キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

実技試験(論述・面接)

試験1カ月前ですね。

2月に入って、試験が近づいてきましたね。論述試験は3週間後、面接試験は4・5週間後です。受験を予定されている方にはそろそろ受験票が届き、緊張感も増してくるのではないかと思います。

緊張感というと良い印象はないかもしれませんが、緊張感は意識の表れであり、良い効果もあります。ですから「ああ自分は緊張しているんだ」と自己受容から始めてみると、味方になってくれるのではないかと思います。(緊張感と戦う/抵抗すると手強い相手になってしまいます。)

さて、残り1カ月。焦ることなく、しっかり準備しましょう。この段階での仕上げが、合否を左右する大きな要素になってきます。

順調に仕上がっていると感じている方はその調子を維持してください。但し、自信過剰にならないように。

心配なのは、この段階で迷っている方ですね。

迷っている方には「ひとは迷うものです」という言葉を送りたいと思います。ここでも、まず「自分は迷っているんだ」と受け入れる。そこから始めてみましょう。そうすれば、多くの場合、自分を客観的に見つめることが出来、対応策も見えてきます。

一番いけないのはあれこれ考えすぎてしまうことです。その結果、自分の長所も閉じ込めてしまう。

うまくいかないと、更に無理にやろうとする。すると、もっとうまくいかない。迷う。という悪循環です。うまくいかなければ、それを止めてみたらどうでしょう。ひととお話する場合でも相手の嫌がることはしませんよね。それと同じです。

当講座でお話をする場合にも、スタートはこうした現状確認から始めます。ですが、決して怒ったり、強く言ったりはしませんよ。時には笑いを交えて楽しく学ぶことを心がけています。頭で分かっていても実践で使えなければ勿体ないですからね。リラックスした状態で学んでいくことが効果的であり合理的な方法だと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
各種講座のご案内をしています。基礎から応用まで系統立てた学習プログラムをご用意していますので、一度ご覧ください。

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当講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。よろしければ学びの一助にしてください。

「自己受容」ということ

不合格通知。厳しい現実ですね。中にはその理由すら分からない方もいらっしゃるかと思います。まさに、受け入れがたい事態です。

なぜ?なぜ?と問い掛けても答は見つからない。それどころか、益々迷路に入り込んでしまう。結果として、やらなければよかった、向いていない、自分にはムリ・・・。

外側の世界、つまり、物理的な原因分析であれば、なぜなぜアプローチも有効だと思いますが、内側の世界、こころの世界を対象にする分野では役に立たないのではないかと思います。それどころか、むしろ危険でもありますね。自らの可能性を閉じ込め、自己否定の道を歩むことにもなりかねませんから。

こうしたケースは、クライエントとキャリコンという関係で見ればよくお分かり頂けるかと思います。ところが、クライエントのイベントがまさに自分自身に起きてみると・・・、冒頭の事態に陥ってしまう。キャリコンを目指す方であれば、今、ここに、まさに” 真の学び ”の場があるというのに。

どうしますか?

やり方は2つあると思います。

1つは、第三者の支援を受けること。つまり、カウンセリングを受けてみることですね。カウンセリグによって、この「厳しい現実」に向き合うことです。

もう1つは、自分で対処する。大変ですが。それで、まずは通常のカウンセリングと同じようになぜ?なぜ?と問い詰めないことです。大切なのは・・・? そう、「受容」ですね。「無条件で」受容する。不合格という事実をまず受け入れる。それは自己受容の道です。降りかかった試練、自分はこの試練を受け止めることが出来るし、克服することもできると。

受け入れてみると、思考が前に進んでいく。その結果、足りなかったものも見えてくるという訳です。なぜ?なぜ?と対岸から問い掛けても答は返ってきにくいものです。まずは不合格という場に同席し、受容・共感する姿勢が大切ですね。これはカウンセリングの極意そのものです。

不合格通知を受け取った方には、こうした特典が付いてくる訳です。この特典を活かさない手はありません。こうした学びの機会はこれから何度も経験することでしょう。その対処法を今、身に着けておく。これは豊かな人生を送る上でとても大切なことではないかと思います。

(オマケ)
質問グセがある方は特にこの迷路に入りやすい気がします。だから、本試験でもそのペースで進めてしまい不合格となった? もしそうだとすると、質問型から受容型に変えるだけで面談はとても楽になると思うのですがどうでしょうか。但し、自己受容を強制することはできませんのでご本人がその勇気を持てるかですね。不合格通知の「意味」を決めるのはご本人しかありませんから。

キャリコン試験 効率的な準備を!

