キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

キャリアコンサルタント

1ヶ月前のチェック

そろそろ国家試験まで1ヶ月ですね。

試験というと、実技試験。論述と面接の合計点で決まりますが、ただ単に合計点で決まるというだけでなく、論述と面接は密接に結びついているという点に改めて着目する必要があるのではないかと思います。

もう少し細かく見てみましょう。面接はロープレと口頭試問ですから、合否は、論述+ロープレ+口頭試問の合計点で決まるということですね。

時々、受講生の方とお話ししていると、論述は得意だが面接が苦手、あるいはロープレは良いが口頭試問がダメだというお話を耳にします。

ですが、具体的に論述やロープレ、口頭試問を拝見してみると、苦手やダメだと考えている点は表面に現れた現象で、もっと根本的な部分の理解が不十分であることが多いように思われます。

また、自主勉強会でもこうした表面的な現象を指摘することが多いのでしょう、その点をまともに受け取って奥に潜む真の課題に気づかなくなっているのではないかと思います。

論述試験まで1ヶ月のこの時期、もう一度、基本事項やプロセス、そして人間理解についてご自身でしっかり整理しておくことをお奨めします。

特に、問題を抱えている相談者はどういった心理状態に置かれているのか、そうした時にはどんな行動をとるのか、そして、何が見えなくなっているのか、そんな相談者にはどんな目標が光と映るのか、どんな提案だったら受け入れてもらえそうか、そんなことを一度考えてみても良いと思います。

そして、そんな時、ご自身の例を考えてみるのが、一番良いんですね。

もし、自分のことを考えるのは嫌だ、苦手だということであれば、それこそ消化不良を起こして延々と心の底でモタレているものがあると言うことですね。(そこを早く消化しておかないと、相談者の理解は難しくなってしまいます。)

この点が自己理解ということの本質です。

こうした本質に目が向かないと、テクニックで合格しようという意識になり、なかなか実力がついてきません。勿論、テクニックで合格してしまうこともありますが、事例によってムラがあったり、応用が利かないなどとても危険です。

まだ、間に合いますから以上の点を今のうちにしっかり抑えて置いて下さい。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページは「こちら

各種「テキスト」のお申込は「こちら
キャリコン実践研究会では「面接試験のポイント整理」「論述試験のポイント整理」「傾聴のポイント整理」「口頭試問のポイント整理」をご用意しています。
特に「面接試験のポイント整理」は基本事項を詳しく掲載していますので、是非お手元に置いて頂ければと思います。

「個別ロープレ対策」のお申込は「こちら
完全マンツーマンで1時間コースと2時間コースがあります。
ロープレを主体にしていますが、ご希望があれば論述対策にも対応します。お申込の時間内で講師を自由に使ってください。
単独でもお申込出来ますが、テキストと併用することで受講効果も高まると思います。

新しい動き?

第13回キャリコン試験が終わり、結果が発表されました。

両試験機関とも第11回試験に比べて大幅に合格率が低下しています。但し、第10回に比べると、JCDAは第10回のレベルに戻ったとも言えます。ですが、協議会については、第10回から△15ポイントも下がっていますので、驚きです。

そこで、協議会の平均点に着目してみると、面接試験よりも論述試験の方が、より低下している。つまり、難しくなっているということになります。

ついでに、協議会の論述問題を見てみると、出題形式は変わっていません。では、内容についてはどうでしょうか?

なぜZさんは正社員の打診に躊躇しているのでしょう? それは・・・、前職の正社員での経験が影響しているんですね。言わばトラウマになっている。そこに気づかないと、表面的な問題解決に陥ってしまうかもしれません。

このネガティブな経験が健全な判断にブレーキを掛けているという視点はJCDAが得意とするもので、出題事例に変化が出てきたような気もします。ですので、協議会の視点に立って受験準備してきた方には少し難しかったかもしれませんね。

また、「空欄A」の後にすぐ「(中略)」が来るのも始めてです。CC2とCL2の間にいくつかのやり取りがあったという意味の「(中略)」だと思うのですが・・・。(この「(中略)」のとり方によって、空欄Aのフレーズが変わってきますよね。)


