キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

キャリコン実践研究会

合否発表を前に

年が明け、2018年となりました。そして、第6回の合格発表です。両試験機関とも従来の傾向を踏襲した出題でしたので、大きな変化はないと思われますが、受験生にとっては合否の分かれ目となる大事なイベントです。

論述試験はある程度結果が予測できそうです。問題は面接試験ですね。思わぬ結果が待ち受けていることもあります。

どんな立派な先生でもうまくいかないことがある。どんな素人だってうまくいくことがある。これが人間コミュニケーションの不思議なところですね。

ですから、専門家というのはうまくいく確率が高い方のことを言うのかもしれません。それはまたどんな内容の相談にも応じられるという対応力につながっていますが・・・。

さて、合格発表。

中には残念な方もいらっしゃることでしょう。悔しい思いが湧きあがってくるかもしれません。

ですが、前述の通り人間コミュニケーションの不思議もありますので、まずは冷静になって自己分析してみる必要があると思います。なぜならば、そこには必ず原因があるからです。

こうした分析がしっかりできていないと、「自分には向いていない」という答しか出て来ませんので、大変危険です。

不合格原因のNo1は自己流です。自分の解釈や思い込みのまま面談をやってしまう。もし、自己流で合格できるならば1億総キャリアコンサルタントです。つまり、試験なんて必要ないということになります。

自己流では上手くいかないから、カウンセリングやコンサルティングという分野が確立されているんですね。まずは、自分の理解、基礎・基本についてしっかり棚卸してみてください。ある意味で、そこが本当のスタートになるのではないかと思います。

受講生のご支援をしてきて、不合格を経験された方のほうが真剣に取り組まれる確率が高いようで、その分、学びが深まるケースを多く見かけてきました。不合格は決して負けではないと思います。

合格発表は通過点ですね。そして、

「結果」は受け入れざるを得ませんが、「経験」はどのようにでもなるはずです。結果をどの様な経験にするか、キャリコンの学びにもつながりますので、この機会を是非、活かして頂ければと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
各種講座のご案内をしています。基礎から応用まで系統立てた学習プログラムをご用意していますので、一度ご覧ください。

(お申込)
理論講座:1月14日(日)12:05~13:35
テキスト付きです。顔の見える解説を是非お受け下さい。

テキスト・サブテキストのお申込
理論講座にご参加できない遠隔地の方むけに、講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。是非、お手にとって学びの一助にしてください。

論述から面接へ(2/2)

※論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。(以上、1/2と同文)

前回は、日本キャリア開発協会(JCDA)試験を取り上げましたので、JCDA受験者はこちらからお読みください。⇒「論述から面接へ(1/2)

今回はキャリアコンサルティング協議会試験を取り上げます。論述の事例に沿って面接試験の留意点を考えましょう。

育児休暇を終えて復職して半年、同期の女性が管理職になった。自分は仕事も子育ても中途半端で、将来どうなるか不安。今後の働き方を相談したい、とのお話です。

キャリコンとしてまずやることは、この相談ごとの状況(事柄)や心情(感情)をしっかり受け止めることです。そして、大事なことはその様に受容したことを相談者に示すことです。

しっかり受け止めたことを示すには、お話を網羅的に全て示すよりは、核心、つまり、キーワードを端的に捉え、伝え返すことですね。そうすることによって、相談者は頭の中の整理が出来ると共に、キャリコンが信頼に足る支援者だと理解することが出来、信頼関係が築かれるわけです。

最初の段階で、どう展開しようとか、問題は何だろうと、まだ語られていない領域について思いを巡らすのは禁物です。ましてやそうした領域についての質問をしてしまうと、相談者の話を封印してしまうことにもなりかねませんので、注意してください。

「ショック」。これは強い言葉ですからしっかり受け止めます。また、ポイントを絞って端的に伝え返すことによって会話にリズムが出てきますので実践してみて下さい。

さて、ポイントはその後にどう展開するかです。

ここで、「ショックとは?」と一歩踏み込んでいくやり方はどうでしょう? 一概には言えませんが、通常ですと、まだ前段であり、十分お話されたという状況でも無さそうですので、ここは伝え返しのみで、様子を見る。お話が出て来なければ、お話し易いテーマから状況確認を続けるという方が安全ではないかと思います。