国家資格キャリアコンサルタント試験に至るには、8割以上の方が養成講座を利用されているようです。養成講座と言えば、養成講座を終わったけどどうやって試験対策をやったらいいか分からない、というお話をよく聞きます。

それはおかしいですね。養成講座に沿って勉強してきたのに、それで試験対策が分からないというのは一体何を教えているんですかねェ!と、こちらもお話していたのですが・・・。

しかし、よくよく考えてみると、キャリアの範囲はとても広いですね。人が関わってくる、人生が関わってくる。そうした広い範囲を背景に、多くのことに触れなくてはいけない。

また、試験の合否基準も合格後の訓練によって将来実力を備えることができるスタートラインに立てるか否か、という視点で判断されるという訳ですから、実力をつける訓練よりも基本的なことをまず理解していただくことが重点になるのも当然かもしれません。

こうしてみると、養成講座の役割も明確になってきますね。つまり、養成講座はキャリア全般にわたる知識の伝達に重点があると割り切った方がいい。

(それと、対人関係実務において、答はたくさんあります。従って、正解はこれですと示し難い。どちらかというと、キャリコン側の見立てや意図がポイントになってきますので、受信力、感じ取る力、学び取る力が重要になってきます。従って、養成講座でも、場を提供しますので皆さん学び取って下さいとなるのも理解できます。)


そうしますと、どうやって試験対策を行うかそれがポイントになります。それも、試験まで2カ月くらいしかないとなると出来るだけ効率的に行いたいですね。

効率化を考えた場合、専門機関の活用を考えてみてはどうでしょうか。ネット等で検索し、自分に合う機関を探してみて下さい。カリキュラムや講座内容、合格体験記なども参考になるかと思いますが、大事なのはポリシーであり、信頼に足る具体的なツールを持っているかです。

効率を考えるとついつい手法一辺倒になりがちですが、経験上、急がば回れと言いますか、基礎・基本をまず理解することが大切です。従って、専門機関側には「基礎・基本はこれです。」と明確に説明していただきたいということになりますね。ですが、この部分のまとめ・整理は結構難しいので、専門機関選択の重要事項になるのではないかと思います。


私自身、この基礎・基本、つまり「何をしたらいのか? そのために何が必要なのか?」という点が分からず、受験時代に大変苦労しました。

そこで、最初の試験に失敗した後、徹底的に調べ、研究してみました。いろいろな講座に通い、ロープレもたくさんやってみました。

結果として、講座からあるいは文献から直接、答をもらうことは少なく、実践をやってみて「これが正しいやり方かな」と思ったことから、ああ講座や文献で言っていたのはこういったことなのかなと感じることが殆どでした。

つまり、こういったことが「学び取る力」なのではないかと思います。文献にもヒントはたくさん載っていたはずです。ですが、最初の頃はそのヒントを読み取ることができなかった。

その後、資格取得を経て今日に至るまで、皆様のお力をお借りしながら学びの毎日です。その結果、「学び取る力」も少しづつついてきたのではないかと思います。

そうした中から、受験生の支援を目指す以上、「学び取る力が必要」と突き放すのではなく、われわれが学び取ってきた基礎・基本を可能な限り分かり易く開示し、精一杯お伝えした上で、そこから先は受講生の「学び取る力」にお任せするというのが真の支援だと考えるに至りました。

そうした内容を集約し、分かり易い形にしたのがキャリコン実践研究会の『テキスト』です。そして、そのテキストを使って『理論講座』を開催しています。

効率的に対策する方法は多々あるかと思いますが、われわれ「キャリコン実践研究会」がお奨めする「効率的な対策」はまず『理論講座』をお受け頂くこと、ご都合がつかなければ『テキスト』をお手元に置いていただくことだと思っています。

そして、その内容をご確認頂き、ご自身の進捗状況を把握してください。その上へ必要な個別講座をご選択頂ければよろしいかと思います。また、選択に迷うようであれば、ご相談にも応じています。

