キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

実技試験(論述・面接)

合否発表を前に

年が明け、2018年となりました。そして、第6回の合格発表です。両試験機関とも従来の傾向を踏襲した出題でしたので、大きな変化はないと思われますが、受験生にとっては合否の分かれ目となる大事なイベントです。

論述試験はある程度結果が予測できそうです。問題は面接試験ですね。思わぬ結果が待ち受けていることもあります。

どんな立派な先生でもうまくいかないことがある。どんな素人だってうまくいくことがある。これが人間コミュニケーションの不思議なところですね。

ですから、専門家というのはうまくいく確率が高い方のことを言うのかもしれません。それはまたどんな内容の相談にも応じられるという対応力につながっていますが・・・。

さて、合格発表。

中には残念な方もいらっしゃることでしょう。悔しい思いが湧きあがってくるかもしれません。

ですが、前述の通り人間コミュニケーションの不思議もありますので、まずは冷静になって自己分析してみる必要があると思います。なぜならば、そこには必ず原因があるからです。

こうした分析がしっかりできていないと、「自分には向いていない」という答しか出て来ませんので、大変危険です。

不合格原因のNo1は自己流です。自分の解釈や思い込みのまま面談をやってしまう。もし、自己流で合格できるならば1億総キャリアコンサルタントです。つまり、試験なんて必要ないということになります。

自己流では上手くいかないから、カウンセリングやコンサルティングという分野が確立されているんですね。まずは、自分の理解、基礎・基本についてしっかり棚卸してみてください。ある意味で、そこが本当のスタートになるのではないかと思います。

受講生のご支援をしてきて、不合格を経験された方のほうが真剣に取り組まれる確率が高いようで、その分、学びが深まるケースを多く見かけてきました。不合格は決して負けではないと思います。

合格発表は通過点ですね。そして、

「結果」は受け入れざるを得ませんが、「経験」はどのようにでもなるはずです。結果をどの様な経験にするか、キャリコンの学びにもつながりますので、この機会を是非、活かして頂ければと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
各種講座のご案内をしています。基礎から応用まで系統立てた学習プログラムをご用意していますので、一度ご覧ください。

(お申込)
理論講座:1月14日(日)12:05~13:35
テキスト付きです。顔の見える解説を是非お受け下さい。

テキスト・サブテキストのお申込
理論講座にご参加できない遠隔地の方むけに、講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。是非、お手にとって学びの一助にしてください。

論述から面接へ(2/2)

※論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。(以上、1/2と同文)

前回は、日本キャリア開発協会(JCDA)試験を取り上げましたので、JCDA受験者はこちらからお読みください。⇒「論述から面接へ(1/2)

今回はキャリアコンサルティング協議会試験を取り上げます。論述の事例に沿って面接試験の留意点を考えましょう。

育児休暇を終えて復職して半年、同期の女性が管理職になった。自分は仕事も子育ても中途半端で、将来どうなるか不安。今後の働き方を相談したい、とのお話です。

キャリコンとしてまずやることは、この相談ごとの状況(事柄)や心情(感情)をしっかり受け止めることです。そして、大事なことはその様に受容したことを相談者に示すことです。

しっかり受け止めたことを示すには、お話を網羅的に全て示すよりは、核心、つまり、キーワードを端的に捉え、伝え返すことですね。そうすることによって、相談者は頭の中の整理が出来ると共に、キャリコンが信頼に足る支援者だと理解することが出来、信頼関係が築かれるわけです。

最初の段階で、どう展開しようとか、問題は何だろうと、まだ語られていない領域について思いを巡らすのは禁物です。ましてやそうした領域についての質問をしてしまうと、相談者の話を封印してしまうことにもなりかねませんので、注意してください。

「ショック」。これは強い言葉ですからしっかり受け止めます。また、ポイントを絞って端的に伝え返すことによって会話にリズムが出てきますので実践してみて下さい。

さて、ポイントはその後にどう展開するかです。

ここで、「ショックとは?」と一歩踏み込んでいくやり方はどうでしょう? 一概には言えませんが、通常ですと、まだ前段であり、十分お話されたという状況でも無さそうですので、ここは伝え返しのみで、様子を見る。お話が出て来なければ、お話し易いテーマから状況確認を続けるという方が安全ではないかと思います。