こうやってまずは信頼関係を構築し、状況についてお話を促していくと、だんだん情報が集まってきますので、その中から見立てを行っていきます。

例えば、「責任のある仕事」「必要以上に配慮」「中途半端な仕事」「(女性)管理職」「将来が不安」「今の働き方」・・・

こうしたお話から、管理職に昇進した同期の女性が引き金になって、違う働き方に不安を覚えている相談者像が浮かび上がって来ます。

ひとには固有の価値観があるのに、同期と比較して不安になっている相談者の自己理解的側面。そして、管理職や働き方について一方的に思い込んでいる節もあり、仕事理解面にも問題がありそうです。

さらに、「将来が気になる」と言う点からはキャリアプラン、「働き方」と言う点からはワーク・ライフ・バランスも気になります。

以上から、面接を通じて、「相談者は何が気になっているのか?」 そして、「そのことについてどう思っている(捉えている)のか?」を明確にしていけばいいということが分かるかと思います。

そうした見立てが出来たら、後は目標の提案ですね。前段で把握した「相談者が相談したい問題」と整合性を取り、論述問題文のように提案してみると良いでしょう。そして、同意をいただけたら、方策を働き掛けていくことになります。(詳しくは『テキスト』をご参照ください。)

面接試験のポイントは最初の2~3分だと思います。この時に、余計なことを考えずに、純粋に相談者のお話を聴くことができるか。聴いた上で受容、共感し、適切に伝え返せるか。ここさえしっかりできれば、後は学習を積んで来られた皆様にはさほど難しい展開にはならないと思います。

残された時間はわずかですが、まだまだ実力Upは可能です。最後の最後まで諦めず、テキスト・サブテキスト、また講座でのコメントを活かし、相談者の支援に努めてください。応援しています。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

論述から面接へ(1/2)

論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。

まずは、先に行われる日本キャリア開発協会(JCDA)試験から。

「新しい上司から細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」というお話です。さて、キャリコンとしての対応ですが、どうしますか?

ひとつは、「そうか、細かく指示をする上司が問題なんだ」と表面的・短絡的にに事象を捉えてしまう危険な対応です。そして、その問題を解決しようと転職の提案までしちゃったら、完全にアウトですね。まあ、転職まで考える人は少ないと思いますが、早い段階から解決を図ろう、話を進めようとする対応は時々見られますので注意してください。

この対応は、一般的価値観による対応、事象を鵜呑みにした対応とも言えます。では、こうした事象を疑ってかかることが適切か?というと、それもまた危険です。(このへんが難しいところです。)なぜならば、それはとても大切な「受容・共感」に反した対応になってしまうからです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

まず、基本的な人間理解として、「ひとには『固有』の価値観がある」という点を押さえておきましょう。(一般的価値観で解釈・評価してしまっては相談者理解はできないということになります。)

「(相談者の)固有の価値観」は、キャリコンがいくら考えても分かりません。そして、とても大事なことですが、「自分の固有の価値観」は当たり前すぎて本人の意識からも薄れていることが多々あります。(ですから、キャリコンが必要とされるんですね。)

キャリコンが行うことは、「相談者固有の価値観は私には分かりませんので教えてください」というスタンスに立って、まず相談者を「受け入れる」こと、受容です。そして、「相談者の立場」に立って共感することです。そうすることによって信頼関係が築かれ、相談者は心を開いて、自分を語る(自己探索)ことができる。そこに「気づき」が生まれ、自己成長につながるという流れです。相談者の価値観を「キャリコン自身の価値観」で疑い、質問で解明しようとするアプローチでは返って相談者の心を閉ざしてしまいます。

「正しいキャリコンの価値観」は前述の「ひとには『固有』の価値観がある」という価値観です。従って、「細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」とのお話を受け、「細かい指示についてやる気を無くしたのは何か背景があるんだろうな、どうして、そう思ったんだろう。」と「問い」を抱くことが重要です。

そして、その問いをすぐに質問して解明しようとするのではなく、(相談者のお話に沿って傾聴を優先させ)「問いを持ち続ける」ことが大切です。と言うのも、ご本人にとっては当たり前のことですから、急に質問されても(話し足りないことがあった場合には)説明し難いことがあるんですね。