試験対策を効率的に進める方法。それは資源としての専門機関を活用することです。選択さえ誤らなければ、決して無駄な投資にはならないと思います。受験生同士の連携も有効かと思いますが、間違った方向にいってしまうと、返って遠回りになる危険性もありますのでご注意ください。

(ご参考)
キャリコン実践研究会ホームページ
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(お申込)
理論講座:1月14日(日)12:05~13:35
テキスト付きです。顔の見える解説を是非お受け下さい。
◆時間がありませんが、お申込→自動返信メール→お振込→※「お振込証の送信」→確認後即お席確定連絡及び「テキスト」送付、といった緊急対応(※)も行いますので是非、ご参加ください。

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理論講座にご参加できない遠隔地の方むけに、講座で使用するテキストやサブテキストを有償提供しています。是非、お手にとって学びの一助にしてください。

合否発表を前に

年が明け、2018年となりました。そして、第6回の合格発表です。両試験機関とも従来の傾向を踏襲した出題でしたので、大きな変化はないと思われますが、受験生にとっては合否の分かれ目となる大事なイベントです。

論述試験はある程度結果が予測できそうです。問題は面接試験ですね。思わぬ結果が待ち受けていることもあります。

どんな立派な先生でもうまくいかないことがある。どんな素人だってうまくいくことがある。これが人間コミュニケーションの不思議なところですね。

ですから、専門家というのはうまくいく確率が高い方のことを言うのかもしれません。それはまたどんな内容の相談にも応じられるという対応力につながっていますが・・・。

さて、合格発表。

中には残念な方もいらっしゃることでしょう。悔しい思いが湧きあがってくるかもしれません。

ですが、前述の通り人間コミュニケーションの不思議もありますので、まずは冷静になって自己分析してみる必要があると思います。なぜならば、そこには必ず原因があるからです。

こうした分析がしっかりできていないと、「自分には向いていない」という答しか出て来ませんので、大変危険です。

不合格原因のNo1は自己流です。自分の解釈や思い込みのまま面談をやってしまう。もし、自己流で合格できるならば1億総キャリアコンサルタントです。つまり、試験なんて必要ないということになります。

自己流では上手くいかないから、カウンセリングやコンサルティングという分野が確立されているんですね。まずは、自分の理解、基礎・基本についてしっかり棚卸してみてください。ある意味で、そこが本当のスタートになるのではないかと思います。

受講生のご支援をしてきて、不合格を経験された方のほうが真剣に取り組まれる確率が高いようで、その分、学びが深まるケースを多く見かけてきました。不合格は決して負けではないと思います。

合格発表は通過点ですね。そして、

「結果」は受け入れざるを得ませんが、「経験」はどのようにでもなるはずです。結果をどの様な経験にするか、キャリコンの学びにもつながりますので、この機会を是非、活かして頂ければと思います。

(ご参考)
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理論講座:1月14日(日)12:05~13:35
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論述から面接へ(2/2)

※論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。(以上、1/2と同文)

前回は、日本キャリア開発協会(JCDA)試験を取り上げましたので、JCDA受験者はこちらからお読みください。⇒「論述から面接へ(1/2)

今回はキャリアコンサルティング協議会試験を取り上げます。論述の事例に沿って面接試験の留意点を考えましょう。

育児休暇を終えて復職して半年、同期の女性が管理職になった。自分は仕事も子育ても中途半端で、将来どうなるか不安。今後の働き方を相談したい、とのお話です。

キャリコンとしてまずやることは、この相談ごとの状況(事柄)や心情(感情)をしっかり受け止めることです。そして、大事なことはその様に受容したことを相談者に示すことです。

しっかり受け止めたことを示すには、お話を網羅的に全て示すよりは、核心、つまり、キーワードを端的に捉え、伝え返すことですね。そうすることによって、相談者は頭の中の整理が出来ると共に、キャリコンが信頼に足る支援者だと理解することが出来、信頼関係が築かれるわけです。

最初の段階で、どう展開しようとか、問題は何だろうと、まだ語られていない領域について思いを巡らすのは禁物です。ましてやそうした領域についての質問をしてしまうと、相談者の話を封印してしまうことにもなりかねませんので、注意してください。