こうやってまずは信頼関係を構築し、状況についてお話を促していくと、だんだん情報が集まってきますので、その中から見立てを行っていきます。

例えば、「責任のある仕事」「必要以上に配慮」「中途半端な仕事」「(女性)管理職」「将来が不安」「今の働き方」・・・

こうしたお話から、管理職に昇進した同期の女性が引き金になって、違う働き方に不安を覚えている相談者像が浮かび上がって来ます。

ひとには固有の価値観があるのに、同期と比較して不安になっている相談者の自己理解的側面。そして、管理職や働き方について一方的に思い込んでいる節もあり、仕事理解面にも問題がありそうです。

さらに、「将来が気になる」と言う点からはキャリアプラン、「働き方」と言う点からはワーク・ライフ・バランスも気になります。

以上から、面接を通じて、「相談者は何が気になっているのか?」 そして、「そのことについてどう思っている(捉えている)のか?」を明確にしていけばいいということが分かるかと思います。

そうした見立てが出来たら、後は目標の提案ですね。前段で把握した「相談者が相談したい問題」と整合性を取り、論述問題文のように提案してみると良いでしょう。そして、同意をいただけたら、方策を働き掛けていくことになります。(詳しくは『テキスト』をご参照ください。)

面接試験のポイントは最初の2~3分だと思います。この時に、余計なことを考えずに、純粋に相談者のお話を聴くことができるか。聴いた上で受容、共感し、適切に伝え返せるか。ここさえしっかりできれば、後は学習を積んで来られた皆様にはさほど難しい展開にはならないと思います。

残された時間はわずかですが、まだまだ実力Upは可能です。最後の最後まで諦めず、テキスト・サブテキスト、また講座でのコメントを活かし、相談者の支援に努めてください。応援しています。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

論述から面接へ(1/2)

論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。

まずは、先に行われる日本キャリア開発協会(JCDA)試験から。

「新しい上司から細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」というお話です。さて、キャリコンとしての対応ですが、どうしますか?

ひとつは、「そうか、細かく指示をする上司が問題なんだ」と表面的・短絡的にに事象を捉えてしまう危険な対応です。そして、その問題を解決しようと転職の提案までしちゃったら、完全にアウトですね。まあ、転職まで考える人は少ないと思いますが、早い段階から解決を図ろう、話を進めようとする対応は時々見られますので注意してください。

この対応は、一般的価値観による対応、事象を鵜呑みにした対応とも言えます。では、こうした事象を疑ってかかることが適切か?というと、それもまた危険です。(このへんが難しいところです。)なぜならば、それはとても大切な「受容・共感」に反した対応になってしまうからです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

まず、基本的な人間理解として、「ひとには『固有』の価値観がある」という点を押さえておきましょう。(一般的価値観で解釈・評価してしまっては相談者理解はできないということになります。)

「(相談者の)固有の価値観」は、キャリコンがいくら考えても分かりません。そして、とても大事なことですが、「自分の固有の価値観」は当たり前すぎて本人の意識からも薄れていることが多々あります。(ですから、キャリコンが必要とされるんですね。)

キャリコンが行うことは、「相談者固有の価値観は私には分かりませんので教えてください」というスタンスに立って、まず相談者を「受け入れる」こと、受容です。そして、「相談者の立場」に立って共感することです。そうすることによって信頼関係が築かれ、相談者は心を開いて、自分を語る(自己探索)ことができる。そこに「気づき」が生まれ、自己成長につながるという流れです。相談者の価値観を「キャリコン自身の価値観」で疑い、質問で解明しようとするアプローチでは返って相談者の心を閉ざしてしまいます。

「正しいキャリコンの価値観」は前述の「ひとには『固有』の価値観がある」という価値観です。従って、「細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」とのお話を受け、「細かい指示についてやる気を無くしたのは何か背景があるんだろうな、どうして、そう思ったんだろう。」と「問い」を抱くことが重要です。

そして、その問いをすぐに質問して解明しようとするのではなく、(相談者のお話に沿って傾聴を優先させ)「問いを持ち続ける」ことが大切です。と言うのも、ご本人にとっては当たり前のことですから、急に質問されても(話し足りないことがあった場合には)説明し難いことがあるんですね。

