やっぱり、「傾聴が大事」というお話を少し。

「傾聴」は大事ですね。キャリアコンサルタントを目指す方であれば誰しもそう思いますよね。

ところが、評価を受けてみると「傾聴が出来ていない」と言われる。自分では「出来ている」と思っていても、「出来ていない」と言われる。

一体、「傾聴」って何なんでしょうね。???

きっと、「イメージした傾聴」と「真の傾聴」は違うんでしょうね。通学コースに行っても、「ハイ、これが傾聴です。」ってなかなか納得がいく説明は得られなかったようような気がします。

ん~、ちょっと違いますかね。「傾聴とは」という説明はあるけど、どうやったらいいかの具体的な説明が無い、と言った方がいいのかもしれません。

だから、自分なりの”やり方”で、自分は傾聴が出来ていると判断してしまう。そして、「どうしたらいいかが分からない」ということに気づけない。結果として、何度も過ちを繰り返してしまい、挙句の果てに受験を諦めてしまうことだってある。

「支援の基本スタンス」は「傾聴」です。ですから、論述試験でも面接試験でも「傾聴できているか」は大きな評価基準になっています。これは、キャリア・コンサルティング協議会でも、技能士検定でも同じです。

第1回の試験は「方策」寄りになるのではとも思いましたが、実際には「傾聴重視」の試験に変わりはありませんでした。

IMG_0612それにしても・・・、傾聴、傾聴と言うけれど、一体何を聴けばいいんでしょうね???

最初の課題は「傾聴」でした。

そこで、無条件の肯定的配慮や共感的理解、マイクロカウンセリングなどを徹底的に分析してみました。

細かく分解してみると、やっと見えて来たものがあります。そこをどう伝えるか、受験生のご支援を体験しながら、われわれなりにノウハウとして積み上げてきました。

そこで改めて思うのは、「『傾聴』を身に付けるには理論的理解と訓練が必要だ」ということです。

例えば、傾聴とは人に寄り添ってお話を聴くことだと言ったとしても、「人に寄り添うやり方」がその人なりの考えに基づいたやり方であったらほとんど通用しません。それだったら国家資格なんて意味がありませんし、そういった相談好きな方はたくさんいらっしゃいます。

国家資格キャリアコンサルタントはプロです。世界で認められたキャリア理論やカウンセリング理論をしっかり身に付けた専門家でなければいけません。その一環としての「傾聴」が求められています。

こうしたことから、しっかりした理論を背景にした「真の傾聴」を是非、身につけて頂きたいと思います。そして、それが目指すキャリコンへの道だと思います。

 ※「理論」というのは、普通思いつかないことで大切なことに気づいたから
   ”理論”になったんですね。言い方を変えれば、普段やらないことでもあ
   るので、理論として周知した。ここに学ぶ意味があります。勿論、理論
   はいくつも有りますし、最近は折衷主義と言っていくつかの理論を併行
   活用するのが主流です。

われわれがはじめてロープレを拝見し、「良く出来ています。」と言える方はほとんど居ません。それは、ご本人が悪いのではなく、理論に基づいた正しい「傾聴」を教えてもらえなかった、その機会が無かった、学んでこなかったということだと思います。

われわれの理解もまだ途上で、学ぶ点は尽きません。ですが、一緒に学ぶという観点からキャリコン試験合格を目指した支援は出来ると思っています。

また、「真の傾聴」を身に付けることによって、面談が見違えるようになります。

折角、プランをお持ちになってキャリコンにチャレンジしたいと意思決定されたのですから、素質十分です。訓練次第で必ず合格にたどり着けると思います。

キャリアコンサルティングの基礎・基本は「傾聴」にありますので、なかなか進歩が感じられないと思うならば、「傾聴」に立ち戻ってみてください。そして、「真の傾聴」を学び直してください。きっと光が見えてくると思います。


キャリコン実践研究会」では、「傾聴」の重要性を再認識し、『傾聴基礎講座』を復活させました。講座では、緊張対策や面接試験で重要な面談の入り方、具体的な伝え返しなども取り上げます。

残った日程は「11月6日(土)12:05~13:35」となり、お席も少なくなってきましたが、ご都合のよろしい方は是非ご受講ください。尚、ご受講には「テキスト」(PDF86頁)のお申込が必要になりますが、傾聴の理論面をカバーする上で必須事項満載ですので、両輪と考えていただければ幸いです。