「ショック」。これは強い言葉ですからしっかり受け止めます。また、ポイントを絞って端的に伝え返すことによって会話にリズムが出てきますので実践してみて下さい。

さて、ポイントはその後にどう展開するかです。

ここで、「ショックとは?」と一歩踏み込んでいくやり方はどうでしょう? 一概には言えませんが、通常ですと、まだ前段であり、十分お話されたという状況でも無さそうですので、ここは伝え返しのみで、様子を見る。お話が出て来なければ、お話し易いテーマから状況確認を続けるという方が安全ではないかと思います。

こうやってまずは信頼関係を構築し、状況についてお話を促していくと、だんだん情報が集まってきますので、その中から見立てを行っていきます。

例えば、「責任のある仕事」「必要以上に配慮」「中途半端な仕事」「(女性)管理職」「将来が不安」「今の働き方」・・・

こうしたお話から、管理職に昇進した同期の女性が引き金になって、違う働き方に不安を覚えている相談者像が浮かび上がって来ます。

ひとには固有の価値観があるのに、同期と比較して不安になっている相談者の自己理解的側面。そして、管理職や働き方について一方的に思い込んでいる節もあり、仕事理解面にも問題がありそうです。

さらに、「将来が気になる」と言う点からはキャリアプラン、「働き方」と言う点からはワーク・ライフ・バランスも気になります。

以上から、面接を通じて、「相談者は何が気になっているのか?」 そして、「そのことについてどう思っている(捉えている)のか?」を明確にしていけばいいということが分かるかと思います。

そうした見立てが出来たら、後は目標の提案ですね。前段で把握した「相談者が相談したい問題」と整合性を取り、論述問題文のように提案してみると良いでしょう。そして、同意をいただけたら、方策を働き掛けていくことになります。(詳しくは『テキスト』をご参照ください。)

面接試験のポイントは最初の2~3分だと思います。この時に、余計なことを考えずに、純粋に相談者のお話を聴くことができるか。聴いた上で受容、共感し、適切に伝え返せるか。ここさえしっかりできれば、後は学習を積んで来られた皆様にはさほど難しい展開にはならないと思います。

残された時間はわずかですが、まだまだ実力Upは可能です。最後の最後まで諦めず、テキスト・サブテキスト、また講座でのコメントを活かし、相談者の支援に努めてください。応援しています。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

論述から面接へ(1/2)

論述試験が終わり、面接試験が迫ってきました。論述試験は面接試験とセットになって実技試験を構成していますので、両者の間には当然のことながら関連性が見て取れます。そうした観点から、最後の仕上げとして面接試験対策を考えてみたいと思います。

まずは、先に行われる日本キャリア開発協会(JCDA)試験から。

「新しい上司から細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」というお話です。さて、キャリコンとしての対応ですが、どうしますか?

ひとつは、「そうか、細かく指示をする上司が問題なんだ」と表面的・短絡的にに事象を捉えてしまう危険な対応です。そして、その問題を解決しようと転職の提案までしちゃったら、完全にアウトですね。まあ、転職まで考える人は少ないと思いますが、早い段階から解決を図ろう、話を進めようとする対応は時々見られますので注意してください。

この対応は、一般的価値観による対応、事象を鵜呑みにした対応とも言えます。では、こうした事象を疑ってかかることが適切か?というと、それもまた危険です。(このへんが難しいところです。)なぜならば、それはとても大切な「受容・共感」に反した対応になってしまうからです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

まず、基本的な人間理解として、「ひとには『固有』の価値観がある」という点を押さえておきましょう。(一般的価値観で解釈・評価してしまっては相談者理解はできないということになります。)

「(相談者の)固有の価値観」は、キャリコンがいくら考えても分かりません。そして、とても大事なことですが、「自分の固有の価値観」は当たり前すぎて本人の意識からも薄れていることが多々あります。(ですから、キャリコンが必要とされるんですね。)

キャリコンが行うことは、「相談者固有の価値観は私には分かりませんので教えてください」というスタンスに立って、まず相談者を「受け入れる」こと、受容です。そして、「相談者の立場」に立って共感することです。そうすることによって信頼関係が築かれ、相談者は心を開いて、自分を語る(自己探索)ことができる。そこに「気づき」が生まれ、自己成長につながるという流れです。相談者の価値観を「キャリコン自身の価値観」で疑い、質問で解明しようとするアプローチでは返って相談者の心を閉ざしてしまいます。