従って、賢いキャリコンは話しやすい場づくり、話しやすい応答を心がけていきます。つまり、話しやすいテーマを選んでいく訳ですね。まずは現時点の事象・状況をお話しいただき、その中から感じ取った、あるいは語られた『感情』を手掛かりにしていく。そうすれば、例えば「やる気を無くした」心情から「悲しくなった」変化が浮き彫りになってくる。まさに、相談者に寄り添ったアプローチです。

こしたリアルな感情が見えてきたら、それは相談者の気がかりを示していることになりますので、そこに横たわる相談者の考え・価値観を明らかにしていきます。現在の考え・価値観は一朝一夕にできたものではなく、過去の『経験』にルーツがありますので、この段階で初めて、現在から過去に話題が変わっていくんですね。この順序がとても重要です。「テキスト」にも書きましたが、あくまでも現在(今・ここ)が起点になって、過去に行き、そしてまた現在に戻ってくるという流れです。最初から過去に行ってしまっては気づきにつながりませんので注意してください。

この様な対応をしていくと、やっと「上司の指示」に対する『ものの見方』にどうやらポイントがありそうだなという見立てが出来てきます。キャリコンの勘で抱いた「問い」に光が見えてきた感じですね。ここまで来たら・・・、後は、この「ものの見方」つまり、「認知」について解きほぐしていくことになります。

以上、論述試験をベースにして面接の流れをおさらいしてみました。但し、紙面では伝えきれないことがたくさんありますので、前記「テキスト」や「ロープレ演習」でのコメントを参考にしてください。とは言うものの「やり方」はいろいろありますので、ご自身が納得、理解した上で面談を進めてください。試験官が見ているのは受講生のそうした姿勢だと思います。試験対策の王道は”真の理解”です。頑張ってください。

次回、2/2は、キャリアコンサルティング協議会の論述問題から面接試験を振り返ってみたいと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

もう一度基本を

第6回論述試験まで2週間ですね。当会も昨日で論述対策講座を終えました。

ご参加の方からは「どうすればいいのか分からなかったが、何とかなりそうに思えてきた」「難しく考えていたが、シンプルに考えれば良かったんだ」などのお声をいただき、お伝えしたかったことがちゃんと届いていて安堵しました。

実際のところ、論述問題をじっくり読み込んでみると、キャリアコンサルティング協議会、JCDAともに目指すキャリアコンサルティングの姿が見えてきます。試験を考えた場合、こうした点をしっかりとらえることが必勝パターンにつながりますね。

また、単発の分析だけではなく、回を追った分析から見えてくるものもありますので、過去問を是非、遡っていただければと思います。

それに、差がつくのは、書き方、表現ではないかと思います。着眼点はいいけれど、解答表現で損をしている。解答練習とともに、出題分析を徹底的に行ってください。論述試験を得点源にすることが実技試験を優位に進める秘訣です。


さて、学科試験や論述試験に時間を取られ、面接試験がおろそかになっている方が結構いらっしゃるようです。合格率が上がり、ハードルが低くなったとは言え、10人の内3~4人は残念な結果になることを考えると、楽観は禁物です。

われわれが重視するのは「受容」ですが、はじめて来られる方々に共通してみられるいくつか気になる点があります。

1つには、安易に「お気持ちは?」「どんな感じ?」と訊いてしまう点。2つ目に「~とっても楽しそうに思えましたが~」と自らの感想を伝える点。そして、不用意な言い換えです。

これらがどうして気になるのかは、講座やテキストでご説明していますので割愛しますが、背景には面談やカウンセリングに関する基礎、基本の理解不足があるのではないかと思います。

しっかりした理論に基づいた基礎・基本は、自分を守ってくれます。面談やカウンセリングはいろいろな答が考えられることから、時には失敗し、迷い、落ち込むことがあります。その時、自分を守ってくれるのはしっかりした理論に基づいた基礎・基本です。基礎・基本が弱いと、迷ったまま抜け出せず、やり方が分からない状態で、もがき苦しむことになりかねません。

先日受講された方も、自主勉強会でいろいろ迷われ、専門家の戸をいくつかたたいたものの、まだ納得できず、当会にコンタクトされました。そして「テキスト」を手にして「やっと分かった、もっと早く知っていれば!」と仰っていただきました。

勿論、ご本人の資質やご経験からのお話だと思いますので、すべての方に当てはまることではないかもしれませんが、当会としては迷われている方にいくつかのヒントをご提供できるのではないかと思っています。

面接試験まで残り3~4週間。形や進め方にこだわらず、相談者中心の基本をもう一度整理し、良質なロープレ練習を重ねていただければと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会
実技試験対策『テキスト』のお申込み

向いていない??

