先日、国家資格キャリコン実技試験対策の第1回 『 理論講座 』 を行いました。

いろいろ調べてみるとCDAとは違った対策が必要となり、 『レジュメ』 も殆ど書き直しとなりましたので結構がんばりました。

それで、何とか理論講座にこぎつけた訳ですが、変わらない点はと言うと「自己理解が大事!自己理解がスタート」ということです。

「自己理解」が大事と言うことは、受験生自身が自己理解の達人でなければいけません。まあ、達人とまでは行かなくても自分のことを常にモニター出来ている。つまり自己一致出来ていることが重要です。

でも、ひとは常に変わり続けていますから、「自分が分かった」ということは有り得ないのでしょうね。だからこそ、常にモニタリングを、ということになるんだと思います。

次に大事なのは、「仕事理解」です。お仕事のことが分かっていないと助言・指導というコンサルティングはできません。また、「仕事理解」と言っても範囲は広い。職務、職業、職場、組織、企業、環境と様々です。(でも、あまり難しく考えず、基本的なことが理解できていれば十分に合格レベルに達します。)

CDAは自己探索に向かいましたから、この「仕事理解」は新たに取り組まなければいけないところです。

面談業務に関わっている人、関わったことが有る人は有利かもしれませんね。自己理解という内面に関わることに加え、仕事理解という外面に関わることが試験範囲に新たに加わりましたから。

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主に自己理解と仕事理解という面から相談者の問題/相談ごとを把握できたら、次は相談者のご希望に沿って、どこを目指すのか、つまり、目標づくりですね。

このへんがCDAと違ってくるところです。大きすぎる目標では二の足を踏んでしまう。上から目線では反発を受ける。クライエント心情は複雑です。

ですから、いくら外側の問題解決と言っても人間理解というか、心の中を理解するチカラ、見えないものを理解するチカラがどうしても必要になってきます。

こしたことがありますので、理屈で試験対策を考えたりすると、面接試験がかえって難しくなってしまいます。

勿論、論理的にものごとを考えることも時には必要であり、有益だと思われますが、改めてキャリコン試験に向き合ってみて、考えることよりも感じ取ることの重要性を思う次第です。

このへんの目標や方策にもっていく方法も”コツ”がありますので、理論講座/レジュメでご説明するとともに実技講座(ペアワークや1to1)で具体的にコメントさせて頂きたいと思います。

第1回目の試験ですからどんな試験になるのか、誰しも知りたいところですが、全ての受験生にとって未知数であるという事実に着目してみると、基本をしっかり押さえられるかどうか、そこが分かれ道になる様な気がします。


(ご参考)
キャリコン実践研究会『理論講座
 日時:7月23日(土)12:00~13:30
 場所:東京都新宿