「正しいキャリコンの価値観」は前述の「ひとには『固有』の価値観がある」という価値観です。従って、「細かいところまで指示されるのでやる気を無くした」とのお話を受け、「細かい指示についてやる気を無くしたのは何か背景があるんだろうな、どうして、そう思ったんだろう。」と「問い」を抱くことが重要です。

そして、その問いをすぐに質問して解明しようとするのではなく、(相談者のお話に沿って傾聴を優先させ)「問いを持ち続ける」ことが大切です。と言うのも、ご本人にとっては当たり前のことですから、急に質問されても(話し足りないことがあった場合には)説明し難いことがあるんですね。

従って、賢いキャリコンは話しやすい場づくり、話しやすい応答を心がけていきます。つまり、話しやすいテーマを選んでいく訳ですね。まずは現時点の事象・状況をお話しいただき、その中から感じ取った、あるいは語られた『感情』を手掛かりにしていく。そうすれば、例えば「やる気を無くした」心情から「悲しくなった」変化が浮き彫りになってくる。まさに、相談者に寄り添ったアプローチです。

こしたリアルな感情が見えてきたら、それは相談者の気がかりを示していることになりますので、そこに横たわる相談者の考え・価値観を明らかにしていきます。現在の考え・価値観は一朝一夕にできたものではなく、過去の『経験』にルーツがありますので、この段階で初めて、現在から過去に話題が変わっていくんですね。この順序がとても重要です。「テキスト」にも書きましたが、あくまでも現在(今・ここ)が起点になって、過去に行き、そしてまた現在に戻ってくるという流れです。最初から過去に行ってしまっては気づきにつながりませんので注意してください。

この様な対応をしていくと、やっと「上司の指示」に対する『ものの見方』にどうやらポイントがありそうだなという見立てが出来てきます。キャリコンの勘で抱いた「問い」に光が見えてきた感じですね。ここまで来たら・・・、後は、この「ものの見方」つまり、「認知」について解きほぐしていくことになります。

以上、論述試験をベースにして面接の流れをおさらいしてみました。但し、紙面では伝えきれないことがたくさんありますので、前記「テキスト」や「ロープレ演習」でのコメントを参考にしてください。とは言うものの「やり方」はいろいろありますので、ご自身が納得、理解した上で面談を進めてください。試験官が見ているのは受講生のそうした姿勢だと思います。試験対策の王道は”真の理解”です。頑張ってください。

次回、2/2は、キャリアコンサルティング協議会の論述問題から面接試験を振り返ってみたいと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会』(ホームページ)

もう一度基本を

第6回論述試験まで2週間ですね。当会も昨日で論述対策講座を終えました。

ご参加の方からは「どうすればいいのか分からなかったが、何とかなりそうに思えてきた」「難しく考えていたが、シンプルに考えれば良かったんだ」などのお声をいただき、お伝えしたかったことがちゃんと届いていて安堵しました。

実際のところ、論述問題をじっくり読み込んでみると、キャリアコンサルティング協議会、JCDAともに目指すキャリアコンサルティングの姿が見えてきます。試験を考えた場合、こうした点をしっかりとらえることが必勝パターンにつながりますね。

また、単発の分析だけではなく、回を追った分析から見えてくるものもありますので、過去問を是非、遡っていただければと思います。

それに、差がつくのは、書き方、表現ではないかと思います。着眼点はいいけれど、解答表現で損をしている。解答練習とともに、出題分析を徹底的に行ってください。論述試験を得点源にすることが実技試験を優位に進める秘訣です。


さて、学科試験や論述試験に時間を取られ、面接試験がおろそかになっている方が結構いらっしゃるようです。合格率が上がり、ハードルが低くなったとは言え、10人の内3~4人は残念な結果になることを考えると、楽観は禁物です。

われわれが重視するのは「受容」ですが、はじめて来られる方々に共通してみられるいくつか気になる点があります。

1つには、安易に「お気持ちは?」「どんな感じ?」と訊いてしまう点。2つ目に「~とっても楽しそうに思えましたが~」と自らの感想を伝える点。そして、不用意な言い換えです。

これらがどうして気になるのかは、講座やテキストでご説明していますので割愛しますが、背景には面談やカウンセリングに関する基礎、基本の理解不足があるのではないかと思います。