いよいよ第6回学科試験、論述試験まで1カ月となりましたが、ご準備はいかがでしょうか?基礎、基本をしっかり押さえ、場面に合った対応力を磨く段階ですね。

とは言うものの、まだまだ迷われている方も多いのではないかと思います。

キャリコン実践研究会でも『理論講座』を終え、いよいよ本格準備に入っていきますが、ちょっと気になる方々がいらっしゃいます。

それは、自信を失くされている方々です。

そして、口を揃えて「自分は向いていない」と仰います。

お話を聴いてみると、どうやら自主勉強会や各種講座でいろいろ言われている。典型的なのが言葉遣いです。そんな言い方をしてはいけない。こう言いなさいと。制約がどんどん増えていくんですね。

「言葉」を大事にするキャリアコンサルタントにとって、言葉遣いを制約されるとお手上げです。上手くできる筈がありませんね。こうしたことを言う側には非言語表現や真の「傾聴」についての意識が少し足りないのかななんて思ってしまいます。

これが「パターン化した相談者不在の面談」や「相談者に向き合った対応ではなく、教えられた通りの面談」になってしまわないといいのですが・・・。

実際、面談をやってみると、「向いてない」なんてとんでもない。良い面もたくさんある方々がほとんどですから、早めに直しておいた方が良いですね。だから、何かおかしいなと思ったら、逃げちゃって良いですよ。引け目を感じたり、「向いていない」なんて自分にうそをつく必要はありません。


それにしてもこうした受講生が最近増えているのがどうしても気になります。 ヒヤリ・ハットではないですけれど、水面下には多くの予備軍が潜んでいるのではないかと心配です。

キャリアコンサルティングの目指すところは「成長」です。成長する喜びを伝えるのがキャリアコンサルタントですね。

だから、そこに関わっていこうとする人が「自分は向いていない」という自己否定につながることを感じることがあってはいけませんね。

指導者、主催者側もこうしたことをちゃんと考えてみる時期なのではないかと思います。

やはり、自分自身をしっかり見つめ、キャリアコンサルティングの本質をしっかり理解していかなければいけないと思います。

そのためには「自己理解」ですね。指導者も受講者も常に自己を見つめ直す機会を持つことが大切だと思います。

そう言った意味で、キャリコンの世界は平等ですから、教える、指導するという一方向の流れでは無く、一緒に学ぶという双方向の意識が必要なのではないかと思います。

(ご参考)
・『キャリコン実践研究会HP
研究会紹介、論述対策講座、傾聴模擬講座、口頭試問講座、個別1to1、個別ロープレ、合格者の声、CCLabo

・『実技試験対策テキストのお申込』

「自分は向いていない」と思われる方がいらっしゃいましたら、是非、『キャリコン実践研究会』にアクセスしてください。一緒に学び、ご自身の可能性を見つけてください。

第6回キャリコン試験に向けて

第5回キャリアコンサルタント試験が終わって2週間余りが経ちました。そして、来週には合格発表ですね。あっと言う間です。受験された方は落ち着かない日々を過ごされているのかもしれません。

合格発表がまだですので、第6回の合格率や平均点は分かりませんが、論述試験の第5回分析と第6回対策を盛り込んだ『論述対策講座用サブテキスト』が出来あがりました。これで、「キャリコン実践研究会」の第6回向けラインナップが全て出揃ったことになります。

第5回論述試験は、JCDAもCC協議会も共に前回の形式を踏襲した出題でしたので、「論述対策講座」にご参加頂いた方、あるいは「論述対策講座用サブテキスト」をお持ちだった方は、迷わず解答出来たのではないかと思います。

形式が変わらなかったので、時間的にも前回に比べて余裕があった?かもしれませんね。併せて解答の視点や答え方も触れましたので、参考になったのではないかと思います。

さて、来週合否が決まると、いよいよ第6回の受験が本格化してきますが、改めて国家資格キャリアコンサルタント試験について考えさせられます。

例えば、従来のCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)試験は、年に3回の実施でした。インターバルは4カ月。キャリコンは3カ月です。 合格率も20%上がりました。

