ご承知の通り、論述試験と面接試験は共に実技試験に含まれ、両者が表裏一体であることを表しています。

論述試験は「キャリアコンサルティングの基本をちゃんと理解しているか」その点が問われる試験ですね。

ですから、「相談者が相談したいことって何?」 また、「本人が気づいていない本当の問題って何?」という点に答えられなければいけません。

そして、そうした理解のもとに、次の段階として、「では、相談ごとをより良い方向へと導くために、このあたりを目指していったらどうでしょうか」という提案が求められます。

更に、「そこを目指すためには、こんな方策があるんですがどうですか?」といったことまで準備できるといいですね。キャリコン実践研究会では、試験対策としてこの段階までを視野に入れ、『レジュメ』や各種講座をご用意しています。


論述試験で基礎の理解をアピールできたら、次はその基礎通りに「面接」ができるか、ということになります。

面接と言うと、皆さんご苦労されるのが、”目標の提案”ですね。論述では解答できても、いざ面接となると上手くいかない。なぜなのでしょう?

ひとつには論述試験の準備不足。傾聴だけで15分を使い、目標・方策が出て来ません。CDA受験経験だけでキャリコン試験を受けようとする方に多いような気がします。

次に、いきなり方策の提案がが出てくるケースです。これは、目標と方策の識別が出来ていないことが原因かと思われます。目標を共有できてこそ、先に進めることになりますので、この点をしっかり整理しておいてください。

それから、目標は提案できるけど、なぞそこを目指すのかの説明が無いケースです。これは大変勿体ない。「各ステップを明確にしながら進める」のが基本ですから、お伺いしたお話を受けて、なぜここを目標にするのか、丁寧に説明を加えた方がいいと思います。

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もうひとつ忘れてはいけないこととして、紙に書くこととひとに向き合うことの違いが挙げられます。

紙に書く論述試験では、文字通り自分の見立てを文字にし、根拠を明確にして、筋の通った内容にすればいいでしょう。

ところが、面接試験では相談者に向き合わなければいけない。つまり、相談者の状態を観察しながら、相談者のペースで進めていく必要があります。

決して評価的にならず、誘導にならず、相談者への思いやりをもって接する人間力が必要になってきます。

論述試験を基礎と考え、その基礎を活かせるような「面接」を考えてみてください。そうすれば結果は自ずとついてくるのではないかと思います。