しっかりした理論に基づいた基礎・基本は、自分を守ってくれます。面談やカウンセリングはいろいろな答が考えられることから、時には失敗し、迷い、落ち込むことがあります。その時、自分を守ってくれるのはしっかりした理論に基づいた基礎・基本です。基礎・基本が弱いと、迷ったまま抜け出せず、やり方が分からない状態で、もがき苦しむことになりかねません。

先日受講された方も、自主勉強会でいろいろ迷われ、専門家の戸をいくつかたたいたものの、まだ納得できず、当会にコンタクトされました。そして「テキスト」を手にして「やっと分かった、もっと早く知っていれば!」と仰っていただきました。

勿論、ご本人の資質やご経験からのお話だと思いますので、すべての方に当てはまることではないかもしれませんが、当会としては迷われている方にいくつかのヒントをご提供できるのではないかと思っています。

面接試験まで残り3~4週間。形や進め方にこだわらず、相談者中心の基本をもう一度整理し、良質なロープレ練習を重ねていただければと思います。

(ご参考)
キャリコン実践研究会
実技試験対策『テキスト』のお申込み

向いていない??

いよいよ第6回学科試験、論述試験まで1カ月となりましたが、ご準備はいかがでしょうか?基礎、基本をしっかり押さえ、場面に合った対応力を磨く段階ですね。

とは言うものの、まだまだ迷われている方も多いのではないかと思います。

キャリコン実践研究会でも『理論講座』を終え、いよいよ本格準備に入っていきますが、ちょっと気になる方々がいらっしゃいます。

それは、自信を失くされている方々です。

そして、口を揃えて「自分は向いていない」と仰います。

お話を聴いてみると、どうやら自主勉強会や各種講座でいろいろ言われている。典型的なのが言葉遣いです。そんな言い方をしてはいけない。こう言いなさいと。制約がどんどん増えていくんですね。

「言葉」を大事にするキャリアコンサルタントにとって、言葉遣いを制約されるとお手上げです。上手くできる筈がありませんね。こうしたことを言う側には非言語表現や真の「傾聴」についての意識が少し足りないのかななんて思ってしまいます。

これが「パターン化した相談者不在の面談」や「相談者に向き合った対応ではなく、教えられた通りの面談」になってしまわないといいのですが・・・。

実際、面談をやってみると、「向いてない」なんてとんでもない。良い面もたくさんある方々がほとんどですから、早めに直しておいた方が良いですね。だから、何かおかしいなと思ったら、逃げちゃって良いですよ。引け目を感じたり、「向いていない」なんて自分にうそをつく必要はありません。


それにしてもこうした受講生が最近増えているのがどうしても気になります。 ヒヤリ・ハットではないですけれど、水面下には多くの予備軍が潜んでいるのではないかと心配です。

キャリアコンサルティングの目指すところは「成長」です。成長する喜びを伝えるのがキャリアコンサルタントですね。

だから、そこに関わっていこうとする人が「自分は向いていない」という自己否定につながることを感じることがあってはいけませんね。

指導者、主催者側もこうしたことをちゃんと考えてみる時期なのではないかと思います。

やはり、自分自身をしっかり見つめ、キャリアコンサルティングの本質をしっかり理解していかなければいけないと思います。

そのためには「自己理解」ですね。指導者も受講者も常に自己を見つめ直す機会を持つことが大切だと思います。

そう言った意味で、キャリコンの世界は平等ですから、教える、指導するという一方向の流れでは無く、一緒に学ぶという双方向の意識が必要なのではないかと思います。

(ご参考)
・『キャリコン実践研究会HP
研究会紹介、論述対策講座、傾聴模擬講座、口頭試問講座、個別1to1、個別ロープレ、合格者の声、CCLabo

・『実技試験対策テキストのお申込』

「自分は向いていない」と思われる方がいらっしゃいましたら、是非、『キャリコン実践研究会』にアクセスしてください。一緒に学び、ご自身の可能性を見つけてください。

第6回キャリコン試験に向けて

第5回キャリアコンサルタント試験が終わって2週間余りが経ちました。そして、来週には合格発表ですね。あっと言う間です。受験された方は落ち着かない日々を過ごされているのかもしれません。

