キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

面接試験

面談でガマンは必要か?

お悩みのひとつに、「どうしても説得したくなる」というのがあります。相談者の言っていることは分かるが、自分の経験から「そうではない、こしたらどうでしょう」と言いたくなるという訳です。だが、「それではいけない」とじっとガマン、しかしお話は平行線で行き詰まってしまう。

よく耳にするご相談です。特にお仕事を頑張ってこられた管理職経験者に多く、なかなか抜け出せなくてご苦労されているようです。

そこで、どうしたらいいか?ということになりますが、事例を挙げて考えてみましょう。

相談者1「今度異動になったが、どうも仕事に馴染めなくて、いっそのこと退社しようかと思っています。」

応答者A1「まだ異動したばかりだし、もう少し様子をみたらどうですか?」

相談者2「ん・・・、とにかくつまらないし、このままやっていても時間のムダだと思うんです。」

応答者A2「でも、異動はサラリーマンに付きものだし、長い目で見ればこの経験もきっと役立つはずなんですけどね。とにかく、もう少し続けてみませんか。」

いかがですか? 応答者Aの応答をどう思われますか?

これは、完全に上司としての視点ですね。キャリコン試験でこれをやったらほぼアウト!です。(つまり、お話を聴いていない。傾聴できていないということになります。)

では、キャリコンとしてはどのように応答すればいいのでしょう?

傾聴の基本はまず「受容」です。それも”無条件”で受け入れることです。無条件とは、条件、つまり自分の価値観≒評価的判断基準から離れて、ということです。

従って、キャリコンとしては
応答者B1「異動したけど、仕事に馴染めず、いっそのこと退社しようかと思っているんですね。」
と応答すべきですね。

その上で、どんな状況なのか、馴染めないとはどういうことか、どんな点がなど、ひとつひとつ解きほぐしてして問題点を明確にしていけばいい訳です。

単純なことですが、これが一般的対応(一般人や上司、同僚、知人等)とキャリコン的個別対応の違いです。(相談者は一般的応答に疲れてキャリコンの戸を叩きますので、同じ応答をしてしまっては相談者の期待に応えることはできません。)このようにキャリコン的視点に立てば、面談で無理にガマンする必要はなくなります。

しかし、言葉としては単純で理解もし易いのですが、実際の応答では非言語面も大変重要であり、練習と、可能であれば専門家によるオブザーブが必要になってくるかと思います。(受験を機会に本物の傾聴を身につけてください。きっと日常生活でも役立つことがたくさんあると思います。)


無料対策説明会も終わり、いよいよ第13回試験に向けて本格対策の時期になってきました。

キャリコン実践研究会では、半日で基礎から応用まで短時間で仕上げる「2種類の総合コースA・B」をご用意しました。1)基本的な考え方を学ぶ→2)ロープレにおける重要ポイントを繰り返し練習する→3)ロープレとしてやってみる、というステップを踏みながら、楽々合格を目指すハイブリッド講座です。

総合対策コースA
・実技試験攻略の為の基本の理解+応答における最重要ポイントの繰り返し練習+ロープレ練習のセットで、どんなケースにも対応できる土台を作ります。

・ロープレ、面接試験に迷いのある人、再受験の方にお奨めの講座です。

・開催日時:2019年10月12日(土) 12:00~16:10
 開催場所:東京都新宿区(詳細はお申込後にご連絡します)
 参加費用:20,000円(テキスト付)
 お申込は「こちら」から

総合対策コースB
・論述試験攻略の為の対策理解+口頭試問における最重要ポイントの練習+ロープレの練習・仕上げのセットで、論述対策、口頭試問対策を徹底し、ロープレの最終仕上げを行います。

・論述試験で40点以上を目指したい方、口頭試問が苦手な方、そして総合的に仕上げたい方にお奨めの講座です。

・開催日時:2019年10月20日(日) 12:00~16:10
 開催場所:東京都新宿区(詳細はお申込後にご連絡します)
 参加費用:20,000円(テキスト付)
 お申込は「こちら」から

総合対策コースはA、B個々にお申込が可能ですが、可能であればAとBを両方ご受講頂き万全を期して頂ければ受講効果もより高まると思います。また、遠隔地等で参加できない方にはテキストだけのご購入も可能ですので「ホームページ」をご確認下さい。

急がない!