合格率が上がった分、短期間での促成栽培でも花が咲く・・・。キャリコン10万人化という国家構想も背景にあるかと思いますが、果たしてこれでいいのかと考えてしまうこともあります。

ですが、環境は環境として受け入れていくことも実務家としては必要ですね。環境を受け入れた上で、改めて思うのは「質の確保」です。単なる資格取得だけでなく、実践に役立つキャリアコンサルティングにつなげていくことの大切さです。

そう言った意味で、われわれキャリコン実践研究会の存在価値は、”学び” にあるのではないかと思います。毎回毎回、受験生と共に一歩先を探求していく。

なかなか「お手本」が見つからないこの分野においては、問題意識、探究心といったものがとても大事だと思います。それは、教えられるものだけではなく、自ら学ぶ姿勢ですね。学ぶ姿勢さえあれば、講師であれ受講生であれ何からでも学ぶことができる。ですから、学びのパートナーとしての受講生はとても貴重な存在だと思っています。

講座に参加できる方のみならず、北海道から沖縄まで、『テキスト』『サブテキスト』を通じて、学びのパートナーが大勢いらっしゃいます。そして、これからもそうした機会を増やしていければと思います。

まずは、スタート地点を確認しましたので、改めて一緒に学んで頂ける方を募集します。

お近くの方は、是非『理論講座』をご受講ください。お席が確定しましたら教材としての『テキスト』をお送りしますので、事前学習に努めてください。
◆『理論講座
日時:10月22日(日) 12:10~13:40
場所:東京(新宿)
費用:7,000円
申込:上記「講座名」をクリックしてください。

また、遠隔地の方でご参加が叶わない方は、理論講座の教材『テキスト』をお分けしています。
◆『テキスト
費用:7,000円
申込:上記、太字の「テキスト」をクリックしてください。

◇尚、詳しくは「キャリコン実践研究会ホームページ」でご確認ください。

以上、よろしくお願い致します。

今、やること

いよいよ試験まで1カ月というところですね。いえいえ、論述試験は19日後に迫ってきました。

ある程度準備を進めて来られた方はもう一度現状を振り返ってみる。また、準備が進んでいない方は、本気で残された時間を有効に使う作戦を考えてみる。そんな時期なのではないかと思います。

さて、すでにお気づきになっている点については答も自然に導き出せると思いますが、怖いのは「気づいていない点」ですね。

昨今の状況を見ていると、気になるのは、情報先行で、基礎・基本が疎かになっていると思われる点です。その結果、方向性を見失い、どうしたらいいのか、何が悪いのか気づけない。

国家資格になって合格率が格段に上がりました。その結果、真の実力がまだ身に付いていないのに資格を保有される方が増えています。そして、安易に、教え始めている・・・。

原点に返ってみましょう。厚労省や試験実施機関で合意されているのは、合格者は、「キャリコンの実力を持っている方」ではなく、「合格後、研鑚を積み、将来キャリアコンサルタントとしてお役に立てる『素質』が有る人(=スタート地点に立てる人)」です。

従って、合格後も「学ぶ姿勢」を持っていなければいけない。それがキャリコンとしてのアイデンティティです。

もし、あなたのそばに決め付けた言い方をする講師や”ホルダー”がいたら・・・、この点をチェックしてみて下さい。気づかない内にミスリードされているかもしれません。(勿論、立派な方もたくさんいらっしゃいます。)

大事なのは学ぶ姿勢、「一緒に学んでいきましょう」という姿勢ですね。この姿勢が無くなったら単なる受験屋であり、ご支援とは無縁になってしまいます。われわれキャリコン実践研究会もこの点を常に戒めているところです。


さて、ご受講されている方とお話していますと、相当混乱され、迷われている方が最近増えてきました。

ですが、われわれは大歓迎です。むしろ、迷い、自信を失くし、自分の道が見えなくなっている方こそ、ノックして頂きたいと思っています。なぜならばより深い「学び」につながるからです。迷い、悩む、われら”哀しい動物”は、そこに向き合い、学ぶことによって、成長していくんですね。