合格発表がまだですので、第6回の合格率や平均点は分かりませんが、論述試験の第5回分析と第6回対策を盛り込んだ『論述対策講座用サブテキスト』が出来あがりました。これで、「キャリコン実践研究会」の第6回向けラインナップが全て出揃ったことになります。

第5回論述試験は、JCDAもCC協議会も共に前回の形式を踏襲した出題でしたので、「論述対策講座」にご参加頂いた方、あるいは「論述対策講座用サブテキスト」をお持ちだった方は、迷わず解答出来たのではないかと思います。

形式が変わらなかったので、時間的にも前回に比べて余裕があった?かもしれませんね。併せて解答の視点や答え方も触れましたので、参考になったのではないかと思います。

さて、来週合否が決まると、いよいよ第6回の受験が本格化してきますが、改めて国家資格キャリアコンサルタント試験について考えさせられます。

例えば、従来のCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)試験は、年に3回の実施でした。インターバルは4カ月。キャリコンは3カ月です。 合格率も20%上がりました。

合格率が上がった分、短期間での促成栽培でも花が咲く・・・。キャリコン10万人化という国家構想も背景にあるかと思いますが、果たしてこれでいいのかと考えてしまうこともあります。

ですが、環境は環境として受け入れていくことも実務家としては必要ですね。環境を受け入れた上で、改めて思うのは「質の確保」です。単なる資格取得だけでなく、実践に役立つキャリアコンサルティングにつなげていくことの大切さです。

そう言った意味で、われわれキャリコン実践研究会の存在価値は、”学び” にあるのではないかと思います。毎回毎回、受験生と共に一歩先を探求していく。

なかなか「お手本」が見つからないこの分野においては、問題意識、探究心といったものがとても大事だと思います。それは、教えられるものだけではなく、自ら学ぶ姿勢ですね。学ぶ姿勢さえあれば、講師であれ受講生であれ何からでも学ぶことができる。ですから、学びのパートナーとしての受講生はとても貴重な存在だと思っています。

講座に参加できる方のみならず、北海道から沖縄まで、『テキスト』『サブテキスト』を通じて、学びのパートナーが大勢いらっしゃいます。そして、これからもそうした機会を増やしていければと思います。

まずは、スタート地点を確認しましたので、改めて一緒に学んで頂ける方を募集します。

お近くの方は、是非『理論講座』をご受講ください。お席が確定しましたら教材としての『テキスト』をお送りしますので、事前学習に努めてください。
◆『理論講座
日時:10月22日(日) 12:10~13:40
場所:東京(新宿)
費用:7,000円
申込:上記「講座名」をクリックしてください。

また、遠隔地の方でご参加が叶わない方は、理論講座の教材『テキスト』をお分けしています。
◆『テキスト
費用:7,000円
申込:上記、太字の「テキスト」をクリックしてください。

◇尚、詳しくは「キャリコン実践研究会ホームページ」でご確認ください。

以上、よろしくお願い致します。

今、やること

いよいよ試験まで1カ月というところですね。いえいえ、論述試験は19日後に迫ってきました。

ある程度準備を進めて来られた方はもう一度現状を振り返ってみる。また、準備が進んでいない方は、本気で残された時間を有効に使う作戦を考えてみる。そんな時期なのではないかと思います。

さて、すでにお気づきになっている点については答も自然に導き出せると思いますが、怖いのは「気づいていない点」ですね。

昨今の状況を見ていると、気になるのは、情報先行で、基礎・基本が疎かになっていると思われる点です。その結果、方向性を見失い、どうしたらいいのか、何が悪いのか気づけない。

国家資格になって合格率が格段に上がりました。その結果、真の実力がまだ身に付いていないのに資格を保有される方が増えています。そして、安易に、教え始めている・・・。

原点に返ってみましょう。厚労省や試験実施機関で合意されているのは、合格者は、「キャリコンの実力を持っている方」ではなく、「合格後、研鑚を積み、将来キャリアコンサルタントとしてお役に立てる『素質』が有る人(=スタート地点に立てる人)」です。

従って、合格後も「学ぶ姿勢」を持っていなければいけない。それがキャリコンとしてのアイデンティティです。

もし、あなたのそばに決め付けた言い方をする講師や”ホルダー”がいたら・・・、この点をチェックしてみて下さい。気づかない内にミスリードされているかもしれません。(勿論、立派な方もたくさんいらっしゃいます。)