例えば、試験や研修でロープレをやろうとすると、どうしても・・・得点しよう、結果を出そうとして気負ってしまうことがありますよね。その結果、(なぜか)失敗してしまう。

さて、国家資格キャリコン試験は合格基準が60点以上/100点。論述試験を含めた合格率は60~75%程度です。それに、面接は相手があるし答がひとつではありませんので、流動的と言うか落とし穴がいっぱいある試験といっても過言ではありません。

このように考えてくると、面接試験に臨むにあたって「得点を稼ぐ」というよりは「失点を防ぐ」という視点に立った方が良いのではないかと思います。

失点を招く最大の要因は「関係構築の失敗」です。その典型が「お気持ち」なり「問題」なりを何とか訊き出そうとする強引な展開にあります。

こうならないようにするには、一にも二にも「急がない」ことです。

お話を正確に伝え返し、ついていく。言語的追跡ですね。焦って訊き出そうとするのは禁物です。こんな時こそ「進まなければ、それでも良い!」とゆったり構えましょう。実際のところ、インテークであれば「現状把握ができれば十分」といえる面もあります。


では、試験直前の対策として。
伝え返し中心に話を進め、お話が一段落、沈黙となったら・・・

例えば、「少しお話を整理させていただいてもよろしいですか?」とそれまでのお話を「要約」してみましょう。

その結果、お話が続いたらまたフォローしていきます。それでもお話が止まったら・・・

「では、少し質問させていただいてもよろしいですか?」とイニシアチブを取らせていただくことをお断りした上で「質問」してみる。

この段階では、JCDAの場合、考え・価値観や経験に焦点を当てると有効です。(協議会の場合には、自己理解、仕事理解に関したことで、情報不足の方を中心に質問してみます。)


尚、この様なアプローチをしてもお話が続かない場合があります。(それは、非言語の面や受容・共感等面談にはいろいろな要素が絡んでくるからです。)

ですが、ムリに話を訊き出そうとするのではなく、相談者のペースに合わせようとするその姿勢こそが、キャリアコンサルタントに相応しい基本姿勢として評価されるのではないかと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ


まず、現状把握

国家資格キャリアコンサルタント面接試験。JCDAが自己への探索を中心にアプローチしていくのに対し、協議会は違ったアプローチを基本としているようです。

評価区分は、態度、展開、自己評価の3つ。

「態度」は易しく言えば、受容・共感できるか、自分主導ではなく相談者の自主性を尊重した傾聴姿勢ができるかですね。こうしたことを態度と呼んでいるんだと思います。(最初の3分間、まずは受容・共感に努めてください。)

「展開」は流れ、傾聴をベースにしてどう進めていくか。ここで基準となるのが「キャリア形成の6ステップ」です。その中でも「自己理解」と「仕事理解」。

自己理解は自分についてどんなことを語っているのか?仕事理解は同じく仕事についてどんなことを語っているか?がヒントになります。

注意して頂きたいのは、どうして? どうして?と質問し過ぎないこと(但し、仕事の内容が出てこなければ、どんなお仕事?と聴いてみましょう。)。

ここでは解決を考えるのではなく、あくまでも「現状把握」と考えてください。JCDAと違って協議会では課題を網羅的に抽出することに主眼を置きますので、ひとつのことを掘り下げようとすると話が進みません。

現状把握ができたら、要約をして目標を設定します。この時、目標は合意して頂けるようすぐ手の届くもので、それだったらやれそうだ!やってみよう!と思えることでなければいけません。そのためには「相談者が相談したい問題」に関連付けることがポイントです。