われわれは問題の解決は出来ないかもしれません。ですが、「一緒に学ぶ」ことはできます。そして、一緒に学べる方を求めています。


試験1カ月前のこの時期、もう一度ご自身の準備状況をチェックし最後の対策を行ってください。そうすれば結果は自然について来るのではないかと思います。

合格だけを考えて近視眼的になり小手先の対策に陥らないようにして下さい。合格は返って遠ざかってしまいます。そうならないように悔いの無い準備をし、自分のキャリアを積み上げていってください。


〔ご参考・・・現時点で募集中の講座〕

キャリコン実践研究会のホームページ
*基本ポリシーや受験対策のステップ、各種講座の全容を掲載しています。是非一度ご訪問ください。

テキスト・サブテキストのお申込
*試験合格の為の基礎、基本を理論面を加味して分かり易くまとめました。出題傾向や視点はJCDAとキャリア・コンサルタント協議会で違いますが、個別部分と共通部分を明確に区分し、どちらの試験実施機関にも対応できる内容になっています。面談力をつけるには基礎・基本をしっかり身に付ける必要がありますので、まずは、テキストをご覧になってください。

*また、傾聴基礎講座や口頭試問対策講座、論述対策講座に使用するサブテキストのご提供も行っています。講座にご参加できない場合にはご利用ください。

傾聴基礎講座のお申込
*面談は開始2~3分の対応に大きく影響されますので、開始から次の展開への移行を重点に、「どうしたらいいか」を徹底的に練習します。「どうしたらいいか」が分かっていないと、いくら練習しても効果が空回りしてしまいますので注意してください。

口頭試問対策講座のお申込
*面接試験で、あなどれないのが「口頭試問」です。「答え方」によっては折角の面談も減点になってしまう場合があります。減点を防ぎ、加点を狙う、そんな口頭試問に特化した講座です。

CC協議会向論述対策講座のお申込
*「論述試験」こそキャリアコンサルタントとしての基礎・基本が問われる試験です。小手先だけの対策では応用が利かず、悔しい結果になる危険性があります。基礎・基本を理解した上で、しっかり過去問を分析し、真の対策を行いましょう。(JCDA向論述対策講座は満席となってしまいました。上記サブテキストをご利用下さい。)

ペアワーク講座のお申込
*相談者役を経験できるという点でペアワークは有効な対策ツールです。しかし、ペアワークが苦手という方もいらっしゃいます。原因は相談者役からの不快なフィードバック?。当会のペアワークでは相談者役からのフィードバックは一切頂きません。あくまでキャリコン役と講師の間での意見交換に徹します。そして、キャリコン役と講師とのやりとりを聴くことが相談者役にとってはとても良い勉強になります。(安心してお申込ください。)

個別1to1講座のお申込
*受講生1名と講師1名のマンツーマン講座です。面談の入口から始め、それぞれの応答を逐次止めながら振り返り、進めていく講座です。応答の都度、振り返りますのでクセを直すのに最適です。

個別ロープレ対策講座のお申込
*講師2名がお一人の受講生に対して「相談者役」と「試験官役」を担い、本試験を想定した実践形式の講座です。事例を十分に理解した講師が「本物の」相談者役を担当しますので、隠れた背景などにもしっかりご説明が出来ます。試験に出題される「事例の深さ」を、本試験前に是非、味わってください。

第4回試験結果から

驚きの結果は「学科試験」ですね。合格率が19.7%と23.5%。予想外の出題で不評だったようですが、それがそのまま合格率となって現れました。

この学科試験で合格点が取れた方はお見事。残念ながら合格点に達しなかった方は、頭を切り替えるしかありませんね。まあ、これだけ話題になりましたので、次回はまた元に戻るのではないかと思います。

その他で見ると、前回、数%に縮まったJCDAと協議会の実技試験合格率の差が、また10%以上に広がってしまいましたね。

数字から見ると、「実技は協議会の方が受かり易い」と言えるかもしれませんが、個々のキャリアや養成講座等の内容次第という面もありますので、受験生個々にとって「易しいか、難しいか」は一概に言えないのではないかと思います。

もし、養成講座前に選ぶとしたら、心理系にご興味があるようでしたらJCDAを、仕事系にご興味があるようでしたら、キャリア・コンサルティング協議会を選ばれるといいのではないかと思います。

