面談は最初の出会いが大切です。それは、物理的に出会った時から始まります。気づかないかもしれませんが、プロの面談者/キャリアコンサルタントは最初の印象でいろいろ読み取ります。

分かり易く言うと、キャリコンの面接試験がある。受験番号や名前を言って説明を受け、セッティングします。そして、「では、始めて下さい。」と言われる。

試験はここから始まります。ここからが採点対象ですね。でも、本当でしょうか?

出会いから6秒、第一印象は相手にいろいろな印象を与えます。いくら採点範囲に無いと言っても、人が評価する訳ですから、初対面の段階から無意識に影響するはずです。

キャリアコンサルタントを目指す方は、この第一印象が面接試験に少なからず影響することを認識し、重視していただければと思います。従って、日頃から自己理解に努め、自分はどんな第一印象を人に与えているのか、意識しておくといいでしょう。


「では、始めてください。」以前の場面は、ある意味で日常生活です。日常、どんな生活をしているか、人とどんな接し方をしているのか、そして、初対面の時にどの様にラポールを築こうとしているのか、それが現れます。

そうした”生活スタイル”が目指す試験の合否を決めていく部分もありますので、要注意ですね。

こうした「気づかない世界」、「見えない世界」というものがとっても大事なのではないかと私は思っています。ですが、なかなかこうした面からのご支援は難しい。それだけに、ご自身の気づきがこの試験においてはとっても大事なんですね。

講座へのお申込、お顔を拝見した時、そして、終了の時、これらは全て面接試験の予行演習です。表情、目線、会釈や挨拶、そして、お声掛けや伝え返し。職場での入退室、メールや電話でのやりとり。チェックポイントはいくらでもあります。

それだけに、日常からのチェック、自己チェックを怠らない様にしてください。この部分が改善されることによって合格率は飛躍的に向上します。