評価区分の最後は「自己評価」ですが、これはロジャーズの「自己一致」に近いものと考えてみてください。

自己一致とは、自分が実際どんなことをやって(行為)、その行為を正しく把握していて(認識)、そのことを分かり易く表現できる(説明)ということを意味しています。

つまり、口頭試問ですね。ですから、受容・共感出来ていないのに「お気持ちに寄り添えました」なんて言ったら・・・、ちょっと心配ですね。

こうしてみると、協議会で受験する人は「展開」の中の「現状把握」がカギになるのではないかと思います。繰り返しになりますが、問題を「探そう」としないこと。あくまでも、今、どうなっているか、の現状把握です。ここが分かれ道になるのではないかと思います。頑張ってください。


火のないところに

国家資格キャリアコンサルタント論述試験は、両機関とも従来の出題形式を踏襲しており、当会で論述対策を行った方にとっては解答しやすかったのではないかと思います。

さて、いよいよ面接試験ですね。

JCDAの評価区分3つの内のひとつ、「主訴・問題の把握」から面談対策について考えてみましょう。

「主訴」とは何か?

それは、文字通り、主な訴えということであり、一番訴えたいこと。こころの叫びのようなものと捉えてください。

「来談目的」が頭で考えたもので表層的なものだとすれば、「主訴」は内面的なもの、自分ではコントロールしにくい(従って、説明しにくい)「感情」と考えれば分かりやすいのではないかと思います。だから、受け止めて欲しい! それも無条件で。

では、「感情」はどこから生まれるのでしょう? ABC理論を待つまでもなく、それは考え、価値観、経験や信念に基づく「ものの見方」からですね。

「ものの見方」自体は個人特有のものですので良いも悪いもありません。ですが、ある状況に遭遇した時、ストレスを生み、自分を見失い、動けなくなってしまうほどのダメージを受け、こころの叫びとなって感情が発露しているとなったら・・・それは「極端なものの見方」つまり「思い込み」の仕業であり、それが「問題」ということになります。

よく、火のないところに煙は立たないと言われますが、「煙」が「主訴」で「火元」が「問題」と考えれば、両者の関係がよく見えてくると思います。


さて、面接への応用ですが、「感情」を掘り起こそうとしたり、分析しようとしてはいけません。

「感情」は「煙」であり、捕まえよう、明確にしようとしても手の中には殆ど残りません。インテーク面談の場合には「感情」は受け止めるだけ、反映するだけ、共感するだけでいいのです。

それよりもキャリコンとしてやることは「火元」を見つけることです。「火元」を見つける為には「煙」がサインになるという話で、「感情」を明確にすることが目的ではないことをしっかり認識してください。

「感情」を言葉で訊き出そうと質問に走っていませんか? 「感情」はそもそも言葉で理解するものではありません。感性、感受性で受け止めるものです。

そのためには、まず「煙」が立っている状況について語ってもらいましょう。どんな仕事(活動)をしているのか、どんな生活をしているのか、それをどんな表情で、どんな口調で、話してくれるのか。

これができれば「感情」を感じ取り「主訴」を見立てることが出来るはずです。そうすれば、その「主訴」はどこ(どんな「ものの見方」)からくるか、「火元」つまり「問題」に迫ることができると思います。

JCDA受験者はこうした点をしっかり整理しておいてください。

(ご参考)
キャリコン実践研究会
「テキストのお申込↓」
https://www.cconsupport.com/テキスト等/

「自然さ」が大事

年が明ければ、すぐに国家資格キャリアコンサルタント試験の合格発表。技能士2級の面接試験も始まります。

最近、多くの受講生と接していて、課題だなあと思うことは「自然さ」ですね。

素直にお話を聴いて、先入観や偏見、評価に捕われず、そのまま受け入れ、共感とともに、冷静に状況を見極め、半歩先を考える。

簡単に言ってしまえばこういうことで、考えてみれば普通の会話なのですが、これがなかなか出来ない。不思議というか、面談の難しさでもあります。

何が難しいのかと改めて考えてみると、こうなるはずだ、こういうはずだ、と仮説を立てるまではいいのですが、仮説でなく、それが前提となって話を進めてしまう、こういう点にあるのではないかと思います。

プロは、仮説(は仮説としてニュートラルなゾーン)に留まることができます。

では、どうして仮説前提の面談になってしまうのでしょう?