従って、賢いキャリコンは話しやすい場づくり、話しやすい応答を心がけていきます。つまり、話しやすいテーマを選んでいく訳ですね。まずは現時点の事象・状況をお話しいただき、その中から感じ取った、あるいは語られた『感情』を手掛かりにしていく。そうすれば、例えば「やる気を無くした」心情から「悲しくなった」変化が浮き彫りになってくる。まさに、相談者に寄り添ったアプローチです。

こしたリアルな感情が見えてきたら、それは相談者の気がかりを示していることになりますので、そこに横たわる相談者の考え・価値観を明らかにしていきます。現在の考え・価値観は一朝一夕にできたものではなく、過去の『経験』にルーツがありますので、この段階で初めて、現在から過去に話題が変わっていくんですね。この順序がとても重要です。「テキスト」にも書きましたが、あくまでも現在(今・ここ)が起点になって、過去に行き、そしてまた現在に戻ってくるという流れです。最初から過去に行ってしまっては気づきにつながりませんので注意してください。

この様な対応をしていくと、やっと「上司の指示」に対する『ものの見方』にどうやらポイントがありそうだなという見立てが出来てきます。キャリコンの勘で抱いた「問い」に光が見えてきた感じですね。ここまで来たら・・・、後は、この「ものの見方」つまり、「認知」について解きほぐしていくことになります。

以上、論述試験をベースにして面接の流れをおさらいしてみました。但し、紙面では伝えきれないことがたくさんありますので、前記「テキスト」や「ロープレ演習」でのコメントを参考にしてください。とは言うものの「やり方」はいろいろありますので、ご自身が納得、理解した上で面談を進めてください。試験官が見ているのは受講生のそうした姿勢だと思います。試験対策の王道は”真の理解”です。頑張ってください。

次回、2/2は、キャリアコンサルティング協議会の論述問題から面接試験を振り返ってみたいと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

第6回論述試験に向けて

キャリアコンサルタント第6回論述試験直前です。合否を左右する大きな分岐点となりますので、落ち着いて最後まで諦めずにがんばってください。

論述試験の50分間は、自分でコントロールできる時間です。全受験生平等の条件のもと、自分のやり方次第という試験ですね。従って、まずは時間管理をしっかりやってください。限られた時間内で的確に、素早く判断しなければいけませんが、試験問題全体を眺めた上で時間配分を決めておくといいでしょう。

回答欄からはみ出さないよう、また採点者が判断しやすい読みやすい文字および大きさで記載し、設問の主旨をしっかり押さえるのが基本です。

個々の設問や設問の流れの中にもヒントがあります。出題者は何を求めているのでしょうね。きっと、キャリコンのスタートラインに立てるか否かの判断において、最低限これだけは理解してほしい、そんなものが背景にあると思われます。

さて、過去3回、同じような出題形式が続いています。従って、今回も同じような形式になることが予想されます。一方で、3回も続いたので、今回は変わることも・・・。そうなっても驚かいないでくださいね。条件はみんな一緒ですから落ち着いて、そして、基本に沿って解答すればいいと思います。

どんな出題形式であっても、事例/逐語はきっと出てくる筈です。事例が出てきたら、まず応答をチェック! 何を語り掛け、何が返ってきているか。それが横糸だとしたら、縦糸は? つまり、キャリコンの逐語の流れと相談者のお話の流れをそれぞれチェック! そうすれば、いろいろ見えてきますよ。後は、日頃学んできたことから答を出していくだけです。

JCDAとキャリアコンサルティング協議会では、キャリアコンサルティングの手順が違いますので、その点をしっかり押さえてください。特に「相談者の問題のとらえ方」に典型的な違いが見られますので、出題の核心になると思います。

見直しの時間は是非ともほしいですね。但し、時間が足りなかったら、誤字・脱字あるいは読みにくい字の修正に留め、迷っている内容の訂正には入らない方が賢明だと思います。

では、先入観にとらわれず、素直な気持ちで、問題用紙の中に現れる「相談者」に向き合ってください。応援しています。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

受験レベルの「感情の反映」

「感情」についての対応を整理しておきたいと思います。

「感情」が出てきたら関わっていく、つまり、「感情の反映」(reflection of feeling)ですね。これは誰でも分かっている。とは言うものの、いざ「感情の反映」をやろうとすると上手くいかないこともあるのではないかと思います。