以前は、JCDAが協議会的なアプローチ要素を取り入れる傾向が見られました。今回の協議会の論述はその逆を行くケースなのかもしれません。そうだとすると、両試験機関は違ったアプローチを持ちつつも、お互いの良い面を取り入れるような新しい動きが出てきたということが言えるかもしれません。

昔のCDA資格では、合格率が下がり、40%に近づくに従って受験者の研鑽が進み、合格者のレベルが上がっていきました。キャリコン試験もこれから同じような傾向をたどるのではないかと思います。

今回の協議会における論述試験の変化は、そうした方向性を示唆していると思えてなりません。

第14回で受験を目指す方は、是非このへんの傾向をご理解頂き、試験機関に依存するのではなく、どんなケースにも対応できる真の実力を身につけていただければと思います。


(ご参考)
キャリコン実践研究会の「テキスト」のお申込

キャリコン実践研究会の「個別ロープレ」のお申込

第13回面接試験へ

論述試験が終わって、いよいよ面接試験ですね。ますます緊張の度合いが高まってくるのではないかと思います。

ここに至るまで、いろいろ試行錯誤されてきたことでしょう。だが、迷いはまだある。決して”分かった!”とは言えない。そんな方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

対策として浮かぶのは、いくつかのルール。感情を引き出して、家族や上司のことをきいて・・・

あぶない、あぶない!

これ、とっても危険です。

”何かやらなければ”と思った瞬間、相談者が視界から消えていきます。

唯一、やることと言えば、”聴く”ことです。聴くというのは、”お話”があって、そこから初めて、始まるものですね。ここが、とっても大切。特に、試験は面談の最初の15分という設定ですから、最初に、”聴く”という基本中の基本である「受け身の姿勢」が問われます。そうした姿勢を保てるかどうか、そこが合否の分かれ目になるかと思います。(受け身を軽視しないでくださいね。基本がしっかりしていないと真の受け身はできないものです。)

「では、感情を引き出してはいけないし、家族や上司の話もきいてはいけないんですね」と単純に考えないでくださいね。何かをする、しないは表と裏です。何かをしなければいけない/してはいけない、何かをすべき/絶対やってはいけないという先入観が問題だということです。

つまり、お話を聴き、感情面が出てきたら、反映する。上司やご家族がテーマになってきたら、上司や家族について触れたり、質問したりするということです。大事なのはこの順序ですね。お話を聴いてからの展開として、感情や家族、上司に触れるのはごく自然な流れです。

この自然な流れを作るためには、先入観を払拭し、頭の中を空っぽにして、相談者に向き合うという当たり前の対応がとても大事ということになります。


ここまで真剣に受験準備されてきた方であれば、間違いなくお話を聴く力はついているはずです。

迷いは、「~すべき」という妄想を基準にして考えるから生まれてくるのであって、結果として、上手くいかない、私はまだまだだ、落ちるかもしれない、ああどうしよう・・・となってしまう。緊張感にはこうした背景が潜んでいるんですね。

試験直前になったら睡眠をしっかり取り、自分を信じて相談者の前に座るだけです。「~しなければ」という悪魔のささやきが聞こえたら、妄想!と一蹴し、頭を空っぽにして臨んでください。そうすればご自身の身についた力が自然に発揮されるはずです。


前述の内容は、私の思い付きでは無く、いろいろなところで言われていることです。例えば、『インナー・ゲーム』。スポーツを通じて説くセルフコントロールは、面談の場面でも大変参考になります。

ご興味のある方は、下記ミニ講座にお越しください。毎回、いろいろなテーマを取り上げ、みんなで話し合う場を設けています。今回取り上げるのはこの「インナー・ゲーム」です。試験が終わった後ですので、お気軽にご参加下さい。

コミュニケーション・ミニ講座
日時:2019年11月20日(水)19:00~20:30
場所:三鷹産業プラザ3階「みたかふれあいサロン」
参加費:500円(お支払いは当日)
お申込:「ここをクリック

国家資格キャリアコンサルタント受験対策には『キャリコン実践研究会』のホームページをご覧下さい。

論述、口頭試問そしてロープレ

キャリアコンサルタント試験で気になるのは、まず学科試験。合格基準が70%ですからハードルも高く感じてしまいます。ですが、学科試験は知識や記憶の試験ですし、多くの方が慣れ親しんできた試験形式ですので、頑張れば頑張っただけ点数に繋がると思います。