いろいろ考えてみるのですが、乱暴に言ってしまえば受験勉強のやり過ぎ?ではないかと思います。

試験だから、採点基準があって、〇〇しないとダメ、△△について質問しないと、あるいは、こうしてああして・・・、かくて面談は機械的となり、「自然さ」から遠く離れたものになってしまいます。(ん~)

2級試験の場合、前半でこの「自然さ」をベースにした傾聴が出来ないと、お話の本筋、つまり相談事を正確に把握することが出来ず、後半の「目標」設定が曖昧になってしまいます。目標設定が曖昧だと「方策」も相談者にとっては受け入れにくいものに・・・。

また、「目標」を先にいくつか用意していて、面談後半でそれを引用しようとする傾向も見られます。ネタをいくつか持っていないと不安ということかもしれませんが、ネタに”当てはめよう”という意図が強いと、機械的になってしまいます。

本来は、素直にお話を聴くことが出来、主訴を理解できたら、自然に「目標」は見えてくるので、面談はシンプルになってくるはずなんですがね。試験が迫ってくると不安が大きくなってくるので、ついつい武器をたくさん用意したくなるのでしょう。受験生心理としてはよく分かります。

ですが、年が明けたら、今までの準備、試験対策は忘れ、自然にお話を聴くことに重点を移してはどうでしょうか。

うるさくルールを主張する勉強会があったら避けましょう。自分を信じて、ご賛同いただける分だけ取り入れてください。(勿論、基礎・基本が出来てない方はその点の確認から始めてください)

画一化された機械的な面談ほど評価を落とす面談はありません。プロとしての試験官の眼はこうしたことを見逃さないでしょう。

試験官に評価していただける面談は、血の通った、温かい、相談者の立場に立った面談です。それは、決して難しいものではなく、普段通り誠意を持って人に接しているご自身のコミュニケーションスタイル=「自然な」会話だと思います。

「自然な」会話が出来たとき、初めて主訴が分かり、問題や目標・方策が見えてきます。この基礎、基本をしっかり押さえてください。


2級試験の事前配布される「ロールプレイケース内容」の使い方は、慎重にした方がいいですね。

まるで、先入観製造装置と思えるくらい魅力ある情報が載っています。読み込み過ぎは禁物。ストーリーに溺れないようにしてください。
まさに、仮説に留まれるかが試されるような気がします。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
理論講座のお申込」:2月3日 (日)12:30~14:00
テキスト・サブテキストのお申込
*『テキスト』(理論講座で使用)はキャリアコンサルタント試験(JCDA、CC協議会)向ですが、技能士2級試験の基礎・基本学習用としても有効です。

邪魔をしない?

資格取得を離れて、個人的に「ミニ講座」を開催していますが、その中でもワークを行うことがあります。

私自身も受講生と一緒になってワークに入りますが、先日、対話をやっていて、改めて傾聴の力を感じることができました。

まさに、「安心できる場」があるならば、ひとは第三者の力を借りて、「自己理解・自己成長」が進む、という実感です。

詳しい説明は省きますが、端的に言えば、「いかにお話の邪魔をしないか」が傾聴の基本になるかと思います。

ですが、資格取得、試験合格となると、「何かをしなければいけない」と考えてしまいます。そして、何をしたらいいのかを一生懸命勉強し、試すことになります。

冷静に考えると、「邪魔をしないでとにかく話を聴いてほしい、その上で相談に乗ってほしい」相談者と、「何かをしたい」キャリコンでは、求めるものが違いますので、当然のことながら上手くいかない危険性があります。

では、「邪魔をしない」とはどういうことなのか。また、これに近い言葉で「何もしなくていい」とはどういうことなのかを考えてみたいと思います。


一時期、自己啓発セミナーというのがブームになりました(今でもあるのかもしれませんが・・・)。ある状況に追い込み、行動を迫ることによって成果を得ようとします。

勿論、そのことが切っ掛けになって良い結果を生んだ方も居たかと思いますが、多くはブームで終わってしまったようです。

その原因は、ある条件を与えて、仕向けた ことにあったのではないかと思います。こうしたことを考えると、現状から隔離して、つまり条件付けして、出てきた行動は、条件が外れたら行動が途絶えてしまうという点に着目する必要がありそうですね。