まず、「感情」は意識ではなく「感覚」であるということですね。従って、自分の感情を言葉で説明するのは結構難しい。怒り、悲しみといった強い感情であればまだしも複雑な感情になってくると、いろいろな感情が湧いてきて混乱することさえあります。

無理に説明しようとすると頭で考える、つまり理論的に既成概念の中で考え出すことになりますので、ますます「感覚」から離れていってしまう。従って、「感情を引き出す」ことはあまり推奨しません。

ですが、理論書によっては「感情を引き出す」と書いてあるものも見受けられますので、ややこしいですね。しかし、よく読んでみると、いろいろ条件がついている。控えめに、声の調子を工夫して、一呼吸置いてから、短く、シンプルに、最も強い感情に対してのみ・・・。勿論、翻訳上の問題もあるかと思いますが、どうやら注意して使わないと大変危険だという点は間違いなさそうです。

カウンセリングなど心理臨床に近い分野では、「話の内容よりも、”どうして”そのことを相談に来ているのか」に着目すると言われます。”どうして”とは要するに「執着」、こだわりですね。あることにこだわっているから感覚としての「感情」が生まれる。その背景には「執着」(考え・価値観・意味等)があり、行動を規制している訳ですから、「感情」はその「執着」にたどりつく大切なヒントになるわけです。(JCDAでは感情に関連して主訴の把握を重視しています。)

従って、「感情」を正確に把握しないと、間違った問題提起、問題解決を引き起こし、ミスリードしてしまう。こうしたことからロジャーズ始め多くの理論家が「感情の反映」の重要性を強調してきました。

この理解に立ってみると、「感情の反映」というのは単なる手法ではなく、面談の流れに沿って行う基本的なスタンス(≒傾聴)なのではないかと私は思っています。お話の内容を聴きながら、同時に相談者の心理状態もモニターしていく。内容/事柄や言葉だけに着目していると、人間心理の複雑性、両価性は理解しにくくなります。従って、お話を聴き、時折「感情の反映」としての伝え返しを行いながら自己理解の支援をしていくというのが本来の面談だと思います。


さて、これほど偉大な?「感情の反映」ですので、キャリコン試験でも必須、と考えるのは当然ですね。その典型が、
どんなお気持ちですか? どんな感じですか?
~という感じに見えましたが、いかがですか?
という質問です。

確かに、こうした表現が有効である場合もあります。しかし、状況や場の雰囲気を理解し、信頼関係が構築できた段階でないと、お話の流れを急にせき止めてしまいます。

そこで、当会では、最初は「相談者が使った言葉の非言語表現を加味した正確な伝え返し」から始めることを推奨しています。こうした方が安全であり、効果的だと思います。

正確な伝え返しが出来てくると、状況が理解出来てきます。最初の5分でやるのはお話の流れに沿った正確な状況把握です。状況を把握しながら、言語、非言語を通じて感情をモニターし、相談者の「感覚feeling」を感じ取ります。

そして、相談者によって感情が言語化されたら、つまり「感情を表す言葉」が出てきたらそれを正確に伝え返します。『感情の反映』とは広くは「繰り返し」と「言い直し」のことですから、まず最初の段階では「繰り返し」を行うということです。(※「言い直し」の部分は、モニターのフィードバックであり、核心部分ですので上級スキルです。受験生レベルでは負荷が大きく、基礎、基本に注力した方が賢明だと思いますので、割愛します。)

これさえできれば「感情にかかわる」ことが出来ていることになりますので、無理に「お気持ちは?」などと訊く必要はありません。

「お気持ちは?」とは、お気持ちが分からないので教えて下さい、ということですし、前述の通り、気持ちの整理がつかない段階では頭で考えさせてしまいます。「お気持ち」は状況についてのお話を通じて、次第に整理がついてくるものです。従って、「急がせない」という意味からも試験時間=最初の15分の中ではそうした場面にはなかなかならないのではないかと思います。

心理臨床などでは、とても悲しい気持ちなのに状況を淡々とお話されるケースがあります。淡々と、淡々と・・・。話し終わり、大きなため息・・・。そんな時、そっと「どんな、お気持ちですか・・・?」なら、効果的かと思いますが、キャリコン試験のケースでは考えにくいことですね。受験生には「場面に相応しい応答」という視点を是非持って頂きたいと思います。