さて、厄介なのは実技試験ですね。まず、「論述試験」ですが、ポイントは時間内に、事例(逐語)を分析し、自分の文章で解答を記載する、という点あります。この中で最も重要なのが、やはり”時間内に”というところでしょう。

つまり、時間をかければどなたでもある程度の解答は書ける。しかしながら、それを決められた時間内にやらなければいけないので難しい。

では、どうしたらいいか? 一つには「分析力」ですね。分析をするには「基準」が必要ですが、基準はキャリアコンサルティングに関する知識・理解です。厚労省のマニュアルや各種キャリア理論、キャリアコンサルティング理論が参考になります。

次に「文章力」です。分析が出来ても文章が書けないと得点に繋がらない。解答案にコメントをさせて頂く時も「分かっているのに表現が・・・残念!」ということが多々あります。これを一からやると、時間がかかってしまいますので、キャリコン実践研究会では要点をテキストにまとめ、「総合対策コースB」でご説明もしています。

もうひとつご心配として「口頭試問」が挙げられるのではないかと思います。口頭試問については殆ど資料が見当たりませんね。ポイントは、これも「分析力」というか「振り返り力」と「説明力」ですね。

自分で行ったロープレについて如何に客観的に事例分析が出来、キャリコンとしての自己分析ができるか、それを文章では無く、口述で説明出来るかとなります。この点でも「答え方」が重要ですので、テキストにまとめ、「総合対策コースB」のメニューにしています。

最後は「ロープレ」ですね。これも論述対策の理解をベースに、まずは前段の応答、つまり「伝え返し」をしっかり身に付け、確実に信頼関係を築くことが重要です。そして、いくつかのチェックポイントをクリアできればロープレで失敗は無いと思います。

実技試験は、論述、ロープレ、口頭試問の合計点で決まります。つまり、3つが繋がっているということですね。こうした出題意図を勘案して効率的な準備をされるとよろしいかと思います。


(キャリコン実践研究会のご案内=宣伝です)
〔 総合対策コースB 〕
開催日:2019年10月20日(日)12:10~16:20
開催場所:都内新宿区(お申込後詳細をご案内します)
参加費:20,000円(税込/事前お振込)
講座内容 ①論述対策説明(テキスト付)
     ②口頭試問練習(テキスト付)
     ③ロープレ練習
お申込は→「こちら

実技試験に必要な論述、口頭試問、ロープレを半日で対策するハイブリッド講座です。準備がまだ不十分だなとお思いの方は是非ご受講下さい。最終チェックにもよろしいかと思います。課題が見つかっても、まだ十分に対策する時間はあります。ご希望の方には論述解答のコメントもさせて頂きます。
よろしければご検討下さい。

尚、遠隔地の方やご都合がつかない方には「テキスト」のみのお申込も受け付けていますので、ご利用ください。
「テキスト」のお申込は→「こちら

段々試験日が近づいてきましたが、焦らず、悔いの無いご準備をしていただければと思います。

HP:「
キャリコン実践研究会

面談でガマンは必要か?

お悩みのひとつに、「どうしても説得したくなる」というのがあります。相談者の言っていることは分かるが、自分の経験から「そうではない、こしたらどうでしょう」と言いたくなるという訳です。だが、「それではいけない」とじっとガマン、しかしお話は平行線で行き詰まってしまう。

よく耳にするご相談です。特にお仕事を頑張ってこられた管理職経験者に多く、なかなか抜け出せなくてご苦労されているようです。

そこで、どうしたらいいか?ということになりますが、事例を挙げて考えてみましょう。

相談者1「今度異動になったが、どうも仕事に馴染めなくて、いっそのこと退社しようかと思っています。」

応答者A1「まだ異動したばかりだし、もう少し様子をみたらどうですか?」

相談者2「ん・・・、とにかくつまらないし、このままやっていても時間のムダだと思うんです。」

応答者A2「でも、異動はサラリーマンに付きものだし、長い目で見ればこの経験もきっと役立つはずなんですけどね。とにかく、もう少し続けてみませんか。」

いかがですか? 応答者Aの応答をどう思われますか?

