キャリアコンサルタント試験や技能検定2級にチャレンジされる方は、12月の試験に向けて、準備に余念がないかと思います。

キャリコン実践研究会でも新たに第一期の対策講座日程を公開しています。理論講座はすでに終わってしまいましたが、講座の内容は「テキスト」でご確認できますので、是非、お手にとっていただければと思います。

さて、国家資格キャリコン試験の方は合格率が高いのでなんとかなると思いがちですが、油断をすると危ないですよ。合格率が高いだけに落ちたときのショックは計り知れません。

キャリア系の入り口試験として、大事な点は「柔軟性」だと思います。”ものごと”を柔軟に見ることができるか。できる方にとっては、練習の効果がすぐに現れやすく、スンナリ合格ということになることが多いようです。

ところが、こだわりが強く、ご自身の価値観が強く表に出てきて、好き嫌いが比較的はっきりしている方にとっては難しい試験になるような気がします。こうした方は相談者に対しても得意不得意が出て、面談にムラが出てきてしまいます。

対策としては、自己理解を深め、自分の準拠枠をはっきり認識し、柔軟な価値観に組み替えていくステップが必要になってきます。本来であれば、しっかりとした教育分析やカウンセリングを受けていくといいのですが、そうした時間がない場合にはカウンセリング的なこともしっかりやってくれる専門機関を受講してみるのがいいと思います。

キャリコン実践研究会でも「個別1to1」や「個別ロープレ対策」でこうした機能を設け、受講生の特徴に合ったご指導をしていますので、よろしければご検討ください。

尚、受講は是非、3~4回してください。どこの指導機関でも同じだと思いますが、1回や2回ではなかなか対策、習得とはいかないものです。(上記ロープレ講座をお受けいただくためには、理論講座かテキストのお申し込みが条件になります。)

もう一つ。再チャレンジの方で、ある項目の評価が良かったから次回も大丈夫と思うのも大変危険です。不合格だったということは、やはり力不足ということですし、返って評価が落ちるということも十分に考えられます。(これが「苦手な相談者」がいるということの帰結です。)


国家資格キャリコン試験に比べて技能検定2級は、合格率だけをとっても大変難しいと言えます。その理由は、国家資格キャリコン試験とのギャップが大きいことにあるかと思います。十分な基礎・基本を身につけないまま合格してしまうと、当然のことながら返り討ちにあってしまいます。

そこで、ああ自分は基礎力が不足しているんだと自己理解が深まればいいのですが、逆にキャリコン資格を持っているんだからと変な自信が先行してしまうと、これまた長い長いトンネルになってしまうかもしれません。

特に、キャリコン資格取得後、実務で面談のプロとなってしまうと自己流が身につきこれまた厄介なことになってしまいます。

こうした方は、「もう一度基礎・基本から学び直そう」と”柔軟”に考えられるか否かが分かれ道です。

キャリコン実践研究会の「テキスト」は基礎・基本という点で十分技能検定2級試験にも役立ちますので、テキストで基礎・基本を確認し、「技能士2級対策」をお受けいただいければと思います。