また、「~と感じますが、いかがですか?」も最初の段階からやると、話の方向性を決定づけてしまい誘導にもなり兼ねませんので注意してください。


信頼関係の構築、感情の反映まではJCDA、協議会共通のアプローチです。キャリアコンサルタントとして正しく、状況及び感情にかかわってください。最初の段階から、安易に、「お気持ちは?」「~と見えますがいかがですか?」は危険な場合があります。

感情へのかかわりができたら、JCDA、協議会でアプローチが違ってきますので、『テキスト』等で確認しておいてください。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)
実技試験対策『テキスト』のお申込み
テキストと同時に「サブテキスト」(傾聴/論述/口頭試問)もお申込できます。論述対策には『過去問分析』もありますが、これらのお申込には『テキスト』のお申込が前提となっております。詳しくはホームページをご覧ください。

もう一度基本を

第6回論述試験まで2週間ですね。当会も昨日で論述対策講座を終えました。

ご参加の方からは「どうすればいいのか分からなかったが、何とかなりそうに思えてきた」「難しく考えていたが、シンプルに考えれば良かったんだ」などのお声をいただき、お伝えしたかったことがちゃんと届いていて安堵しました。

実際のところ、論述問題をじっくり読み込んでみると、キャリアコンサルティング協議会、JCDAともに目指すキャリアコンサルティングの姿が見えてきます。試験を考えた場合、こうした点をしっかりとらえることが必勝パターンにつながりますね。

また、単発の分析だけではなく、回を追った分析から見えてくるものもありますので、過去問を是非、遡っていただければと思います。

それに、差がつくのは、書き方、表現ではないかと思います。着眼点はいいけれど、解答表現で損をしている。解答練習とともに、出題分析を徹底的に行ってください。論述試験を得点源にすることが実技試験を優位に進める秘訣です。


さて、学科試験や論述試験に時間を取られ、面接試験がおろそかになっている方が結構いらっしゃるようです。合格率が上がり、ハードルが低くなったとは言え、10人の内3~4人は残念な結果になることを考えると、楽観は禁物です。

われわれが重視するのは「受容」ですが、はじめて来られる方々に共通してみられるいくつか気になる点があります。

1つには、安易に「お気持ちは?」「どんな感じ?」と訊いてしまう点。2つ目に「~とっても楽しそうに思えましたが~」と自らの感想を伝える点。そして、不用意な言い換えです。

これらがどうして気になるのかは、講座やテキストでご説明していますので割愛しますが、背景には面談やカウンセリングに関する基礎、基本の理解不足があるのではないかと思います。

しっかりした理論に基づいた基礎・基本は、自分を守ってくれます。面談やカウンセリングはいろいろな答が考えられることから、時には失敗し、迷い、落ち込むことがあります。その時、自分を守ってくれるのはしっかりした理論に基づいた基礎・基本です。基礎・基本が弱いと、迷ったまま抜け出せず、やり方が分からない状態で、もがき苦しむことになりかねません。

先日受講された方も、自主勉強会でいろいろ迷われ、専門家の戸をいくつかたたいたものの、まだ納得できず、当会にコンタクトされました。そして「テキスト」を手にして「やっと分かった、もっと早く知っていれば!」と仰っていただきました。

勿論、ご本人の資質やご経験からのお話だと思いますので、すべての方に当てはまることではないかもしれませんが、当会としては迷われている方にいくつかのヒントをご提供できるのではないかと思っています。

面接試験まで残り3~4週間。形や進め方にこだわらず、相談者中心の基本をもう一度整理し、良質なロープレ練習を重ねていただければと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会
実技試験対策『テキスト』のお申込み

向いていない??

