キャリアコンサルタント Days of Life

キャリコン実践研究会

2017年06月

ニュートラルゾーン

第5回試験に向けて『テキスト』の改訂は終わりましたが、まだまだ落ち着かない日々が続いています。試験から試験へ、それはまさに「トランジション」と言えるかもしれません。

受験のことを考えてみた場合、第4回で受験された方は合否によって今後の方向が変わってきます。また、新たに第5回で初受験される方にとっても、養成講座が終わり、今後のやり方次第で試験結果が変わります。

「トランジション」は、何かが終わり、ニュートラルゾーンがあって、そして何かが始まる、という3段階で構成されますが、その中でも中間の「ニュートラルゾーン」がとても重要です。

と言うのも、トランジションとは”単なる変化”ではないからです。内的な変化、そうしたものがないとトランジションとは言わないんですね。それで、内的な変化を経験するのが「ニュートラルゾーン」ということになります。

こうした点は、なんだかJCDAの「問題解決」と「自己探索」の関係にも似ていますね。内的キャリア/外的キャリアという言葉もある様に、キャリアコンサルタントにとって内的な対応は欠かせない要素です。

ニュートラルゾーンは中途半端な時期でもありますが、そうした状況の中で、自分なりに「意味」を探すことができたら、新たな学びにつながりますので、この時期を有効に使っていただければと思います。

IMG_1050
←第5回用『テキスト
 今回はJCDAとCC協議会の違いについて、記載箇所を明確にしました。




さて、国家資格キャリアコンサルタント試験が始まって1年が経ちました。この間いろいろ混乱はあったものの、一応の落ち着きを見せてきたような気がします。しかしながら、一方で不具合と思われる点もいくつか浮き彫りになってきました。

ひとつには、JCDAとキャリア・コンサルティング協議会のアプローチの違いです。違いがあることは当然ですし、「ひと」を相手にする資格の性格上、複数のアプローチが有ることは良いことだと思います。

問題は受験生を支援する側でその違いがしっかり把握されているかということです。養成段階・対策段階で、主催者側・講師側で、その違いに沿った対応が出来ていないようなお話を時々お伺いします。当会も気を引き締めていかなければいけないと思います。

また、学科試験と論述試験が同日にあり、その1~2週間後に面接試験という期間の短さも気になります。初受験の方にとっては学科と実技を併行して準備しなければならず、相当な負荷となり、面接試験への準備不足となってしまうような気がします。

以前のCDA試験では、学科試験と面接試験の間が2カ月弱ありましたので、面接試験対策もしっかりできた方が多かったようです。

以上、支援機関や準備期間を考えただけでも今の受験生は大変だと思います。それだけに、ニュートラルゾーンをしっかり活用し、自分にとっての受験の意味や合格への準備計画をこの時期にしっかり考えていただければと思います。

不合格ポイント(3)

過去のCDA試験で用いられていた「不合格者に見られる傾向」7項目の最後です。(第1回はこちら⇒『不合格ポイント(1)』)

)傾聴の技法ーいいかえ・反映(感情・意味)・質問ができていない
 まずは技法というより、「傾聴」がしっかり出来ているかということですね。次に技法です。

「いいかえ」は勘違いされている方が結構いらっしゃいますので、内容をしっかり理解してから活用してください。

「反映」は要するに「伝え返し」です。これが出来るか否かで合否が決まると言ってもいいくらいです。傾聴・信頼関係構築の中核でもありますので、正しい使い方を身に付けておく必要があります。

簡単そうで難しいのが「質問」です。本編「2)思いつくまま、脈絡なく質問をする」からもわかるように一歩間違うと不合格まっしぐらとなりますので注意してください。

)過度の緊張によって会話が成り立たない
 「過度の緊張」は不合格になるということです。

緊張しないためには、自分は何をするのか、何ができるのか、をしっかり整理しておくこと。そして、それは自分の考え・価値観で整理するのではなく、専門的な理論の裏付けがあって整理されていることがポイントです。

慣れも重要です。本番を想定した、つまり、他流試合をどれだけ積めるかですね。なかなか機会は得にくいかもしれませんが、少しでも多く経験されることをお勧めします。仲間同士だけで練習していると、本試験でのあまりにも違う雰囲気にびっくりするかもしれません。

とは言え、まずは「本試験は緊張するものだ」と受け入れることです。緊張を感じたら、ああ今自分は緊張しているんだと自己認識する。これ「自己一致」です。「緊張したらいけない」と緊張と戦うから緊張するんですね。

7)その他
 最後の項目は「その他」です。特に説明は載っていませんので、共通項目ではなく個別項目ということかと思います。自分の「くせ」と言ってもいいのかもしれません。面談としてのコミュニケーション上のくせは日頃からの振り返りによって把握できます。自己理解、自己探索が常に問われるということですね。


以上でご紹介は終了です。もっと詳しくという方は『テキスト』を参考にしてください。個別の説明は行っていませんが、背景となる理論や方法についてさまざまな角度から触れています。

本試験では、頭を空っぽにしてお話に集中してください。最初の5分は受容・共感です。信頼関係が構築できれば道は開けます。

(ご参考)
JCDA「CDA資格認定2次試験不合格者に見られる傾向」
プロフィール
キャリコン実践研究会のブログです。皆様と一緒に学びながら、気づいたことを立石が綴っていきます。
ギャラリー
  • ニュートラルゾーン
  • 第4回キャリコン試験に向けて
  • 第4回キャリコン試験に向けて
  • 自己一致
  • 「見晴らし台」にいるということ(第2回結果発表)
  • 第3回用「テキスト」(改訂版)
  • 面接の後で
  • JCDAと協議会
  • もうすぐ試験・・・
お問合せ
「お問合せ」ついては、上記リンク集から「キャリコン実践研究会お問合せ」にアクセスしてください。
QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード