかないことが多いんですね。それだけに改めて「傾聴」の大切さを感じる次第です。

キャリコン側で相談者の現状把握がしっかり出来、相談者側でもキャリコンにしっかり自分の現状を把握してもらったと理解出来たら(これで信頼関係が構築できたとなります。)、主体的に相談に来た相談者は、自然にお話を進めていくはずです。

でも、もし、お話が進んでいかないとしたら・・・、自分が話したことについてキャリコンに理解してもらったと思えるところまでいっていない危険性があるということになります。

従って、こんな状況で、お話を”進めよう”、”引き出そう”としたら・・・、こころを開いて相談する気になれないということになるのではないかと思います。

尚、インテーク面談の最初の段階で「相談者を理解する」とは、こころの裏側まで詳しく解釈することではありません。お話された言葉を正確に受け止め、そして、受け止めたことを相談者に示すために「伝え返し」すればいいのです。

国家資格の実技試験では、この基本をしっかり身に付けるだけで充分合格レベルに達するはずです。展開に悩む方は、もう一度自分のロープレをチェックしてみてください。