いよいよ第6回学科試験、論述試験まで1カ月となりましたが、ご準備はいかがでしょうか?基礎、基本をしっかり押さえ、場面に合った対応力を磨く段階ですね。

とは言うものの、まだまだ迷われている方も多いのではないかと思います。

キャリコン実践研究会でも『理論講座』を終え、いよいよ本格準備に入っていきますが、ちょっと気になる方々がいらっしゃいます。

それは、自信を失くされている方々です。

そして、口を揃えて「自分は向いていない」と仰います。

お話を聴いてみると、どうやら自主勉強会や各種講座でいろいろ言われている。典型的なのが言葉遣いです。そんな言い方をしてはいけない。こう言いなさいと。制約がどんどん増えていくんですね。

「言葉」を大事にするキャリアコンサルタントにとって、言葉遣いを制約されるとお手上げです。上手くできる筈がありませんね。こうしたことを言う側には非言語表現や真の「傾聴」についての意識が少し足りないのかななんて思ってしまいます。

これが「パターン化した相談者不在の面談」や「相談者に向き合った対応ではなく、教えられた通りの面談」になってしまわないといいのですが・・・。

実際、面談をやってみると、「向いてない」なんてとんでもない。良い面もたくさんある方々がほとんどですから、早めに直しておいた方が良いですね。だから、何かおかしいなと思ったら、逃げちゃって良いですよ。引け目を感じたり、「向いていない」なんて自分にうそをつく必要はありません。


それにしてもこうした受講生が最近増えているのがどうしても気になります。 ヒヤリ・ハットではないですけれど、水面下には多くの予備軍が潜んでいるのではないかと心配です。

キャリアコンサルティングの目指すところは「成長」です。成長する喜びを伝えるのがキャリアコンサルタントですね。

だから、そこに関わっていこうとする人が「自分は向いていない」という自己否定につながることを感じることがあってはいけませんね。

指導者、主催者側もこうしたことをちゃんと考えてみる時期なのではないかと思います。

やはり、自分自身をしっかり見つめ、キャリアコンサルティングの本質をしっかり理解していかなければいけないと思います。

そのためには「自己理解」ですね。指導者も受講者も常に自己を見つめ直す機会を持つことが大切だと思います。

そう言った意味で、キャリコンの世界は平等ですから、教える、指導するという一方向の流れでは無く、一緒に学ぶという双方向の意識が必要なのではないかと思います。

(ご参考)
・『キャリコン実践研究会HP
研究会紹介、論述対策講座、傾聴模擬講座、口頭試問講座、個別1to1、個別ロープレ、合格者の声、CCLabo

・『実技試験対策テキストのお申込』

「自分は向いていない」と思われる方がいらっしゃいましたら、是非、『キャリコン実践研究会』にアクセスしてください。一緒に学び、ご自身の可能性を見つけてください。

話さない相談者

第5回試験結果が発表になりました。合格率からみると、学科試験が一番難しいということになりますね。

結果が発表され、悲喜こもごもかと思います。合格された方、不合格となった方、当会にも続々ご連絡が入っていますが、いづれにしてもこの機会に是非、ご自身にとっての「意味」を考えていただければと思います。

さて、もうひとつ大事なことは、本試験の振り返り、分析をしっかり行うことです。やりっぱなしにしてはいけませんよ。辛く、思い出したくもないこともあるかもしれませんが、振り返り、分析し、意味につなげてください。未消化のままにしておくと、トラウマになってしまうかもしれません。ここががんばりどころです。

辛い記憶の中には「話さない相談者」も入るかもしれませんね。どうして話さなかったのか、その分析が重要ですが、心配なのは「今後」です。

「今後」とは、「話さない相談者対策をしなければ!」と考えてしまうことです。

その結果、仲間との勉強会で一所懸命「話さない」相談者役をする。キャリコン役となったった場合にはとにかく「話させよう」と質問を続ける。果たして相談者の心情は・・・。

まあ、極端な例ですが、この構造は、「話すことが少なかった」という現象に着目し、話させることさえできれば合格できるという誤った認識につながってしまうということです。かくて、本質が見えなくなり、更に迷路に入り込んでしまうかもしれません。

当キャリコン実践研究会では、無理に「話さない相談者」を演じることはありません。まずは、面談に応じて自然にお話を展開するようにしていきます。そうした、基本をまずしっかり押さえて頂きます。

そうした基本が身に付いていれば、仮に「話さない相談者」にめぐり会っても、相談者に沿った応答ができるようになるとわれわれは考えています。

ひとに向き合うキャリアコンサルタント。ひとの不思議に日々出会い、学びの毎日ですが、この方向だけは間違っていないと思っています。

この方向性にご賛同頂き、一緒に学んで行こうと思って頂ける方は是非、下記『講座』あるいは『テキスト』をお申込下さい。合格を保証することはできませんが、一緒にチャレンジすることはできます。