従って、行動を起こし、継続的な成長を志向するキャリアコンサルティングにおいては、まず現状を「受け入れる」ことから始めなければいけないという基本に帰着します。

相談者にとって、苦しんでいるのは「現状」ですから、現状から目を離しては成長につながりませんね。「現状」を良く聴き、「悩むのも無理はありませんね」「苦しむことは恥ずかしいことではありませんよ」と受け入れる、「OK」を出してあげることが大事です。

ここで、支援者(=キャリコン)から「OK」を出してもらい、自分でもそのように思えて初めて、次の一歩を自ら踏み出せると思うのですが、いかがでしょうか。


この様に見て来ると、面談で大切なのはまず「受容すること」。これは信頼関係構築の第一ステップです。「受容」というと「スゴイですね」「リッパですね」とやってしまうことがありますが、これは「受容」ではありません。「評価」です。「評価」は相談者の心情との乖離を生む危険性がありますので、インテークでは特に注意が必要です。

この「真の受容」「評価しない態度」こそが「邪魔をしない」ポイントではないかと思います。また、受け入れるだけで、質問等で仕向けることをしない状況は、あたかも「何もしない」ように見えるのかもしれません。(この様に大事なことはとてもシンプルです。)


勉強が進んでくると、キャリコン自身の自己効力感から何かをしたくなることは分かりますが、それが逆効果になっていることが多くの受講生を見てきて感じることです。

勉強が進んだ方こそ、一歩引いて「受容」を実践してみてください。真のプロのカウンセリングを見ていると目立たない。これこそ相談者中心の姿勢ではないかと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』ホームページ
まずは、当会の『テキスト』をお手にとってください。

さて、第8回面接試験ですね。

論述試験、いかがでしたでしょうか?

両団体とも従来通りの出題形式で、まずは一安心でしたね。(学科試験の方が気になる方もいらっしゃるかもしれません。) 特にJCDAでは、指定語句5つの内3つが既出でしたから、当会の論述対策で準備された方は自信を持って解答出来たのではないかと思います。

まあ、第8回の分析は「論述対策サブテキスト」で行うとして、気になるのは直前に迫った「面接試験」です。

特にJCDAで受験の方は、もう直前ですから、気が気ではないですね。

そこで、毎回、キャリコン実践研究会では受講生の方に「応援メッセージ『受験の心得』」を配信(協議会で受験の方には来週配信)しています。かなり長文になりますが、当日の心構えから緊張感解消法、そして面談の流れ等最終チェック項目を掲載しています。

残念ながら当会受験生限定の配信となりますが、お手元にある方は是非ご活用ください。(試験会場までお持ち頂く方が殆どです。)

全体的なお話をするとすれば、前日はしっかり寝ること。

当日は、基本事項(=『受験の心得』)を押さえた上で、あれこれカウンセリングやコンサルティングを無理にやろうとせず、頭を空っぽにして自然体でお話を聴くこと。これが一番大事だと思います。

会場の独特な雰囲気もありますので、つい力が入ったり、上手くやろうとしたりする傾向になりがちですが、今持っている実力の範囲でしか出来ません。

「自分自身で居ること」、それが一番大事だと思います。

引き出す?

ご受講された方と振り返りを行っていますと、時々「お気持ちを引き出すことが出来なかった」といったお話が出てくることがあります。

「引き出す」? ん・・・、われわれとしてはとても違和感を感じます。相談者を主体と考えるカウンセリング(やコンサルティング)において、果たして「気持ちを引き出す」ということがあり得るのでしょうか? ましてやインテーク面談です。

