キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

国家資格キャリアコンサルタント

強みと弱み

人には「強み」と「弱み」がありますね。気づいている、いないにかかわらず、殆どの方にはこのふたつのものがあると思います。

現状や進路に迷う時、ひとはストレスを感じます。その時こころにあるのは自分の弱さです。逆に、順風満帆の時には、高揚感もあり、きっと強みが意識されていることでしょう。人生には山あり谷あり、ひとは強みと弱みの間で揺れ動く存在だとも言えます。

ご相談に来られる方は、ストレスを抱えた状態ですから、 内側にあるのは弱みですね。ですが、厄介なのは、身を守るために防衛本能が働くということです。従って、多くの場合、最初から自分の弱みについて語られることは殆どありません。それが語られるためには、ある程度の時間とお話を聴いて頂ける方の寛容さが必要になります。


さて、ひとは遠い昔から悩みと共にあり、何とかこの状態から脱出したいといろいろな方法を考えてきました。乱暴に言ってしまえば、たどり着いた方法は二つです。ひとつは弱みに向き合う方法であり、もうひとつは強みに向き合う方法です。

悩みに向き合い、弱みに向き合い、何を悩んでいるのか、その悩みはどこからくるのか、そういったことを一つひとつ確認して弱みを克服する。

ですが、弱みに向き合うのは時間がかかるし、無限ループに落ち込んで脱出できないこともある。

それだったら、気持ちを切り替えて強みに着目し、自信を取り戻しながら新しい気持ちで進路を選択していく。こうした方法も当然考えられるわけですね。


このように考えてみると、

JCDAは、否定的自己概念という弱みに向き合うという点で前者に似ていますね。否定的な自己概念のルーツをたどる、つまり経験を再現することによって弱みの原点を見つけます。

原点を見つけることができれば、自分の弱みを受け入れることが出来、新しい自分へと成長することができます。「弱みを知る」ということは「強みを知る」ことと同じくらい力を持つことになるんですね。そうやって、自分の足で歩いていくことが出来るようになる。

キャリア・コンサルティング協議会は、後者の方かもしれません。弱みに向き合いますが、原点を突き止めるところまで深追いせず、前を向いて強みやセールスポイントの発見に努めていきます。

経験を振り返ることもしますが、それは強みを見つけるためで、重点はこれからどうするかといった目標や方策に置かれます。


両者とも弱みや強み、過去や未来に向き合う点は同じです。そういう意味で、傾聴は欠かせません。

ですが、アプローチには違いがあります。カウンセリングにしてもコンサルティングにしても考え方や理論はたくさんありますので、共通点の理解とアプローチの違いはきちんと整理しておいた方がいいと思います。

JCDAと協議会

JCDAとキャリア・コンサルティング協議会。2つの試験機関があり、学習の経緯からそれぞれどこで受験するかお決めになっていると思います。

ですが、試験日が近づくにつれて、気になるのは、もう一方の試験ですね・・・、むこうで受けた方が・・・。

でも、どっちでも同じです。やってきたことをしっかり消化できていれば、合格出来ます。怖れることはありません。

どちらで受けるにしても、基礎・基本を軽視し、自己流や自分たち流でやってしまうと、試験は難しいものになってしまいます。

研究会でも論述試験や面接試験の分析を行っていますが、やればやるほど基礎や基本は共通だなあと思えてきます。それに、まだ第一回の試験が終わったばかりですので、JCDAはこうだ、協議会はこうだと決め付けてしまうことこそ危険なのではないかと思います。

それよりも、合否のボーダーラインには何人も並ぶことが予想されますので、1点でも2点でも多く取ることが必要です。従って、今の段階では論述試験の準備をしっかりやることが大切だと思います。

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とは言え、両試験機関の特徴というのはあると思います。

キャリア・コンサルティング協議会は、名称の通り「コンサルティング」がメインで、相談ごとに対して、直接、解決策を模索するような支援を目指します。

また、技能士試験も行っていることから「技能」に重点が置かれているような気もします。しかし、従来の技能士においては、CDA等の資格を取得してからチャレンジする方が殆どでしたので、ある程度「傾聴」の基礎が出来ていたのではないかと思います。

しかし、そういった基礎が無くて、いきなり国家資格「キャリアコンサルタント」試験を「技能」で乗り切ろうとするのはとても危険だと思います。(技能士合格の殆どの方が「傾聴」の重要性を強調しています。)


JCDAは、「カウンセリング」が中心にあるようです。

恐らく国家資格化の動きの中で「キャリアカウンセラー」の名称を使いたかったのではないかと思いますが、厚生労働省の意向もあって”キャリアコンサルティング/キャリアコンサルタント”になりました。ですが、内容はカウンセラーの色彩を帯びているようです。

カウンセリングの基本は傾聴ですし、内面/心理と向き合う必要があります。従って、自己理解、自己探索のステップがどうしても欠かせないことになります。


この様に、「傾聴」が両者に共通した基本事項ということになりますが、ただ、「気持ちに寄り添う」だけではなく、「なぜ、傾聴が必要なのか」その理論的な背景をしっかり整理しておいてください。

そして、この点の理解が本物の『キャリアコンサルタント』を創っていくと思われます。それでこそ、国家資格の価値が出てくるはずです。

※両機関のアプローチの違いについては次回もう少し触れてみたいと思います。
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