(ご参考)
キャリコン実践研究会のホームページ」←クリック

(理論講座)
日時:10月22日(日)12:10~13:40
場所:東京(新宿)
理論講座のお申込』←クリック

(テキスト・サブテキスト)
各講座で使用するテキストやサブテキストです。
テキスト・サブテキストのお申込』←クリック

第6回キャリコン試験に向けて

第5回キャリアコンサルタント試験が終わって2週間余りが経ちました。そして、来週には合格発表ですね。あっと言う間です。受験された方は落ち着かない日々を過ごされているのかもしれません。

合格発表がまだですので、第6回の合格率や平均点は分かりませんが、論述試験の第5回分析と第6回対策を盛り込んだ『論述対策講座用サブテキスト』が出来あがりました。これで、「キャリコン実践研究会」の第6回向けラインナップが全て出揃ったことになります。

第5回論述試験は、JCDAもCC協議会も共に前回の形式を踏襲した出題でしたので、「論述対策講座」にご参加頂いた方、あるいは「論述対策講座用サブテキスト」をお持ちだった方は、迷わず解答出来たのではないかと思います。

形式が変わらなかったので、時間的にも前回に比べて余裕があった?かもしれませんね。併せて解答の視点や答え方も触れましたので、参考になったのではないかと思います。

さて、来週合否が決まると、いよいよ第6回の受験が本格化してきますが、改めて国家資格キャリアコンサルタント試験について考えさせられます。

例えば、従来のCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)試験は、年に3回の実施でした。インターバルは4カ月。キャリコンは3カ月です。 合格率も20%上がりました。

合格率が上がった分、短期間での促成栽培でも花が咲く・・・。キャリコン10万人化という国家構想も背景にあるかと思いますが、果たしてこれでいいのかと考えてしまうこともあります。

ですが、環境は環境として受け入れていくことも実務家としては必要ですね。環境を受け入れた上で、改めて思うのは「質の確保」です。単なる資格取得だけでなく、実践に役立つキャリアコンサルティングにつなげていくことの大切さです。

そう言った意味で、われわれキャリコン実践研究会の存在価値は、”学び” にあるのではないかと思います。毎回毎回、受験生と共に一歩先を探求していく。

なかなか「お手本」が見つからないこの分野においては、問題意識、探究心といったものがとても大事だと思います。それは、教えられるものだけではなく、自ら学ぶ姿勢ですね。学ぶ姿勢さえあれば、講師であれ受講生であれ何からでも学ぶことができる。ですから、学びのパートナーとしての受講生はとても貴重な存在だと思っています。

講座に参加できる方のみならず、北海道から沖縄まで、『テキスト』『サブテキスト』を通じて、学びのパートナーが大勢いらっしゃいます。そして、これからもそうした機会を増やしていければと思います。

まずは、スタート地点を確認しましたので、改めて一緒に学んで頂ける方を募集します。

お近くの方は、是非『理論講座』をご受講ください。お席が確定しましたら教材としての『テキスト』をお送りしますので、事前学習に努めてください。
◆『理論講座
日時:10月22日(日) 12:10~13:40
場所:東京(新宿)
費用:7,000円
申込:上記「講座名」をクリックしてください。

また、遠隔地の方でご参加が叶わない方は、理論講座の教材『テキスト』をお分けしています。
◆『テキスト
費用:7,000円
申込:上記、太字の「テキスト」をクリックしてください。

◇尚、詳しくは「キャリコン実践研究会ホームページ」でご確認ください。

以上、よろしくお願い致します。

筆記試験が近づいてきました。

学科試験、論述試験が近づいてきました。受験生の皆様は最後の追い込みに入っているのではないかと思います。

学科試験は、実技試験への持ち越しがありませんので、合格点を取るということが最大の、そして最終の目標ですね。前回はトリッキーな設問が出たようで、とんでもない合格率になりましたが、その反動が来て今回はオーソドックスな問題に戻るのではないかと思われます。(そう祈りたいと思います。)

対策としては「過去問」に尽きますね。何度も時間内に解答してみる。曖昧なところは解答後に関連部分も含めて調べ、迷わず解答できるようにしておく。これを繰り返すことですね。時間配分なんかも自然に身に付くのではないかと思います。

問題は「論述試験」でしょうか。学科試験の様に書き方練習ばかりしていると、少し違った問題が出た場合にアウトです。また、面接試験につながっていかないと思います。

やはり、基本から理解し、相談者に沿って応用していくのがキャリコンのあるべき姿ですから、この点を外さないようにしてください。(今からでも遅くありません!)