いづれにしても、第5回の合格を目指すのであれば、出来るだけ早くスタートすることですね。特に、学科と実技の両方を受験する方にとっては、残された時間はそれほどない筈です。

もし、”何となくその気になれない”ということであれば、どこかに未消化なものが残っているのでしょう。それこそ自己探索し、自分を引きとめているものは何なのか、早く突き止めてください。(当会受講生の方であれば、講師どちらかにメールを頂ければ何らかのアドバイスが出来るのではないかと思います。)


新規のスタート、あるいは、再スタートに限らず、まず最初にやることはプラン作りです。最近はネットに情報が溢れていますので、自分に合ったサイトを見つけ、情報収集してください。

それから、重要なのは、試験に合格するレベルを客観的に把握できるようにすることです。その為には、勉強仲間からのみフィードバックをもらうのではなく、真のフィードバックがもらえる所を探す必要があります。

それから、キャリアコンサルティングに関する考えや理論をしっかり身につけていくことですね。そうした理論的な背景があって初めて相談者に有効なコンサルティングができるようになります。

こうしてみると、スタートってとっても大事ですね。スタートの仕方によって合否の行方が見えてくると言っても過言ではないかと思います。


キャリコン実践研究会」でも受験生のご支援をさせていただきたいと各種講座をご用意していますが、まずは入口として『理論講座』のご受講をお奨め致します。開催日は1日だけですが、よろしければ下記「理論講座のお申込」をクリックしてください。

理論講座のお申込』←ここをクリック
 日時:7月16日(日)12:10~13:40
 場所:東京(新宿)
 費用:7,000円(「テキスト」付)
 定員:8名
 ※ JCDA及びキャリア・コンサルティング協議会、共通

 理論講座は「テキスト」(A4判86頁)を使い、受験の基礎、基本から対策までの要点を解説します。文字だけでは説明しにくい点もありますので、出来るだけ理論講座のご受講をお奨めします。

合格に必要な要素を86頁に凝縮しましたので、この内容だけご理解いただければ十分です。また、JCDAと協議会の違いも明確に表示しました。ご自身の受験機関に沿って、関連部分をしっかり読み込んで下さい。

※ 「しっかりした理論を背景に」というと何だか堅苦しくて緊張してしまうかもしれませんが、われわれは、楽しく、柔軟に学ぶことがとても大事だと思っています。社会人としての礼儀をわきまえつつ、受講生と講師が対等の関係で、こころを通い合わせながら一緒に学んでいけたらと思っています。


尚、遠隔地やご都合で「理論講座」に参加できない方には、『テキスト』のみのお申込も受け付けています。
テキストのお申込』←ここをクリック
 費用:7,000円
 
 「理論講座」で使う「テキスト」と同じものですので、理論講座にお申込の方は改めて「テキスト」をお申込頂く必要はありません。

さあ、第5回試験合格に向けて、ひとがんばりしましょう。

ニュートラルゾーン

第5回試験に向けて『テキスト』の改訂は終わりましたが、まだまだ落ち着かない日々が続いています。試験から試験へ、それはまさに「トランジション」と言えるかもしれません。

受験のことを考えてみた場合、第4回で受験された方は合否によって今後の方向が変わってきます。また、新たに第5回で初受験される方にとっても、養成講座が終わり、今後のやり方次第で試験結果が変わります。

「トランジション」は、何かが終わり、ニュートラルゾーンがあって、そして何かが始まる、という3段階で構成されますが、その中でも中間の「ニュートラルゾーン」がとても重要です。

と言うのも、トランジションとは”単なる変化”ではないからです。内的な変化、そうしたものがないとトランジションとは言わないんですね。それで、内的な変化を経験するのが「ニュートラルゾーン」ということになります。

こうした点は、なんだかJCDAの「問題解決」と「自己探索」の関係にも似ていますね。内的キャリア/外的キャリアという言葉もある様に、キャリアコンサルタントにとって内的な対応は欠かせない要素です。

ニュートラルゾーンは中途半端な時期でもありますが、そうした状況の中で、自分なりに「意味」を探すことができたら、新たな学びにつながりますので、この時期を有効に使っていただければと思います。

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←第5回用『テキスト
 今回はJCDAとCC協議会の違いについて、記載箇所を明確にしました。