これは、完全に上司としての視点ですね。キャリコン試験でこれをやったらほぼアウト!です。(つまり、お話を聴いていない。傾聴できていないということになります。)

では、キャリコンとしてはどのように応答すればいいのでしょう?

傾聴の基本はまず「受容」です。それも”無条件”で受け入れることです。無条件とは、条件、つまり自分の価値観≒評価的判断基準から離れて、ということです。

従って、キャリコンとしては
応答者B1「異動したけど、仕事に馴染めず、いっそのこと退社しようかと思っているんですね。」
と応答すべきですね。

その上で、どんな状況なのか、馴染めないとはどういうことか、どんな点がなど、ひとつひとつ解きほぐしてして問題点を明確にしていけばいい訳です。

単純なことですが、これが一般的対応(一般人や上司、同僚、知人等)とキャリコン的個別対応の違いです。(相談者は一般的応答に疲れてキャリコンの戸を叩きますので、同じ応答をしてしまっては相談者の期待に応えることはできません。)このようにキャリコン的視点に立てば、面談で無理にガマンする必要はなくなります。

しかし、言葉としては単純で理解もし易いのですが、実際の応答では非言語面も大変重要であり、練習と、可能であれば専門家によるオブザーブが必要になってくるかと思います。(受験を機会に本物の傾聴を身につけてください。きっと日常生活でも役立つことがたくさんあると思います。)


無料対策説明会も終わり、いよいよ第13回試験に向けて本格対策の時期になってきました。

キャリコン実践研究会では、半日で基礎から応用まで短時間で仕上げる「2種類の総合コースA・B」をご用意しました。1)基本的な考え方を学ぶ→2)ロープレにおける重要ポイントを繰り返し練習する→3)ロープレとしてやってみる、というステップを踏みながら、楽々合格を目指すハイブリッド講座です。

総合対策コースA
・実技試験攻略の為の基本の理解+応答における最重要ポイントの繰り返し練習+ロープレ練習のセットで、どんなケースにも対応できる土台を作ります。

・ロープレ、面接試験に迷いのある人、再受験の方にお奨めの講座です。

・開催日時:2019年10月12日(土) 12:00~16:10
 開催場所:東京都新宿区(詳細はお申込後にご連絡します)
 参加費用:20,000円(テキスト付)
 お申込は「こちら」から

総合対策コースB
・論述試験攻略の為の対策理解+口頭試問における最重要ポイントの練習+ロープレの練習・仕上げのセットで、論述対策、口頭試問対策を徹底し、ロープレの最終仕上げを行います。

・論述試験で40点以上を目指したい方、口頭試問が苦手な方、そして総合的に仕上げたい方にお奨めの講座です。

・開催日時:2019年10月20日(日) 12:00~16:10
 開催場所:東京都新宿区(詳細はお申込後にご連絡します)
 参加費用:20,000円(テキスト付)
 お申込は「こちら」から

総合対策コースはA、B個々にお申込が可能ですが、可能であればAとBを両方ご受講頂き万全を期して頂ければ受講効果もより高まると思います。また、遠隔地等で参加できない方にはテキストだけのご購入も可能ですので「ホームページ」をご確認下さい。

第13回キャリコン試験向「無料対策説明会」

第12回の試験結果が発表になり、受講生の方々から嬉しいご報告を頂いております。中には論述90%以上+面接80%以上という方もいらっしゃって感激。この方は非常に熱心な方で、当会の全プログラムを受講し、「個別ロープレ対策」に何度も通って来られました。

さて、第13回の国家資格キャリアコンサルタント試験は本年11月に開催されます。

11月と言うとまだまだ先、と思ってしまいますが、学科、論述、ロープレと3種類の対策が必要になってくることを考えると、時間の余裕はそれ程無いと思われます。

当会がご支援を始めて9年目になりますが、国家資格化されたのは4年前です。最近は出題形式も決まっていて、合格率も高く、番狂わせの少ない安定した試験になってきたような気がします。