もし、あなたが、いくら相談した相手だからと言って、気持ちを引き出そうとされたら・・・、意識するしないは別にして、何らかの「抵抗」を感じるのではないかと思います。

この「気持ちを引き出す」という姿勢は、面談の進め方にも大きく影響します。

「まだまだ気持ちが出ていない」(=キャリコン自身の判断基準から来る考え)、だから気持ちを引き出さなければいけない、その為には何を質問すればいいんだろう・・・という意識が強くなって、相談者の本音をありのままに聴こうという姿勢、つまり「傾聴」が出来にくくなってしまいます。

これは、受容、共感とは対極に位置する姿勢です。

以前、気持ちや感情は引き出すものではなく、感じるものだ、といったことを書きましたが、別な言い方をすると、「気持ちは引き出すものではなく、明確にするものだ」とも言えるかと思います。

明確にするとは、まずお気持ちをあるがままに正確に反映することが前提になります。受容し、共感する姿勢ですね。ここに力点を置くことによってのみ、相談者を主体とした展開が実現出来るのではないかと思います。そして、試験官はそこを見ているのだと思います。

この様に、ちょっとしたことで面談全体の展開に影響を与えてしまうのは、とても怖いことですね。

やはり、基礎・基本をしっかり理解し、その信念のもとに相談者に向き合うことがとても大切なんだと改めて思います。この点は、キャリアコンサルタント試験のみならず、技能士2級試験についても同じです。

(ご参考)
(第8回用「テキスト・サブテキスト」のお申込)
キャリアコンサルタント試験、技能士試験2級対応。基礎・基本をまとめた実技試験対策テキストです。

ロープレに理論は必要?

どうやったらロープレが上手くなるのでしょう?

受験生共通のテーマです。(本当は、受験生に限らず、ですが。)

どうしてテーマに上がるかというと、やはり勉強し難い、教えにくいということが挙げられると思います。例えば、やって見せるといっても、その通り真似しても上手くいかないし、第一相談者と言う生身のひとが相手ですからいろいろ違った展開になってしまう。

こうしたことから「経験を積んで」「ロープレ何10回」などと言われたりするのかもしれません。また、厚労省の能力要件においても資格取得段階では「スタートに立てるレベル」としているのもそのせいかと思われます。

また学び難さという点においても「理論」をそのままロープレに活かそうとしてもなかなか上手くいかない。

キャリア理論やカウンセリング理論、そして心理学。それぞれ立派な理論がたくさんありますが、キャリコン試験のロープレに活かすには距離が有り過ぎるような感じです。

では、ロープレにおいて理論は必要ないのでしょうか?

いえいえ、そうは思いません。

理論とロープレ試験の間を埋めることが出来たら、きっと理論は強い味方になってくれる筈です。ですが、その距離を埋めるサポーターはなかなか現れない。受験時代の悩みでもありました。

そこで、受験対策として試行錯誤しながらサポーターになれるようにと作ったのがキャリコン実践研究会の『理論講座』で使う『テキスト』です。

毎回改訂を重ね、現状のキャリコン試験対策に足る内容になっていると考えています。

例えば、「傾聴」。傾聴の本はたくさん出ていて「傾聴とは何か」は書かれていますが、傾聴とは「こうする」ことで、それはこういう理論のこういう点を基礎にしているからですよ、と説明されているものはなかなか見つからない。

そこを補っているのがこの『テキスト』ですので、お読み頂いた方からは「頭の中が整理された」「なぜこうしなければいけないのか分かった」「全く逆のことをやっていたことに気づいた」等のお声を頂いております。

現状ではA4判で80頁を超えていますので、いろいろな角度から書き過ぎてしまった感もありますが、選択は読者にお任せしようと思っています。

また、こうした背景の理論をしっかりご説明した上で、個々のロープレを拝見し、その方固有の課題を明確にしつつご支援させて頂いておりますので、指導というよりもご提案という感じでご意見を伺いながらコメントしています。

理論講座』は少人数でご参加の皆様のご様子を拝見しながら講義を進めていますので、可能な限り『理論講座』にご参加いただければと思います。

遠隔地の方など講座への参加が難しい方もいらっしゃるかと思いますが、『テキスト・サブテキスト』だけでもお手に取って頂ければ幸いです。

キャリコン実践研究会のHP)
https://www.cconsupport.com/

(第8回用「理論講座」)
4月15日(日)12:05~13:35
http://www.kokuchpro.com/event/4a1917670db19d2e460376d6e74b9fbb/
キャリコン試験対策の「軸」をご紹介しています。