ポイントは「問題の把握」だと思います。キャリア・コンンサルティング協議会の「2つの問題」、JCDAの「主訴・問題」。同じ「問題」という言葉を使っていますが、視点や捉え方は全く違います。この点をしっかり整理しておいてください。

尚、「キャリコン実践研究会」でも「論述対策講座」や「論述対策サブテキスト」をご用意していますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。但し、JCDA向論述対策講座は満席となってしまいました。(サブテキストをご利用ください。)

また、当講座やサブテキストのお申込には『実技試験対策テキスト』のお申込が条件になっております。(テキストには、われわれが考えるキャリコン受験の基礎・基本を詰め込んでいます。基礎・基本の理解無くして論述・面接対策はあり得ないとの考えから『テキスト』をお申込の条件にさせて頂きました。ご理解の程よろしくお願い致します。)

初めての方は、下記「テキスト・サブテキストのお申込」から、『テキスト』をお申込下さい。(サブテキストも一緒に申し込めます。但し、論述講座のお申込を予定されている方は、テキストのみのお申込にし、後段の「CC協議会向論述対策講座のお申込」に進んでください。サブテキストは講座料金に含まれていますので。)

テキスト・サブテキストのお申込
*試験合格の為の基礎、基本を理論面を加味して分かり易くまとめました。出題傾向や視点はJCDAとキャリア・コンサルタント協議会で違いますが、個別部分と共通部分を明確に区分し、どちらの試験実施機関にも対応できる内容になっています。面談力をつけるには基礎・基本をしっかり身に付ける必要がありますので、まずは、テキストをご覧になってください。

*また、傾聴基礎講座や口頭試問対策講座に使用するサブテキストのご提供も行っています。講座にご参加できない場合にはご利用ください。

CC協議会向「論述対策講座」のお申込
◆キャリア・コンサルタント協議会で受験される方が対象です。(ご注意ください。)
*「論述試験」こそキャリアコンサルタントとしての基礎・基本が問われる試験です。小手先だけの対策では応用が利かず、悔しい結果になる危険性があります。基礎・基本を理解した上で、しっかり過去問を分析し、真の対策を行いましょう。(講座はサブテキスト付きです。)


〔ご参考・・・現時点でその他の募集中の講座〕

キャリコン実践研究会のホームページ
*基本ポリシーや受験対策のステップ、各種講座の全容を掲載しています。是非一度ご訪問ください。

傾聴基礎講座のお申込
*面談は開始2~3分の対応に大きく影響されますので、開始から次の展開への移行を重点に、「どうしたらいいか」を徹底的に練習します。「どうしたらいいか」が分かっていないと、いくら練習しても効果が空回りしてしまいますので注意してください。

ペアワーク講座のお申込
*相談者役を経験できるという点でペアワークは有効な対策ツールです。しかし、ペアワークが苦手という方もいらっしゃいます。原因は相談者役からの不快なフィードバック?。当会のペアワークでは相談者役からのフィードバックは一切頂きません。あくまでキャリコン役と講師の間での意見交換に徹します。そして、キャリコン役と講師とのやりとりを聴くことが相談者役にとってはとても良い勉強になります。(安心してお申込ください。)

個別ロープレ対策講座のお申込
*講師2名がお一人の受講生に対して「相談者役」と「試験官役」を担い、本試験を想定した実践形式の講座です。事例を十分に理解した講師が「本物の」相談者役を担当しますので、隠れた背景などにもしっかりご説明が出来ます。試験に出題される「事例の深さ」を、本試験前に是非、味わってください。

(以上)
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キャリコン実践研究会のブログです。皆様と一緒に学びながら、気づいたことを立石が綴っていきます。
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