ならば、この調子でと考えたくなりますが、そろそろ講座運営についても見直しをしなければいけない時期だと思っています。継続は力であり、貴重なものですが、同時にマンネリという懸念も高まってきます。主催者としてはこの点をしっかり認識しておかなければいけません。

と言うわけで、当会の各講座について見直しを行っています。ポイントは効率化。限られた時間の中でどうやって合格力を身につけるか。そんな観点から現在、新しい講座編成を検討中です。(まだ、メンテナンス中ですが、是非「キャリコン実践研究会のホームページ」をご訪問下さい。)

そこで、まずは受験生の疑問にお答えし、新しい講座をご説明するところから始めようと、下記の無料対策説明会を開催することにしました。8名限定で申込順ですので、お早めにお手続きしてください。

無料対策説明会
日 時:2019年9月25日19:00~20:30
場 所:FORECAST新宿SOUTHビル6階
(東京都新宿区新宿4-3-17)
参加費:無料
お申込:「ここ」をクリックしてください。
(主な内容)
 ◎ 実技試験の概要と対策ポイントの解説
 ◎ 当会の今までの活動概要と新たな対策内容のご紹介
 ◎ 試験に対しての質疑応答

受容/評価からの視点

多くの方々の面談を拝見していて、最初のハードルは「受容」だと思います。

受容できれば、共感は簡単。

受容・共感できれば、傾聴バッチリ!、問題も見えてくる。

といった関係で捉えていただくと、「受容」の重要性についてお分かりいただけるのではないかと思います。

ですが・・・
その重要性は分かったとしても、「どうやったらいいのか!」が分からない。本を読んでも分からない。講座に行っても分からない。多くの皆様が抱える悩みではないかと思います。そして、曖昧なまま練習を進めていくので、なかなか上達を実感できない。かくてストレスがたまり、悩みはふくらんでいく。

辛いですね。われわれも通ってきた道です。

皆様をサポートするにあたり、いろいろ考えてみました。その結果、完全解明とはいきませんが、少しは分かりやすくなったのではないかと思います。

われわれの「テキスト(理論講座)」や各講座では、「『受容』のポイントは『無条件』という点にあり、自分の価値観を封印することだ」とご説明しています。

無条件=自分の価値観の封印とは?

要するに「評価しない」ということです。「評価」は言語と非言語の両面において行われます。言葉で評価を隠そうとしても表情でバレてしまう。同様に逆もあるわけです。それだけに、「評価」は厄介ですね。

一方で、人間とは評価する動物であるとも言えます。日常生活は評価の連続です。ですから、せめて面談中だけでも評価から自由でいたい! これ、面談者の共通する願望ではないかと思います。


「評価」から自由になるためには「受容」することです。ここでループしてしまいましたが、受容と評価は相反する関係にあると言うことですね。

「受容」するためには自分の価値観は一旦脇に置き、相談者の価値観・考えを受け入れる。

その為には、相談者の言葉を正確に受け止め、言葉を置き変えること無くそのまま伝え返すことが重要で、第一歩になります。そこに集中することによって邪念を払拭でき、評価からも自由になれます。

ついつい自分の理解を示すために、違う言葉を使ったり、深読みしたり、先回りしたくなったりしますが、15~20分の中では命取りになりかねません。

まずは前段で、評価すること無くしっかり受容し信頼関係を築く、これが合格につながる道です。

但し、冒頭で申しましたとおり、頭で分かっていても実践となると難しいものです。気づかないうちに評価する表現(言語+非言語)になっていることが結構ありますので、やはりロープレ練習と信頼できる人に確認してもらうことが大切かと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ

講座受講のためには「理論講座のお申込」又は「テキストのお申込」が必要です。

*「傾聴模擬講座」「論述対策講座」「口頭試問対策講座」
「テキスト」お申込後、ホームページからそれぞれの講座にアクセスしてください。


JCDA的「主訴」とは(考察)

JCDAで国家資格キャリアコンサルタント試験を受験しようという方にとって、「主訴」の把握は大きな課題です。ですが、「主訴」の明確な定義が示されているわけではなく、よく分からずに受験に臨むケースも多々あるような気がします。そこで、われわれなりに整理してみたいと思います。