大事なのは学ぶ姿勢、「一緒に学んでいきましょう」という姿勢ですね。この姿勢が無くなったら単なる受験屋であり、ご支援とは無縁になってしまいます。われわれキャリコン実践研究会もこの点を常に戒めているところです。


さて、ご受講されている方とお話していますと、相当混乱され、迷われている方が最近増えてきました。

ですが、われわれは大歓迎です。むしろ、迷い、自信を失くし、自分の道が見えなくなっている方こそ、ノックして頂きたいと思っています。なぜならばより深い「学び」につながるからです。迷い、悩む、われら”哀しい動物”は、そこに向き合い、学ぶことによって、成長していくんですね。

われわれは問題の解決は出来ないかもしれません。ですが、「一緒に学ぶ」ことはできます。そして、一緒に学べる方を求めています。


試験1カ月前のこの時期、もう一度ご自身の準備状況をチェックし最後の対策を行ってください。そうすれば結果は自然について来るのではないかと思います。

合格だけを考えて近視眼的になり小手先の対策に陥らないようにして下さい。合格は返って遠ざかってしまいます。そうならないように悔いの無い準備をし、自分のキャリアを積み上げていってください。


〔ご参考・・・現時点で募集中の講座〕

キャリコン実践研究会のホームページ
*基本ポリシーや受験対策のステップ、各種講座の全容を掲載しています。是非一度ご訪問ください。

テキスト・サブテキストのお申込
*試験合格の為の基礎、基本を理論面を加味して分かり易くまとめました。出題傾向や視点はJCDAとキャリア・コンサルタント協議会で違いますが、個別部分と共通部分を明確に区分し、どちらの試験実施機関にも対応できる内容になっています。面談力をつけるには基礎・基本をしっかり身に付ける必要がありますので、まずは、テキストをご覧になってください。

*また、傾聴基礎講座や口頭試問対策講座、論述対策講座に使用するサブテキストのご提供も行っています。講座にご参加できない場合にはご利用ください。

傾聴基礎講座のお申込
*面談は開始2~3分の対応に大きく影響されますので、開始から次の展開への移行を重点に、「どうしたらいいか」を徹底的に練習します。「どうしたらいいか」が分かっていないと、いくら練習しても効果が空回りしてしまいますので注意してください。

口頭試問対策講座のお申込
*面接試験で、あなどれないのが「口頭試問」です。「答え方」によっては折角の面談も減点になってしまう場合があります。減点を防ぎ、加点を狙う、そんな口頭試問に特化した講座です。

CC協議会向論述対策講座のお申込
*「論述試験」こそキャリアコンサルタントとしての基礎・基本が問われる試験です。小手先だけの対策では応用が利かず、悔しい結果になる危険性があります。基礎・基本を理解した上で、しっかり過去問を分析し、真の対策を行いましょう。(JCDA向論述対策講座は満席となってしまいました。上記サブテキストをご利用下さい。)

ペアワーク講座のお申込
*相談者役を経験できるという点でペアワークは有効な対策ツールです。しかし、ペアワークが苦手という方もいらっしゃいます。原因は相談者役からの不快なフィードバック?。当会のペアワークでは相談者役からのフィードバックは一切頂きません。あくまでキャリコン役と講師の間での意見交換に徹します。そして、キャリコン役と講師とのやりとりを聴くことが相談者役にとってはとても良い勉強になります。(安心してお申込ください。)

個別1to1講座のお申込
*受講生1名と講師1名のマンツーマン講座です。面談の入口から始め、それぞれの応答を逐次止めながら振り返り、進めていく講座です。応答の都度、振り返りますのでクセを直すのに最適です。

個別ロープレ対策講座のお申込
*講師2名がお一人の受講生に対して「相談者役」と「試験官役」を担い、本試験を想定した実践形式の講座です。事例を十分に理解した講師が「本物の」相談者役を担当しますので、隠れた背景などにもしっかりご説明が出来ます。試験に出題される「事例の深さ」を、本試験前に是非、味わってください。

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キャリコン実践研究会のブログです。皆様と一緒に学びながら、気づいたことを立石が綴っていきます。
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  • 第4回キャリコン試験に向けて
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  • 「見晴らし台」にいるということ(第2回結果発表)
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