(第8回用「テキスト・サブテキスト」)
http://www.kokuchpro.com/event/cdc845b2b9258092352b4bce2e82e5e5/
理論講座に参加できない方に、使用テキスト等をご提供致します。

(第8回用「傾聴模擬講座」)
5月13日(日)12:05~13:35
http://www.kokuchpro.com/event/4b0ee5553fe7629edae149c5e7e84e56/
理論講座かテキストをお求め頂いた方は、是非「傾聴模擬講座」にご参加ください。「伝え返し」のちょっとした訓練を行うことによって「ロープレ」が見違えるように変わってきます。

(その他講座)
上記、HPにアクセスしてください。
論述対策講座、口頭試問対策講座、ロープレ対策講座(1to1、個別)など個別的対策に必要な講座をご用意しています。

これを機会に一緒に勉強できることを楽しみにしています。
是非一度、「キャリコン実践研究会のHP」をご訪問ください。

第7回面接試験に向けて(2/2)

協議会の面接試験が終わりましたので、今週末はJCDAの面接試験ですね。

JCDAの試験でも、協議会と同じで、最初に注意することは「信頼関係の構築」です。「第7回面接試験に向けて(1)」でも触れましたが、相談者に丁寧に対応し、受け止めることが大事です。

よくカウンセリングでは、「何を悩んでいるのかではなく、どうしてそのことを悩んでいるか」を聴き取ることが大事だと言われます。

ここで、「何を」にのみ着目すると、JCDAが嫌う事柄中心の問題解決志向に陥ってしまう危険性があります。

そうではなくて、「どうして」に着目してみると、まず「何を」を正確に、あるがままに、無条件で受け取る必要があります。そうすることで相談者と同じスタートラインに立つことが出来ます。ここが、「第7回面接試験に向けて(1)」でも触れた重要性です。

面接試験では、相談者から説明された状況・事柄について反論してはいけませんよ。どんなにつまらないことだと思っても、相談者にとっては「重大事」です。そこに相談者固有の「意味」があるんですね。この「意味」が「どうしてそのことを悩んでいるのか」の答になります。

この部分はご自身の価値観との戦いになりますので、日頃のロープレ練習がものを言うことになりますが、もう試験直前ですので、とりあえず無条件で受け入れることを強く意識して試験に臨んでください

さて、JCDAではこの後の展開が協議会と違ってきます。上述の「相談者固有の意味」は「考えや価値観」に現れます。それが「自己概念」につながったりしているわけですね。

「考え・価値観」が妥当なものであればいいのですが、認知の歪みに近いものであった場合には「問題」ということになります。ですが、「問題」は隠れたもので、相談者自身は気付いていないものです。ですから、キャリコンが「見立て」ます。そのヒントになるのが「感情」です。従って「感情」を言い換えたりすることは厳禁です。そのまま無条件で受け取り、「反映」することが求められます。

さて、「考えや価値観」は相談者の経験から作り上げられてきますので、JCDAでは「経験」を重んじます。「経験代謝」の考えなどはその典型ですね。ですから、「この考えや価値観はどんな経験から作られてきたんだろう」という視点を持つといいでしょう。

現状を確認でき、面接中盤になってきたら、是非「経験」に着目してください。きっと新たな展開が見えてくると思います。

試験直前ですので、あまり難しいことを考えず、まずは頭を空っぽにして「現状」を無条件に受容すること、そして現状が正確に把握出来、考え・価値観が見えてきたら、「経験」を伺ってみる。そんな視点を持つといいのではなかと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
各種講座のご案内をしています。基礎から応用まで系統立てた学習プログラムをご用意していますので、一度ご覧ください。

テキスト・サブテキストのお申込
当講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。

プロフィール
キャリコン実践研究会のブログです。皆様と一緒に学びながら、気づいたことを立石が綴っていきます。
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