JCDAの特徴は「来談目的」と「主訴」そして「問題」を区分していることです。

例えば、技能士2級試験も実施しているキャリアコンサルティング協議会では、ほとんど「主訴」という言葉は出てきません。その代わり「相談者が相談したい問題」という表現を使い、JCDAで言う来談目的に主訴を含めたような概念を示します。

では、どうしてJCDAでは主訴を取り上げ、来談目的や問題と区別しているのでしょう? そのルーツは『経験代謝』にあるのではないかと思います。『経験代謝』とはJCDAが行うキャリアコンサルティングの手法です。

『経験代謝』では、自己概念の成長を促すのがキャリアコンサルティングの役割であり、成長を妨げているもの(=否定的な自己概念を引き起こす偏った考え、価値観、経験の捉え方)が「問題」であるとしています。

では、その「問題」を突き止めるにはどうしたらいいのか?

「問題」はこころの奥に隠れていますのでなかなか見つけにくいものです。見つけにくいものなら「ヒント」を探すのが効果的ですが、そのひとつが「感情」ということになります。(自己概念の影)

「感情」は外部の刺激が引き金になって、その人の考えや価値観などの準拠枠によって引き起こされるものと考えられますから(善し悪しは別にして)「正直な気持ち=本音=訴えたいこと」ということになります。つまり、「問題」が火元だとすると「感情」は煙という訳です。

通常、こころの中ではいろいろな感情が湧き上がり複雑な心境を呈します。ですからその中でも「一番強い感情が『主訴』である」とわれわれは考えました。

では、「来談目的」と「主訴」を分けているのはなぜなのでしょう?

「来談目的」は相談者の問題意識であり主観的なもの、つまり、現状をどのように捉えているかを頭で考えたものです。従って、建前やこうありたいという願望も含まれてきますので「問題」の把握を一層難しくしてしまいます。自己概念の成長を妨げる人物特性に関わる問題にたどり着くためには、思考のバイアスを外したピュアな本音、こころの叫びとしての「感情」の把握がどうしても必要になります。ここに「来談目的」と「主訴」を分けた意味があると思われます。

主観的な問題意識と本当の問題が一致していれば「お仕事相談」で事足りるかもしれません。ですが、こころの中は複雑であり、悩みを抱える相談者の多くは経験の中に答が埋もれています。JCDAの出題はそんな事例がベースになっているのではないかと思います。

こうしたことから、「JCDAで取り上げる主訴」は「問題」とリンクしたものとなります。ですから、評価区分の記載は「主訴・問題の把握」になっているのでしょう。「主訴」と「問題」を別々のものとして切り離して捉えないよう十分注意してください。
 JCDAが考える「主訴」:主要な訴え=一番強い感情(当会の考え)
 JCDAが考える「問題」:人物特性に関わる考えや経験、価値観 

また、「感情」は言語面だけではなく、非言語面でも表現されるものです。逐語でしか出題されない「論述試験」で「主訴」が問われないのはこのためではないかと思います。


キャリアコンサルティング協議会には別のアプローチ/手法があります。どちらが正しいということではなく、キャリアコンサルティングにはいろいろなアプローチがあるということです。但し、受験段階では両者を混同/併用することだけは避けてください。学習の第一段階では手法を正しく理解し、習得することが大切です。

(ご参考)
キャリコン実践研究会HP
理論講座」: 5月19日(日)12:00~13:30
テキスト・サブテキスト

急がない!

例えば、試験や研修でロープレをやろうとすると、どうしても・・・得点しよう、結果を出そうとして気負ってしまうことがありますよね。その結果、(なぜか)失敗してしまう。

さて、国家資格キャリコン試験は合格基準が60点以上/100点。論述試験を含めた合格率は60~75%程度です。それに、面接は相手があるし答がひとつではありませんので、流動的と言うか落とし穴がいっぱいある試験といっても過言ではありません。

