いよいよ2月を迎えることとなりますが、受験準備はいかがでしょうか。

さて、いろいろな場面で論述試験の重要性をご説明してきましたが、試験を数週間後に控え、もう一度、論述試験対策について確認してみたいと思います。

1)合否は総合点で決まります!
 論述試験で貯金をすることもできるし、借金をすることにもなる、ということですね。論述試験が上手くいかず、面接試験まで尾を引いてしまったというお話を良く聞きます。心理的にも論述試験が大きく合否のカギを握っている訳です。

 第2回までの試験結果を見てみると、合格率が上がっているのは論述試験が影響しているものと思われます。論述試験が加わったことをチャンスにするか、ピンチにするか。それは論述試験に対しどんな準備をしたかにかかっていると言えます。

2)論述試験は得点源!
 過去2回の平均点は68%から72%です。つまり、多くの人が、5点程度の貯金をして、面接試験に臨んでいることになります。ここでの取りこぼしは致命的ですし、貯金が不十分だったら勿体ないですね。

 平均点がこれだけ高いということは、取り組み易い試験であるということになります。それだけに、合格者の多くが論述試験に救われている。論述試験は点数が取り易いということをもう一度認識しておいてください。

3)論述対策は十分?
 論述は大体書けそうだから大丈夫、と思っていませんか?

 70%(35点)では平均点、差はつきません。80%(40点)、いやいや90%(45点)がとれる自信がついて初めて、論述対策は大丈夫、と言えるのではないかと思います。普通だったら、70%取れるというのは自信につながりますが、70%は平均点、偏差値で言えば真ん中ということです。

 点をとり易い試験ですから、点を出来るだけ取る!ということが大原則です。1点たりともおろそかにしないでください。その強い気持ちが自分を救ってくれ、合格を引き寄せてくれます。

4)おまけ
 論述試験の満点は50点。合格点は60%の30点。満点近くをとれば面接試験の余裕は20点近いですね。

 そうすると、面接試験は40点位でOKということになります。これはとても大きいですね。所要点さえクリアしておけば良い訳ですからとても楽になります。(面接試験の準備の仕方も変わります。)


まあ欲張ってもいけませんが、論述試験で90%(45点)以上取る方は結構いらっしゃいます。受講生を見ていても、知識だけをとってみれば、そんなに大きな差は無いと思われますので、論述の「答え方」や「視点」にポイントがあるのではないかと思います。

そこで、こうした「答え方」や「視点」をベースにして、『論述講座』を用意しています。1~2点に泣かないように、キャリコン実践研究会としてもしっかり準備の場を提供したいと思います。


講座は2つあります。
A)「論述基礎講座A」
 過去問分析を中心に行います。第1回及び第2回を通じた過去問分析から見えてくるものがあります。敵を知り己を知れば百戦危うからずのことわざ通りしっかりした分析こそが、論述対策の基礎を揺るぎないものにしてくれます。
     2月12日(日)12:20~13:50(残1席)
     2月14日(火)19:00~20:30

B)「論述対策講座B」
 ここでは、過去問分析から導き出された予想問題を作成し、実践対策を中心に進めます。JCDA及び協議会の面談イメージはどこにあるのか、そこをしっかり押さえることで落ち着いて解答することが出来るようになります。また、同時に、それぞれの面談イメージを意識することで、ロープレ自体の学びにつながり、展開に自信が持てるようになります。
     2月16日(木)19:00~20:30

論述試験が不得意だと思われている方を始め、何とかなると思われている方も是非、ご受講頂ければと思います。