さて、国家資格キャリアコンサルタント試験が始まって1年が経ちました。この間いろいろ混乱はあったものの、一応の落ち着きを見せてきたような気がします。しかしながら、一方で不具合と思われる点もいくつか浮き彫りになってきました。

ひとつには、JCDAとキャリア・コンサルティング協議会のアプローチの違いです。違いがあることは当然ですし、「ひと」を相手にする資格の性格上、複数のアプローチが有ることは良いことだと思います。

問題は受験生を支援する側でその違いがしっかり把握されているかということです。養成段階・対策段階で、主催者側・講師側で、その違いに沿った対応が出来ていないようなお話を時々お伺いします。当会も気を引き締めていかなければいけないと思います。

また、学科試験と論述試験が同日にあり、その1~2週間後に面接試験という期間の短さも気になります。初受験の方にとっては学科と実技を併行して準備しなければならず、相当な負荷となり、面接試験への準備不足となってしまうような気がします。

以前のCDA試験では、学科試験と面接試験の間が2カ月弱ありましたので、面接試験対策もしっかりできた方が多かったようです。

以上、支援機関や準備期間を考えただけでも今の受験生は大変だと思います。それだけに、ニュートラルゾーンをしっかり活用し、自分にとっての受験の意味や合格への準備計画をこの時期にしっかり考えていただければと思います。

「問題」って何だァ!(おまけ)

3回にわたって、JCDAとキャリア・コンサルティング協議会の考え方から「問題とは何か」を見てきました。

そこで明らかになったのは両者の視点の違いです。簡単に言えば、それは設定された事例の違いと言えるかもしれません。

例えば、JCDAは、こころの中の「わだかまり」がテーマになっているような気がします。そのわだかまりが、現状認識を曇らせ、どうしたらいいかといった迷路に入り込んでしまっている。

相談者自身は、仕事が忙しくなった、自分だけが被害者だ、上司は分かってくれない、そんなことが「問題」だと思っている。しかし、お話を丁寧に聴いていくと、こころのわだかまりがどうやら原因だと分かってくる。だが、それだけでは相談者自身の気づきや自主行動につながらない。そこで、過去の経験などを再現してもらい、「わだかまり」の意味に気づいてもらう、といったアプローチをとることになります。

一方、協議会の方は、何らかの「転機」がテーマになっている感じです。転機を迎えて新しいことにチャレンジしなければならなくなった、でもどうしたいいか分からないといったケースですね。

「転機」というと「転機の乗り越え方」の「リソースを点検する」=「4S」を思い出しますが、そこにはあらゆる方向から活用できる資源を探すという視点を見つけることができます。この中には自己があり、状況(環境や仕事)があり、支援(サポート)、戦略があるということですから、自己理解、仕事理解から目標、方策へ(戦略)という展開が重要になってきます。従って、足りない部分があるとすれば、それが「問題」というのは納得がいきますね。

このように考えて来ると、「問題のとらえ方」としてどっちが正しいんだァ!と言っても始まらないことがお分かりいただけるかと思います。つまり、JCDAも協議会も「自分の問題のとらえ方」に相応しい事例を設定している訳ですから。

試験である以上、仕方がありませんね。受講生の方々には常々言っていることですが、こうしたことからも自分の考えだけで「問題」を判断するのではなく、JCDA、協議会の考え方をしっかり理解しておく必要があると思います。


実際の面談では、ケースは様々ですし、こころのわだかまりや転機が混在していることも多々あります。従って、ケースによっては別のアプローチをとったり、折衷したアプローチをとることもあります。

こうした観点から考えてみますと、私個人としてはJCDAと協議会があって良かったんじゃないかなと最近思っています。

できれば、もう一つくらいあってもいいかな。3つの試験機関で3つのアプローチが出てくる位だと更に質も上がってくるのではないかと思います。

実際、カウンセリングにおいては、確か400位の理論があるそうですが、一般的には、精神分析派、来談者中心療法派、認知行動療法派が主流となっているようです。ですが、現場の臨床家はケースに応じて折衷的なアプローチ(折衷派)を行っています。

まだまだ課題が多いキャリアコンサルティングですから、キャリコン試験にチャレンジする皆様の登場にこころから期待するする次第です。どうか志を高く持って、ご自身の闘いに全力投球してください。
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