このように考えてくると、面接試験に臨むにあたって「得点を稼ぐ」というよりは「失点を防ぐ」という視点に立った方が良いのではないかと思います。

失点を招く最大の要因は「関係構築の失敗」です。その典型が「お気持ち」なり「問題」なりを何とか訊き出そうとする強引な展開にあります。

こうならないようにするには、一にも二にも「急がない」ことです。

お話を正確に伝え返し、ついていく。言語的追跡ですね。焦って訊き出そうとするのは禁物です。こんな時こそ「進まなければ、それでも良い!」とゆったり構えましょう。実際のところ、インテークであれば「現状把握ができれば十分」といえる面もあります。


では、試験直前の対策として。
伝え返し中心に話を進め、お話が一段落、沈黙となったら・・・

例えば、「少しお話を整理させていただいてもよろしいですか?」とそれまでのお話を「要約」してみましょう。

その結果、お話が続いたらまたフォローしていきます。それでもお話が止まったら・・・

「では、少し質問させていただいてもよろしいですか?」とイニシアチブを取らせていただくことをお断りした上で「質問」してみる。

この段階では、JCDAの場合、考え・価値観や経験に焦点を当てると有効です。(協議会の場合には、自己理解、仕事理解に関したことで、情報不足の方を中心に質問してみます。)


尚、この様なアプローチをしてもお話が続かない場合があります。(それは、非言語の面や受容・共感等面談にはいろいろな要素が絡んでくるからです。)

ですが、ムリに話を訊き出そうとするのではなく、相談者のペースに合わせようとするその姿勢こそが、キャリアコンサルタントに相応しい基本姿勢として評価されるのではないかと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ


まず、現状把握

国家資格キャリアコンサルタント面接試験。JCDAが自己への探索を中心にアプローチしていくのに対し、協議会は違ったアプローチを基本としているようです。

評価区分は、態度、展開、自己評価の3つ。

「態度」は易しく言えば、受容・共感できるか、自分主導ではなく相談者の自主性を尊重した傾聴姿勢ができるかですね。こうしたことを態度と呼んでいるんだと思います。(最初の3分間、まずは受容・共感に努めてください。)

「展開」は流れ、傾聴をベースにしてどう進めていくか。ここで基準となるのが「キャリア形成の6ステップ」です。その中でも「自己理解」と「仕事理解」。

自己理解は自分についてどんなことを語っているのか?仕事理解は同じく仕事についてどんなことを語っているか?がヒントになります。

注意して頂きたいのは、どうして? どうして?と質問し過ぎないこと(但し、仕事の内容が出てこなければ、どんなお仕事?と聴いてみましょう。)。

ここでは解決を考えるのではなく、あくまでも「現状把握」と考えてください。JCDAと違って協議会では課題を網羅的に抽出することに主眼を置きますので、ひとつのことを掘り下げようとすると話が進みません。

現状把握ができたら、要約をして目標を設定します。この時、目標は合意して頂けるようすぐ手の届くもので、それだったらやれそうだ!やってみよう!と思えることでなければいけません。そのためには「相談者が相談したい問題」に関連付けることがポイントです。

評価区分の最後は「自己評価」ですが、これはロジャーズの「自己一致」に近いものと考えてみてください。

自己一致とは、自分が実際どんなことをやって(行為)、その行為を正しく把握していて(認識)、そのことを分かり易く表現できる(説明)ということを意味しています。

つまり、口頭試問ですね。ですから、受容・共感出来ていないのに「お気持ちに寄り添えました」なんて言ったら・・・、ちょっと心配ですね。

こうしてみると、協議会で受験する人は「展開」の中の「現状把握」がカギになるのではないかと思います。繰り返しになりますが、問題を「探そう」としないこと。あくまでも、今、どうなっているか、の現状把握です。ここが分かれ道になるのではないかと思います。頑張ってください。


プロフィール
キャリコン実践研究会のブログです。皆様と一緒に学びながら、気づいたことを立石が綴っていきます。
ギャラリー
  • ニュートラルゾーン
  • 第4回キャリコン試験に向けて
  • 第4回キャリコン試験に向けて
  • 自己一致
  • 「見晴らし台」にいるということ(第2回結果発表)
  • 第3回用「テキスト」(改訂版)
  • 面接の後で
  • JCDAと協議会
  • もうすぐ試験・・・
お問合せ
「お問合せ」ついては、上記リンク集から「キャリコン実践研究会お問合せ」にアクセスしてください。
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード